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『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』ギンレイホール

◆『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』ギンレイホール

▲オスカー・アイザック(右上・男)、人生で問題があったら、とりあえず酒かドラッグに溺れて町中で叫んでいそう。素面でいるとか、静かに落ち込んでるとかの選択肢がない感じ。

五つ星評価で【★★打たれど響かず】
バシンと響かなかった。
一つの事件に二つの家族の物語。
但し、この家族が事件の背後にいると言うだけで、積極的に綱がっていかない。積極的に繋がっていって、ああ、実はこの出来事がここにこの結果を産んで、実はこれこれこうで、全ピース綺麗に完成しました、という構造ではない。そういう構造が映画的と思っていたので、密接にリンクしようとせず「でも、そこやかしこに愛はあったのです」という作りは私には響かなかった。群像劇ではあるけれど、その群像が特に同じ方向を向いていない。だから、とても普通である。映画の登場人物もずば抜けた感じの人はいない。特別な状態でない日常だからこそ、それが「愛」を語るのにふさわしい、という考え方もあるだろうが、私は映画ではできれば「よくある日常」を描くよりは「ちょっと行き過ぎかもしれない非日常」を描いてほしいし、見たいのだ。そういう意味では事故を起こし、それを認められない旦那とかの話はドラマチック、それ以外は割とぼんやりという印象。

極論を言ってしまえば「アレハンドロ・ホドロフスキーのライフ・イットセルフ」だったら見たいわ。そら、極論だわ。


【銭】
ギンレイホール会員証で入館。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ライフ・イットセルフ 未来に続く物語@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ライフ・イットセルフ 未来に続く物語@ここなつ映画レビュー
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「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」

2020年の一番最初に観た作品が本作である。例年だと年頭に観る作品は非常に重要で、あれやこれや吟味しながらチョイスするのであるが、今年は最後のTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポートを昨年末ギリギリにゲットした為、ともかく時間と場所が合うものでバシバシと観て行くしか仕方がない。と、こういう書き方になってしまっていることについて、では本作が年頭一番最初に観るのに不本意であったのか?と問われると...

コメント

非公開コメント

そりゃ極論だ

こんにちは。
>極論を言ってしまえば「アレハンドロ・ホドロフスキーのライフ・イットセルフ」だったら見たいわ
そりゃ極論だし、なんか濃そう…

Re: そりゃ極論だ

こんちは、ここなつさん。

> >極論を言ってしまえば「アレハンドロ・ホドロフスキーのライフ・イットセルフ」だったら見たいわ
> そりゃ極論だし、なんか濃そう…

濃いでしょうねえ。「初期デビッド・リンチのライフ・イットセルフ」でもOKすよ。
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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