fc2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『アイネクライネナハトムジーク』トーホーシネマズ日比谷13

◆『アイネクライネナハトムジーク』トーホーシネマズ日比谷13

▲二人とも凄く安そうなスーツに見えるのが衣装の「腕」。

五つ星評価で【★★★★多部未華子無双】
まず二部制の群像劇だけど、一部と二部のキャラの繋がり具合の面白さや、キャラが普通かつ平凡なのが逆に良い。一人一人に対して深く描かれないのだけど、平凡である事によって、身近な人物として補完されて見れてしまうのかもしれない。

特に、今更そんなこと言われても感は本人凄くあるだろうけど、多部未華子お嫁さんにしたい女優ベストワンすぎる。だってごくごく普通のお嬢さんのいい所だけ集めて作ってる感じがする。そして万能(いや、万能でなくてもいいのだけど)。割とちゃんとコミュニケーション取れるけれど怒りそうにない。これはダメンズにボロボロにされるタイプだ。でも、可愛い。この人は幾つになっても変わらないなー。顔の造形的にけっこうゴツイのだけど、受けが柔らかいので、そういう風に感じさせないのが、この人の持ち味。まあでも、この映画に出ている女優は全て良いので、監督はきっと女好きだと思う。
この多部未華子と一緒に物語の中核に鎮座するのが三浦春馬。三浦春馬は勿論若いんだけど、10年の月日を映画の中で過ごしてちょっとくたびれた感じになっても、青春の青臭さが抜けない感じが見事だった。彼が最初から未完成で、最後のシーンでもちょっとだけ成長したけど、まだまだ未完成でノビシロがありそうなところが三浦春馬の良さだと思う。
愚者だけど愚者なりに完成した人物として出てきたのが矢本悠馬。こういう癖のある小さい役をやらすと外さない。馬鹿なようで馬鹿、でも、愛される馬鹿というのは美味しい役。
垣松祐里がちゃんと普通にJKしてて『サクラダリセット』の野獣みたいな役じゃなかったので安心した。
サンドイッチマンおいしいチョイ役。この使い方はアンパンマンのダダンダン(バイキンマンが作るロボット)の声とかと同じくらいのちょうどいいどうでもいい役。
柳憂怜なんて出てたか。あー、あの歯車の父ちゃんか。
濱田マリは多分、あの世界の中で口喧嘩させたら最強。

あと原田泰造に「しょんぼり」という役を宛てたのは意外で良かった。


【銭】
2019.9.25から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その2本目
(『プライベート・ウォー』見ようと思って弾かれて19時代に見れる作品がなく、2時間待ってレイト。相変わらず制度が変わってから、全然フリーパスじゃないぜ)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
アイネクライネナハトムジーク@ぴあ映画生活
スポンサーサイト



ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

コメント

逆ギレ?

>相変わらず制度が変わってから、全然フリーパスじゃないぜ。
そりゃぁ、向うも商売なんだし、有料入場者を優先するでしょ。
わちきは9月11日から開始して、弾かれたのは、新宿の「アス」のみ。
6割ぐらい埋まったら、もう駄目みたいだね。
まぁその日はスカスカの日比谷で観たけどね。
ちなみに「プライベート・ウォー」は26日14時台でほぼ
満席でしたから、早めに取らないとどの回でも弾かれると思います。
わちきは日比谷でスカスカの「アナベル」を観る前に席を取ったのよ。(5時間前か、馬鹿ですねぇ)
金はないが、時間だけはある、(ちんちんがはるか前に)終わった人より。

  • 2019/09/27(金) 20:20:21 |
  • URL |
  • 粕人間 #-
  • [ 編集 ]

Re: 逆ギレ?

こんちは、先輩。

まあ、もちろん有料入場者を優先するのは当然ですが、ガラガラでもけっこう断られています。それはどれくらいキャパが埋まったら断るという方法ではなく、無料入場者枠がおそらく劇場キャパごとに決まっていて、それを超えたら断るからだと思います。今日も「あと一人だから急いで取りますね」と言われたし。何となく肌感覚では一劇場5人くらいだと思う。で、フリーパスは三日前からチケット予約が撮れる6ポイント無料入場者に負ける。その日の朝から取れる言われてもそんなんサラリーマンは時間を自由に使えん。日比谷や新宿辺りだと最終週一日一回の上映だと朝の時点でもう枠がない事も多い。なので、かなり時間を自由に使えるという条件をクリアしないと、やっぱり全然フリーパスじゃないんですよ。今日も半分以上席が空いてる映画を見れなかったし。

あとは、無料入場者が集中しづらい郊外館を集中して回るという手もあるけど、割と電車賃がかかったりする。帯びに短し襷に長し。

  • 2019/09/28(土) 00:32:15 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

お嫁さんにしたい

ふじきさん☆
女性の私から見てもお嫁さんにしたいナンバーワンでしょう!?と思いましたよ☆
三浦春馬のノビシロ感も同感です。
サンドイッチマン本当に良かったデス。どの人物もベストキャラでしたね。

