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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『悪い女はよく稼ぐ』K's cinema

◆『悪い女はよく稼ぐ』K's cinema

▲ポスター。

五つ星評価で【★★詐欺ものとしての明確さと用意周到さに欠ける】
「奇想天外映画祭アンダーグラウンドコレクション2019」を見に行った際、予告編で『夜逃げ屋本舗』『OL忠臣蔵』の職人監督・原隆仁の映画と知り、見に行った。うーん、しかし、この人は自分で脚本を書くのと書かないのとでかなり違っちゃう人なんだよなーと言うのを再認識。監督の映画ラインから詐欺に関わる蘊蓄映画っぽく見れたらいいなあと思ってたが、何だか詐欺映画の伸るか反るか感が低い。
ルー大柴に絡む冒頭、長谷直美と熊切あさ美のコンタクトとしてはいいが、長谷直美がルー大柴からどう金を切り取ろうとしているかが分かりづらい。そもそも、ルー大柴が浮気性だからと言ってホイホイお金を騙し取って良いとするのは観客の倫理観に反する。主人公が悪漢であるにしても、映画の中では正義を貫いた上での悪漢である事が望ましい。そういう意味で竜雷太に対して仕掛ける詐欺も倫理ライン的に気持ち良く見れない。これ、人の良心に付け込んだ悪意の高い犯罪にすぎない。しかも、この事案が「私たちがこう言ってるから真実です」という薄っぺらい計画でしかなく、依頼者が裏取り捜査したら簡単にバレてしまうの見え見えである。それじゃあかんやろ。
この竜雷太に対する詐欺が失敗した事から、対立するヤクザに対しての詐欺を行う流れは良いのだが、詐欺の内容が大掛かりとは言え、これも「成功するのは引っかかる方の程度が低いから」という風にしか見えず、ドキドキできなかった。

日本映画らしからぬカラっとした明るいライティングは褒めたい。
「Bad Woman Good Job」と英題が入るタイミングも良かった。後はお話だよな、やっぱ。


【銭】
当日料金1800円。うん、惜しい。惜しいぞ。でも終映間近だったからチケ屋で前売券見つけられなかったのだ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
悪い女はよく稼ぐ@ぴあ映画生活
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