『バンブルビー』『PRINCE OF LEGEND』『移動都市/モータル・エンジン』トーホーシネマズ新宿4、1、日比谷2、『ぼくの好きな先生』K,s cinema
- Date
- 2019/04/21/Sun 17:14
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
同日鑑賞4本をできるだけ短評で。
◆『バンブルビー』トーホーシネマズ新宿4

▲顔の輪郭がアリスで中身がすずなんじゃなかろうか?
五つ星評価で【★★★長さが長すぎず絶妙】
主役の女の子が広瀬すずと広瀬アリスを足して割ったような顔。
そしてバンブルビーは黄色のコーディネートがパタリロっぽい点も含めて加藤諒に似てるかもしれない(おいおいおいおい)。
映画は普通に面白かったです。
◆『PRINCE OF LEGEND』トーホーシネマズ新宿1


▲固め過ぎたか
五つ星評価で【★★★★こんな映画が面白くてたまらない自分がとても残念だ】
CGの使用度が高く久々に2Kのデジタルモアレを何回も見た。
やっぱ本来はデジタルよりフィルムの方が画質は高いのだ、気が付くような瀬戸際の画像にそんなにお目に掛かれないだけで。というフィルム派の泣き言は置いといて、「こんなん楽しんでええんか俺」と逡巡してしまう感じで話は面白かった。王子があっちからもこっちからも出てきて渋滞するというキャッチコピーには大笑いしながら拍手を送りたい。総量増えれば増えるほど全体での価値は物余りのスダグフレーション状態で下がるものだが、そこそこの人材をトリオで色を付けて配置して、メリハリを付ける事で全体での(王子の)質の低下をさほど感じさせなかった。あまり話題のないチームの二人目三人目あたりは王子密度が希薄で、一般人とそう変わらないレベルもいたはいたと思うが、あの量出してれば、仕方ないだろう。
セレブ、ヤンキー、ダンス、生徒会、先生、不良OB等々、たった一人のヒロインを巡って、それぞれ不自然なほど関係が絡まっているのをちゃんと混乱しないようにまとめて見せている手腕を高く買いたい。
個人的にはウサギちゃんを男の子にしたようなセレブの片寄涼太より、仁義に厚そうなお人よしのヤンキー兄弟側をどちらかと言えば応援したかったかな。ただ、映画上、奇跡的なほどのバランス構築で、15人ほどの王子全員がそれぞれの争う理由に真っすぐでいて、そこに悪意がない。みな、ベースが善人であるので、気持ち良く見れた。一人くらい女を手玉に取ってソープに沈めて黒く笑うみたいな輩がいてもおかしくないのだが、まあ、高校生だしな。善悪ベースで言うと、ヒロインの白石聖の方が「悪」である。ただ、これも彼女の生い立ちがそうさせる「未熟さ」ゆえであり、それが彼女の可愛さを引き立てている。

▲白石聖
一人だけ外見がドラえもんっぽい関口メンディーを「王子」という同じ枠に入れるのは見る前も見た後も抵抗があるのに変わりはないのだが、実は映画の中であいつが一番いい奴そうなのだ。男としてはそういう奴は嫌いになれない。
男って良くも悪くもバカだから、集められて勝っても負けても笑って退く事が出来る。これ、男女逆だったら、妬みや嫉みが強くて、爽やかな話にならなかったろうと考えると、うーん、ありえないような話だけど、よく企画した。最近の少女マンガの映画化で学園の王子みたいなのが通学路を歩いていて、「キャーあの人は!」みたいな違和感はどんな映画を見ても強く感じていたのだけど、これくらい次から次へとそれをやられると麻痺してしまってどうでも良くなってしまった。
うーん、見事だった。
◆『移動都市/モータル・エンジン』トーホーシネマズ日比谷2

