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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『その夜の冒険』『超高層のあけぼの』シネマヴェーラ渋谷

特集企画「映画俳優 池辺良」から2プログラム。

◆『その夜の冒険』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★まったり】
1948年の白黒映画、66分、初見。
今回の特集企画の中で池辺良のもっとも若い頃の作品。終戦後3年、タイトルは横書きで左から右だが、配給のテロップは右から左の戦前仕様である。池部良は良くも悪くも落ち着いた30代以降のイメージが強いので新婚旅行でチュッチュする若者は池辺良らしくない。軽い役は少なくないが、個人的にはあまり浮いたイメージがない朴念仁だ。「ラブコメミステリー」なんて軟派なものに池辺良が出るかねえ。いやまあ、割とオールマイティーだけど。

キッチリした正義感の強い新聞記者役で、新婚旅行なのに密室状態のフェリーでの宝石盗難事件を追ってしまう。と言うか、犯人扱いされたりする。奥さんは結婚式の披露宴で日本髷を式場に置いて手術に向かってしまう。ドクターXかよ!

監督は『大魔神』の安田公義。
割と棒読みの役者がいたりするので、昔の方が役者スキルって低かったんじゃないか。


◆『超高層のあけぼの』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★伊福部!】
1969年のカラー映画、160分(二部構成)、初見。
二部構成だが今回のヴェーラでは休憩を挟まずに一挙上映。

今回の特集企画の中でかなり後期の作品。池辺良の役は現場でもっとも偉い人。貫禄充分である。
国内初の超高層ビルである霞ヶ関ビルの建築を描くドラマ。実は建築現場にそうそうトラマチックな話題がなかったのか、延々と工事現場に伊福部昭の壮大な楽曲が流れるだけみたいな不思議な絵作りが行われた。別にセリフがなくても、ただでかい物が組み立てて作られる様その物がドラマチック的ではある。でかい物に伊福部昭の楽曲はよく似合う。
話の前段、回想シーンに出てくる「関東大震災」の被災とそこでの人々の祈りとかも、かなり『ゴジラ』にリンクしたりする(曲は似てるが、その物ズバリの特撮曲はなかった)。

池部良以外で目立つのが田村正和。
妙に目黒祐樹っぽい。甘いマスクで重機を操るクレーン野郎。
恋人はブスっぽい。


【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
その夜の冒険@ぴあ映画生活
超高層のあけぼの@ぴあ映画生活
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