◆『ヒット・パレード』
五つ星評価で【★★★★おもろい。妙におもろい。】
1941年、白黒、111分の『教授と美女』を
1948年、カラー、113分の映画としてハワード・ホークスがセルフリメイク、初見。
百科事典作成の為にカンヅメになってる8人の博識の男達はレコードプレス機に音楽史を吹き込む音大教授みたいな設定に変わっている。それでいて、中央の筋運びが全く変わってないのは脚本や演出に腕があるとしか言いようがない。リメイク前の前作が話を綺麗に進める作品だったのに比べ、今回は最初から最後までジャズをベースにした名演の数々があちこち挿しこまれていて実に官能的な映画になっている。それにしても同じセリフで絵面がかなり違ったりするのは舞台再演みたいな面白さがある。逆にほぼほぼ同じ脚本の市川崑の『犬神家の一族』が全く違いがない方が変は変なんだよなあ。白黒からカラーになった事で凄く経年してるように見えるが7年しか違っていないので、似た役者だなあと思った教授なんかは同じ役者なのかもしれない。
主役のダニー・ケイは朴念仁の教授に見えるけど、酒場の歌姫のヴァージニア・メイヨって何かとっても芋い顔をしている。アイダホ辺りではあーゆー芋い顔が好きなんか?
【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ヒット・パレード@ぴあ映画生活
▼関連記事。
・教授と美女(リメイク前映画)@死屍累々映画日記・第二章
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