▲絶景。美術スタッフとか偉いわ。
五つ星評価で【★★なんじゃこりゃ】
アイデアとビジュアルは素晴らしい。
話と設定とキャラが付いてきてない。
未来少年コナンとかラピュタ的であるが、中心にいる登場人物に強い求心力がないので、見ててダレてしまう。
移動都市その物がビジュアル以上に面白味がないというのもある。他を取り込む機能とかは見せても全体の大きさや、内部的な区画の割り方、どれくらいの資源でどう動くのかなど、解剖学的に移動都市が何物であるかを見せなければ、そんな実際にない物がリアルに見える訳がないだろう。
どうせロンドンを出すのなら、パリ、ミラノ、ベルリンとか他の都市も出して争ってほしかった。
◆『ぼくの好きな先生』K,s cinema

▲波Hey!
五つ星評価で【★★野球のコーチやってて「ボークの好きな先生」だったら困ると思う】
人間として嘘がないのは気持ちいいけど、芸術家としてはぶっちゃけ過ぎじゃね。この人は芸術を操っているのではなく、芸術に操られている芸術家。最終的には出来上がりが全てだから、それも間違いではないと思うのだが、「操られている系」の人はドキュメンタリーに出ると損をする。鑑賞する人は、そこに凄く深い何かを考えながら表現してると思いたがるから。 そうじゃない場合もあるし、その場合は「神秘的」にヴェールで隠れていた方がお互いのために良い気がする。
【銭】
『バンブルビー』:額面1400円のムビチケをチケ屋で1380円でGET。
『PRINCE OF LEGEND』:額面1400円のムビチケをチケ屋で1380円でGET。
『移動都市/モータル・エンジン』:正規入場料金1800円。
『ぼくの好きな先生』:額面1300円の前売券をチケ屋で1000円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・バンブルビー@ぴあ映画生活
・PRINCE OF LEGEND@ぴあ映画生活
・移動都市/モータル・エンジン@ぴあ映画生活
・ぼくの好きな先生@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・バンブルビー@ここなつ映画レビュー
・バンブルビー@或る日の出来事
・バンブルビー@ノルウェー暮らし・イン・原宿
・バンブルビー@ノラネコの呑んで観るシネマ
・移動都市/モータル・エンジン@ここなつ映画レビュー
▼関連記事。
・トランスフォーマー関連記事リンク▼@死屍累々映画日記・第二章
◆『バンブルビー』トーホーシネマズ新宿4

▲顔の輪郭がアリスで中身がすずなんじゃなかろうか?
五つ星評価で【★★★長さが長すぎず絶妙】
主役の女の子が広瀬すずと広瀬アリスを足して割ったような顔。
そしてバンブルビーは黄色のコーディネートがパタリロっぽい点も含めて加藤諒に似てるかもしれない(おいおいおいおい)。
映画は普通に面白かったです。
◆『PRINCE OF LEGEND』トーホーシネマズ新宿1


▲固め過ぎたか
五つ星評価で【★★★★こんな映画が面白くてたまらない自分がとても残念だ】
CGの使用度が高く久々に2Kのデジタルモアレを何回も見た。
やっぱ本来はデジタルよりフィルムの方が画質は高いのだ、気が付くような瀬戸際の画像にそんなにお目に掛かれないだけで。というフィルム派の泣き言は置いといて、「こんなん楽しんでええんか俺」と逡巡してしまう感じで話は面白かった。王子があっちからもこっちからも出てきて渋滞するというキャッチコピーには大笑いしながら拍手を送りたい。総量増えれば増えるほど全体での価値は物余りのスダグフレーション状態で下がるものだが、そこそこの人材をトリオで色を付けて配置して、メリハリを付ける事で全体での(王子の)質の低下をさほど感じさせなかった。あまり話題のないチームの二人目三人目あたりは王子密度が希薄で、一般人とそう変わらないレベルもいたはいたと思うが、あの量出してれば、仕方ないだろう。
セレブ、ヤンキー、ダンス、生徒会、先生、不良OB等々、たった一人のヒロインを巡って、それぞれ不自然なほど関係が絡まっているのをちゃんと混乱しないようにまとめて見せている手腕を高く買いたい。
個人的にはウサギちゃんを男の子にしたようなセレブの片寄涼太より、仁義に厚そうなお人よしのヤンキー兄弟側をどちらかと言えば応援したかったかな。ただ、映画上、奇跡的なほどのバランス構築で、15人ほどの王子全員がそれぞれの争う理由に真っすぐでいて、そこに悪意がない。みな、ベースが善人であるので、気持ち良く見れた。一人くらい女を手玉に取ってソープに沈めて黒く笑うみたいな輩がいてもおかしくないのだが、まあ、高校生だしな。善悪ベースで言うと、ヒロインの白石聖の方が「悪」である。ただ、これも彼女の生い立ちがそうさせる「未熟さ」ゆえであり、それが彼女の可愛さを引き立てている。

