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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『木枯し紋次郎・関わりござんせん』神保町シアター

◆『木枯し紋次郎・関わりござんせん』神保町シアター
五つ星評価で【★★★ムチャクチャ迫っては来ないが、ちょっと向こうに控えてるみたいな感じの映画】
企画「市原悦子と樹木希林」から1プログラム。
1972年、カラー、90分、初見。
中島貞夫監督、映画シリーズの二作目。一作目は未鑑賞。
「木枯らし紋次郎」と言えば市川崑のTV版の印象が強いので、どうしても後発作品はバッタもんくさくなる。とは言え、TV放映が小学生の頃だったので、番組を通して見た事はない。あくまでイメージが付きまとってるだけである。菅原文太の紋次郎も見てみるとそんなにおかしくない。けど、文太の皺が渡世との関連を極力シャットアウトしてる中村敦夫より、より人間味が深く見えてしまうのは誤算と言えば誤算なのかもしれない。
TVの紋次郎は上條恒彦の主題歌と格調高いナレーションが特徴だったが、TV放映を引き継いでいないので、それはない。それがやはり物凄く寂しい。そして、きちんと東映の任侠映画に落とし込んである。紋次郎は極力、人との接触は避けるが、不人情ではない。TV版と劇場版でそれぞれ人情に押し流されるし、それぞれが独自の自分視点での正義を持っているように感じられる。中村敦夫の方が世捨て人風で、人と同じ道を歩く事を避ける。菅原文太の方が自分が好き勝手に振る舞うためにも世間の持つ正義に対しては遵守するモラリストである。人と同じ道を歩く事を避けるというより、人が同じ道をたまたま歩かない。
どうしても中村敦夫びいきになってしまうが、こちらを最初に見ていたら、こちらが正だっただろう。別に悪い映画ではない。


【銭】
神保町シアター一般入場料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
木枯し紋次郎・関わりござんせん@ぴあ映画生活
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