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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ねことじいちゃん』『プリズマ☆ファンタズム』『怪談一つ目地蔵』『笛吹童子 第一部』

同日鑑賞縛りで4本まとめてレビュー。

◆『ねことじいちゃん』下高井戸シネマ

▲ポスター。「いつだって、人生はこれから。」とコピーが書いてある右の写真、田中裕子は故人の役である。あと写真下の方にいる女性も映画内で死を迎える。、

五つ星評価で【★★★猫好きに対してこれでもかこれでもかと渾身の脳殺画像、悩殺映像を贈り出してくる、私は人間好きなので柴咲さんに悩殺されたかったが、そういう映画ではなかった。一応最後まで見れるんだけど、やはり山場がないんだよ】
猫が自然体すぎるのが凄い。ちなみに爺さんも自然体である、多分。
爺さんと婆さんのというより、主人公の立川志の輔の猫への会話が民話を喋るペースで遅い。ちょっとその遅さに飽きなくもない。しかし志の輔って落語聞いた事がないのだが、人間的な面白味(落語でいうところの「フラ」って奴)がなくて、演技としてはいいのかもしれないけど演芸する人としてそれで大丈夫? この志の輔演じる主人公が元校長で70歳、何だか『長いお別れ』とシンクロしないでもないが、田舎にいる人はボケないで、いきなり死ぬみたいだ。まあ猫が山ほどいるからアニマルセラピーになってるのかもしれない。

それにしても題名通りの映画で、それ以上でもそれ以下でもない。
あとは離れ島だからなのかドクターコトー、もとい、カンゾー先生Jr.がいたり、深夜食堂の店主がいたり、鎌を操るバトルロワイアルの卒業生がいたりで、ちょっとあがった。残念なのはせっかく、プロムみたいなダンスのシーンがあるのに、上から豚の血の雨を降らせるみたいなイベントがなかった事だ。鎌はその血を集める為にこそあるのに。ちなみに『バトル・ロワイアル』で柴咲コウが演じたのは光子、この映画の中で島に来たカフェ経営者は美智子、偽装じゃね?


◆『プリズマ☆ファンタズム』EJアニメシアター新宿

▲かの牧師。

五つ星評価で【★アウェーすぎて分からんかった】
いやあもうちょっとどうにかなると思ったんだが、てんでアウェーだった。赤毛の主人公に話しかける時に「少年よ」と宝島のジョン・シルバーみたいな口調で語る牧師のキャラが何故かラーメン屋になっていて、激辛ラーメンで各キャラを粉砕してた。あっ、やっぱそういう人だったのね。


◆『怪談一つ目地蔵』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★沼に一つポツーンと立ってるお地蔵さんのビジュアルが怖い】
企画「添えもの映画百花繚乱」から2本で1プログラム。
1959年、白黒、66分、初見。
悪い事をやった悪辣な武士が、斬り殺した幽霊に呪い殺される四谷怪談の亜流。
水芸の看板芸人千原しのぶは小屋に通う若山富三郎にゾッコンだが、金の切れ目と顔に傷がある事を見とがめられ、捨てられ、斬り殺される。若山富三郎には街中で浪人から助け出した花園ひろみのお嬢様がいて、これがお岩様ヨロシク千原しのぶの姿が被って斬り殺されてしまうのである。
何一つお地蔵さんに救いの力がないのが罰当たりで東映的と言えば東映的か。


◆『笛吹童子 第一部 どくろの旗』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★ラストがいきなりすぎて面食らう】
企画「添えもの映画百花繚乱」から2本で1プログラム。
1954年、白黒、46分、初見。
戦国の世、野武士に取られた城を奪還しようとする兄弟。野武士は城の真の持ち主の証を兄弟から奪おうとする。野武士甘い。そんなん実行支配で百姓たちを思い知らせればいいんだ。海が大荒れになるシーンの波の描写や暴風雨、雷の発雷など特撮多し。野武士の首領は旧領主の重鎮の娘と、その娘を守ろうとした若武者を公開処刑しようとする。
「わははははははははは」
大暴風雨とともに現れる大友柳太郎、何の解説もなく、そこで終わりになるのが唖然である(TVラジオドラマの映画化だから観客は笑ってるのが誰なのかをみんな知っているのだろうけど)。


【銭】
『ねことじいちゃん』:コメント欄に闖入する先輩から貰った下高井戸シネマの招待券で無料入場。ありがとうございました。
『プリズマ☆ファンタズム』:テアトル会員割引で1300円。というものの60分の中編をお客が入るからと言って1800円の正規料金取って興行するってのはちょっとアコギじゃないだろうか。
『怪談一つ目地蔵』&『笛吹童子 第一部』:特集特別料金1500円だが3回券を3600円で購入(その2回目の使用)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ねことじいちゃん@ぴあ映画生活
Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム@ぴあ映画生活
怪談 一つ目地蔵@ぴあ映画生活
新諸国物語 笛吹童子 第一部 どくろの旗@ぴあ映画生活
▼関連記事。
・笛吹童子 第一部@死屍累々映画日記・第二章
笛吹童子 第二部・第三部@死屍累々映画日記・第二章
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コメント

笛吹童子

>TVドラマの映画化
1954年って昭和29年だよね。
この頃に笛吹童子はTVドラマになってたの?

こういう事には喰い付きが良いわちき。

でも笛吹童子は三部作だから楽だよ。
同年製作の八犬伝は五部作だから、一本欠けたままなのよ。
もうスクリーンでの鑑賞は諦めています。
ばかで〜す。

  • 2019/06/28(金) 18:22:34 |
  • URL |
  • ちん入者 #-
  • [ 編集 ]

Re: 笛吹童子

こんちは、先輩。

> >TVドラマの映画化
> 1954年って昭和29年だよね。
> この頃に笛吹童子はTVドラマになってたの?

よく目を凝らせばニンベンの奥にうっすら、、、、、、ラジオドラマでした。

  • 2019/06/28(金) 23:43:16 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

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