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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『リュミエール!』早稲田松竹

名画座企画「早稲田松竹クラシックス vol.153」。

◆『リュミエール!』早稲田松竹

▲どーん、みたいな、でも特別なオチはない。

五つ星評価で【★★★いい記録だけど娯楽とは思わへん】
2016年、白黒(手彩色によるパートカラーあり)、90分、初見。
業績的に凄いのは分かるが百枚の絵葉書を見せられてるみたいなものだから解説が真面目なのはキツい。「解説素晴らしいですね」みたいな褒め感想も目にして、それはそれで正しいのだが、それって鑑賞目線が美術館寄りだと思うのよ。その当時の観客の度肝を抜いたりした今で言う興行師の側面が強いリュミエール兄弟の映画なら、解説自体にもっと笑いを盛り込んでも、本来の意図から外れないのではないか。
どの作品も構図が考え抜かれている。白黒二色なのにその配色のバランスが素晴らしい。そんな物はパッとカメラ持っていって、その場ですぐ自然には撮れない(と言うのが大半の筈である)。そういう意味では景色を撮ったドキュメンタリー扱いされる気もするが、決してそういう自然な映像ではなく、かなり意図的に演出の入ったドラマ的な作品群である。ただ、残念な事にストーリーや落ちはない。それはメリエスを待つしかない。
今回、4Kデジタル修復が施されており、いちいちモノクロのハーフトーンとかが素晴らしく綺麗に出ている。世界最初の映画の数々なのだからもっとピンボケとかあってもよさそうなのに、凄くカッチリ撮られている。そこは逆に興行師としてのリュミエールより、技術者としてのリュミエールが出たのかもしれない。

ピラミッドとスフィンクスとか出てきて驚くのだが、作品的には子供が出てきた時の面白さには勝てないのは昔も今も同じ。

▲ピラミッドはこれに負ける

昔からある奴だけど、壊れる壁が逆回転で治ってく映像はええわ。

タイトルの「!」はとても大事。実例を上げるなら『太宰治』と『太宰治!』では同じようで大違いっしょ。

映画監督の城定秀夫監督のツイッターでの呟きに非公式RTで余計なクソリプをしてる(↓)。ほんとうにもう俺って奴は!

【くそりぷ】炭焼きは多分隅で焼く RT @jojohideo1975: 別に炭焼きの作業見るだけでも面白いんですよ。リュミエール兄弟が発明した映画ってもともとそういうもんだったし。


【銭】
レイト一本立て特別料金1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
リュミエール!@ぴあ映画生活
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