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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『魔界転生』神保町シアター

企画「源氏鶏太と大衆小説の愉しみ」から1プログラム。

◆『魔界転生』神保町シアター
五つ星評価で【★★★久しぶりに見たらこんなカルトだったか】
1981年、カラー、122分、3回目か4回目。深作版。
冒頭島原の乱で大殺戮に会った死体の生々しいディテールが素晴らしい。
今見るとチャチい東映特撮のビデオ合成の蛍光色と和奏なアクション音楽が二度と再現できないような絶妙にチープな味わい。縁日の夜店感覚みたいな。絶妙な音楽と役者の好演で気付かなかったが、擬闘シーンは割と普通、間合も狭い。

天草四郎は十五の少年だから本当はジュリーではないんだろうけど、まあ、それはそれで通用させてしまうという強引に強いキャスティング。ジュリーの声の常に満足してないような響きが若者特有を匂わせるのかもしれない。
千葉真一が熟れてて熟れてて。成田三樹夫もよう熟れて、出来上がってる感がある。
若山富三郎の狐憑きを加えてるという独特な演技の解釈も違和感が感じられないのがごった煮で凄い。
室田日出夫の登場シーンが常に女性の悲鳴に彩られてるのもステキ。
真田広之はジュリーにキスされながらロリに走るみたいな報われない性癖であった(そんな言い方ないやろ)。
佳邦明子の「燃える燃えるおほほほほ」だけ百回くらいリピートしたい。

全体の構成は堂々と間違えていて、魔人リクルートが五人も続くので長く、魔人側の悪巧みは短く、いきなり剣豪同士の剣劇クライマックスに雪崩れ込んでしまう。でも、そんなイビツな構成なのに、決してつまらなくはないし、ガンガン面白いのが深作なんだなあ。


【銭】
神保町シアター一般入場料金各1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
魔界転生〈1981年〉@ぴあ映画生活
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