▲白石聖
一人だけ外見がドラえもんっぽい関口メンディーを「王子」という同じ枠に入れるのは見る前も見た後も抵抗があるのに変わりはないのだが、実は映画の中であいつが一番いい奴そうなのだ。男としてはそういう奴は嫌いになれない。
男って良くも悪くもバカだから、集められて勝っても負けても笑って退く事が出来る。これ、男女逆だったら、妬みや嫉みが強くて、爽やかな話にならなかったろうと考えると、うーん、ありえないような話だけど、よく企画した。最近の少女マンガの映画化で学園の王子みたいなのが通学路を歩いていて、「キャーあの人は!」みたいな違和感はどんな映画を見ても強く感じていたのだけど、これくらい次から次へとそれをやられると麻痺してしまってどうでも良くなってしまった。
うーん、見事だった。
◆『移動都市/モータル・エンジン』トーホーシネマズ日比谷2

▲絶景。美術スタッフとか偉いわ。
五つ星評価で【★★なんじゃこりゃ】
アイデアとビジュアルは素晴らしい。
話と設定とキャラが付いてきてない。
未来少年コナンとかラピュタ的であるが、中心にいる登場人物に強い求心力がないので、見ててダレてしまう。
移動都市その物がビジュアル以上に面白味がないというのもある。他を取り込む機能とかは見せても全体の大きさや、内部的な区画の割り方、どれくらいの資源でどう動くのかなど、解剖学的に移動都市が何物であるかを見せなければ、そんな実際にない物がリアルに見える訳がないだろう。
どうせロンドンを出すのなら、パリ、ミラノ、ベルリンとか他の都市も出して争ってほしかった。
◆『ぼくの好きな先生』K,s cinema

▲波Hey!
五つ星評価で【★★野球のコーチやってて「ボークの好きな先生」だったら困ると思う】
人間として嘘がないのは気持ちいいけど、芸術家としてはぶっちゃけ過ぎじゃね。この人は芸術を操っているのではなく、芸術に操られている芸術家。最終的には出来上がりが全てだから、それも間違いではないと思うのだが、「操られている系」の人はドキュメンタリーに出ると損をする。鑑賞する人は、そこに凄く深い何かを考えながら表現してると思いたがるから。 そうじゃない場合もあるし、その場合は「神秘的」にヴェールで隠れていた方がお互いのために良い気がする。
【銭】
『バンブルビー』:額面1400円のムビチケをチケ屋で1380円でGET。
『PRINCE OF LEGEND』:額面1400円のムビチケをチケ屋で1380円でGET。
『移動都市/モータル・エンジン』:正規入場料金1800円。
『ぼくの好きな先生』:額面1300円の前売券をチケ屋で1000円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・バンブルビー@ぴあ映画生活
・PRINCE OF LEGEND@ぴあ映画生活
・移動都市/モータル・エンジン@ぴあ映画生活
・ぼくの好きな先生@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
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・バンブルビー@或る日の出来事
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