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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『少年猿飛佐助』『わんわん忠臣蔵』ユジク阿佐ヶ谷

特集企画「東映動画まつり2020」から2プログラム。
企画6本の中から見てない奴をと2本選んだんだけど、『わんわん忠臣蔵』は2回目なのを見出してから気が付いた。

◆『少年猿飛佐助』『わんわん忠臣蔵』ユジク阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★,★★これは実は映画が古いからかしら。楽しみづらかった】
『少年猿飛佐助』:1959年のカラー映画、83分、初見。
『わんわん忠臣蔵』:1963年のカラー映画、82分、2回目。
日本初のカラー長編アニメ『白蛇伝』が作られたのが1958年、どちらも長編アニメ黎明期の作品と言っていいだろう。それだからなのか、何だか短編みたいな話ではないだろうか。
それぞれのプロットを単純に書くと、
『少年猿飛佐助』は、
①佐助が敵によって痛い目に会う。
②修行する。
③佐助が真田幸村と一緒に敵を懲らしめる。
『わんわん忠臣蔵』は、
①犬のロックが敵によって母を殺される。
②森から都会に逃げたロックが敵の罠にかかる。
③ロックが仲間とともに敵を懲らしめる。

紆余曲折なく単純。ドラマで見せるより、絵の華麗さや動きで見せようという意識に溢れているように見える。
『少年猿飛佐助』の見せ場は③での敵との忍術合戦である。ここで敵も佐助も武器での攻防や気象を扱う忍術を使用する。アニメで描かれる強風や大水。こんな表現はそれまでに無かったであろう。前衛的だったり実験的だったりする。ただ、今の目線で見るとそんなに目新しくないので、戦いが延々と行われていると退屈してしまう。でも、この頃のアニメーターはこれを描きたかったのではないか。これがアニメだ。絵で見せるのがアニメだ、みたいな。『わんわん忠臣蔵』の見せ場は③でのスラップスティックな敵との追いかけ合戦、ここも長目。確かに、それは贅沢なアニメ表現なのだが、チャップリンやキートンでも筋がなく、ただ30分逃げるような映画があったら間延びするだろう。ここもやはり間延びする。でも、きっとこの時はこれが正しいと信じて撮ったのだろう。いやいや、みんなそんなにけなしたりしてないから、私自身かポンコツでちょっとした冗長さに耐えられないだけなのかもしれない。爺になるってイヤだね。すまん。

PS 
『少年猿飛佐助』
・主人公と姉、と言うか善玉系の顔がインドネシアっぽい(影絵っぽいのかな)。
・今なら『少女猿飛佐助』でリメイクだ。
・山賊の中の凸凹コンビがドロンジョのいないボヤッキー、トンヅラっぽい。
・山賊は生活や贅沢な生活のための乱暴狼藉だろうが、夜叉姫には悪事の目的がない。なので、とても怖い。夜叉姫の声は赤木春恵。
・真田幸村の声は中村嘉葎雄。読めるけど書き取らせたら絶対書けない中村嘉葎雄。

『わんわん忠臣蔵』
・意外と血なまぐさい。
・犬が歩いて音楽が付くだけで『ワンサくん』っぽい。
・主人公犬の名前は「ロック」らしいのだが、「ドック」に聞こえておいおいと思ってしまう。
・犬は徒党を組むけど猫は集まってるだけだから『にゃんにゃん忠臣蔵』はなさげ。
「おのおのどの討ち入りでござる」
「にゃあ」
「にゃあ」
三時間後
「おのおのどの討ち入りでござる」
「にゃあ」
「にゃあ」

【銭】
番組料金一本1500円だがユジクの曜日サービスデー(木曜)に見たので一本1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
少年猿飛佐助〈デジタルリマスター版〉@ぴあ映画生活
わんわん忠臣蔵@ぴあ映画生活
▼関連記事。
わんわん忠臣蔵(一回目)@死屍累々映画日記・第二章
・わんわん忠臣蔵(二回目)@死屍累々映画日記・第二章

PS 同じ下りでつまづいて二日間足止めしてしまった。文豪かよ俺。
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