  • 2019/09/30(月) 00:38:41 |
  • URL |
  • ノルウェーまだ~む #RQgqNaj.
  • [ 編集 ]

Re: お嫁さんにしたい

こんちは、まだむさん。

> 女性の私から見てもお嫁さんにしたいナンバーワンでしょう!?と思いましたよ☆

家庭用お手伝いロボットの開発者はこんなんを一家に一台置けるように頑張ってほしいです。

  • 2019/10/01(火) 00:13:26 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

多部ちゃんだけは待っててくれると思ったのに。

  • 2019/10/06(日) 18:12:47 |
  • URL |
  • ノラネコ #xHucOE.I
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんちは、ノラネコさん。

> 多部ちゃんだけは待っててくれると思ったのに。

失礼ながらUQ三姉妹の中で一番最初に片付くのが多部ちゃんだとは思ってなかった(芸も一番本格的だし)。

  • 2019/10/06(日) 23:28:20 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://fjk78dead.blog.fc2.com/tb.php/5791-e0dd0257
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『アイネクライネナハトムジーク』 2019年日本

   "アイネクライネナハトムジーク" [アイネクライネナハトムジーク] 先日、嫁さんがDVDをレンタルしていた『アイネクライネナハトムジーク』を観ました。 -----story------------- ベストセラー作家「伊坂幸太郎」の同名連作短編集を『愛がなんだ』の「今泉力哉」監督で映画化した恋愛群像劇。 偶然の出会いから始まった一組の男女の10年越しの恋の物語を軸に、様々な出会いを...

  • 2021/02/26(金)22:04:36 |
  • じゅうのblog

映画『アイネクライネナハトムジーク』★運命の出逢いのボディブローが効く!(^^)/

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175529/ ↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。 ・原作: 伊坂幸太郎☆ ・佐藤: 三浦春馬☆ ・紗季: 多部未華子☆ “出逢い“を待つ青年が、運命の女と出逢ったー という話では、なくはないけれど のみならず 色々な人との“出逢いの糸“が、 面白いように、からみあってくれて 繰り返しのエピソードに...

  • 2019/10/11(金)22:09:08 |
  • yutake☆イヴの《映画★一期一会》

ショートレビュー「アイネクライネナハトムジーク・・・・・評価額1650円」

祝・多部未華子、貫地谷しほり御結婚! おめでたい話題がなかったとしても、胸踊るステキな映画だ。 70億の人間が暮らすこの惑星で、今日も無数の出会いが生まれている。 「出会ったのが、他の誰でもなく、この人でよかった」という、人生の幸せはいつ決まるのか。 早々に答えを出す人もいれば、長い間一緒にいるうちに、幸せが何なのかよく分からなくなってしまった人も、そもそもまだ人生を決める出会いがどんなも...

  • 2019/10/06(日)18:02:42 |
  • ノラネコの呑んで観るシネマ

『アイネクライネナハトムジーク』 2019年9月4日 ユーロライブ

『アイネクライネナハトムジーク』 を試写会で鑑賞しました。 この映画は好きだ! 【ストーリー】  マーケティングリサーチ会社で働く佐藤(三浦春馬)は、劇的な出会いをひたすら待っている。ある日、仙台駅前で街頭アンケートを取っていると、多くの人が立ち止まってくれない中で1人の女性(多部未華子)が快く応じてくれた。佐藤は、親友の「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ...

  • 2019/10/01(火)23:54:50 |
  • 気ままな映画生活 -適当なコメントですが、よければどうぞ!-

映画・アイネクライネナハトムジーク

2019年 【TOHOシネマズ名古屋ベイシティ】   原作 伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」   時を超えて気づく出会いよりも大切なこと 思いがけない絆が巡りめぐって奇跡のような瞬間を呼び起こす10年越しの恋の物語   主人公の佐藤(三浦春馬)は、劇的な出会いこそが恋愛に繋がると考えている青年 大学時代からの友人・織田(矢本悠馬)は自...

  • 2019/09/30(月)07:57:42 |
  • 読書三昧の日々

アイネクライネナハトムジーク

宮城県仙台市。 駅前の大型ビジョンには、日本人初となる世界ヘビー級王座を賭けたタイトルマッチが映し出されている。 街頭アンケートに立つ会社員の男・佐藤の耳に、ギターの弾き語りが響く。 歌に聴き入っていた女性・紗季に声をかけると、快くアンケートに答えてくれた…。 ラブ・ストーリー。 ≪あの時、あの場所で出会ったのが君で 本当に良かった。≫

  • 2019/09/27(金)09:13:12 |
  • 象のロケット