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『学生野郎と娘たち』神保町シアター

五つ星評価で【★★★★常に新しい中平康】
企画「恋する女優 芦川いづみ」から1プログラム。
1960年、白黒、91分、初見。
中平康監督。
教育改革を掲げ、学費を値上げする新学長と貧乏大学生のあくまで理性的な談合・争い・罵りあいなどを描く群像劇。辛口だったり悲劇を含んだりする若者の群像劇という共通点で大森一樹の『ヒポクラテスたち』を思いだしたりもした。あれは古尾谷雅人だったが、これは長門裕之、だんぜん古い。でもエンタメ度はこっちの方が高い。コアになるのはシステムと言うのは正しければいいという物ではなく、そこに優しさがないといかんという『恋妻家宮本』みたいな結論。学生たちは正しさで勝とうとしたので新学長を論破できなかったのである。芦川いづみ特集の一本だからと言う訳でもなかろうが、やっぱ彼女が一番美人で可哀想でグッと来る。


【銭】
神保町シアター一般入場料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
学生野郎と娘たち@ぴあ映画生活
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fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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