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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』ラピュタ阿佐ヶ谷

◆『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★★偉大なる見世物興行】
企画「驚異のドキュメント 中島貞夫ニッポンをえぐる」から1プログラム。
1969年、カラー、93分、初見。
中島貞夫が東映で手掛けたエログロドキュメントを連続上映する企画、レアなことやるよなあ。シンナー喫ったり学生活動で角棒持ったりする若者、個人特定できまくり。まあ、個人特定されちゃまずい事をやる方が悪いという考え方で、それは間違えてないと思う。その分、SEX関係は違法ではないけど個人特定されるのはちとどうかって事で被写体が分かりづらい撮り方をしてる物もある。あ、でも、風俗で女を買いに来た客とかは堂々映っているか。カメラに話しかけたりこそしないがカメラ目線である。女遊びが勲章だった時代だからかもしれない。なんつーか、流石東映。東映は原則原理から買っちゃう方の味方の会社だからこれでいいだろう。
昔の新宿とか銀座とか見てるだけで楽しい。まだスタジオアルタはないし、三井住友銀行は三井と太陽神戸抜きで住友銀行だよ。
カラーとは言うものの、一般映画のように野外でライティングを集められる訳もなく、かなり白黒寄りの汚いリアルなカラー。それも又、東映らしい。劇映画だと、もっと明度が高いし、派手派手な色が溢れてると思う(だからこそ女囚さそりの白スーツが映えたりする)。題材も込みで、何か切り取る映像が寺山修司っぽい。寺山がナンボじゃ。俺は状況劇場で行く。とは言ってないだろうが、唐十郎の出番は多い。そして、ハプニングを演出して「俺たちは町と寝るんだ」と大声で言ってる0次元集団という目立ちたがり屋が今の目で見るとかなり恥ずかしい。こういうバカがいたのを残しておくのは大事。
美容整形手術や刺青の彫りを映像にちゃんと残してるもかなり貴重じゃないか?
活動屋の中島貞夫が興味津々なのか、ブルーフィルムの撮影現場までロングで撮ってる。題材広いのう。ブルーフィルムは8ミリで撮影するとナレーターが言ってる。ググって見ると8ミリって1ロール3分くらいなのか。3分単位に濡れ場撮るとか大変だな。フィルムの静止画カメラと大して変わらないくらいコンパクトなので機動性は抜群、それが裏物撮る人達のロケ心をくすぐるのかもしれない。無人島での撮影だった。ちなみにナレーターは西村晃。西村晃の声は真面目な事を言いつつ、裏で飲んだくれてそうな、インチキ感があって良い。

一番受けたのがK氏。「さげずまれたい」という欲望を満たす為に、床になりきり、バシバシ踏まれ、シンクの汚水をぶちまけられたりする。興奮を得るプロセスがあまりに凡人と違っていてギャグにしか見えなくて、笑ってしまった。極限まで振りきるって凄い。


【銭】
企画料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
にっぽん69 セックス猟奇地帯@ぴあ映画生活
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