
▲かっけーけど1ミリも内容が伝わって来ないチラシ。
五つ星評価で【★★★★娯楽やないけ】
バカみたいにただ娯楽。あーもーこーゆんは気楽でいい。敬意を払わなければいけなかったり、立派だったり、ちゃんとしてたり、とかよりは、身体や脳が疲れきってる時は、単に面白いだけで、他はどうでもいい。そんな強烈に面白くてどうでもいい映画が見たい時がある。それに適ってる作品。
「盗む」が悪くてもルパン三世が面白いように、「騙す」が悪くてもコンフィデンスマンJPが面白いと言う構造は偉い。「盗む」より「騙す」の方がタブー意識が強いと思うのだけど、主人公達の「騙し」はもうすっかり罪に問うみたいな次元を感じられなくなっているのが凄い。
柴田恭兵は「あぶない刑事」のユージの人生の延長にはとても見えない(いや、見えないのが正解なのだけど)。シンガポールで50年くらい戦っていたんだろうみたいな、とても人生が詰まったいい顔立ちだった。
狂犬のようでいながら、ちょっと可愛げのある江口洋介も良い。この人の凶悪な顔立ちにも関わらず、おトンマにいつも騙されてしまう所にコンフィデンスマンJPのバランスがかかっている。片足シリアスに突っ込んでる銭形警部みたい。
あと、シレっと富豪の我儘長女を演じてるビビアン・スーも、私、ビビアン・スーというだけで好きです。ビビアン・スーが好きな人ってみなそうじゃないだろうか。それってデビ夫人が好きな人みたいでちょっとイヤだなあ。
プリンセスの女の子(名前分からん、関水渚か?)は、ぽわーんとしてて良い。ただ、見たまんま性格がいいという事を裏付けるエピソードがまとめてドドっと展開するので、凄く「騙し」くさく感じて困った。チッ、それが目的か。ただ、そんな彼女の為にダー子達が全損を被るというのは脚本的につたないだろう。峰不二子がそれでもカリオストロからニセ札の原板をかすめ取ったみたいに何かあるだろ、何か。
昭和の虐待ババア。短い場面でもちゃんと爪痕を残す濱田マリ。
三浦春馬(合掌)と広末涼子を食いあわせたかった。
それにしても公開からちょっと時間がかかってしまったのだが、それは予告編がしんどかったから。「サーギ」はないだろ、「サーギ」は。あんな自分勝手な予告編見せられて見る気を捻出するのが難しかった。コロナ騒動の後、TVスポットで流れた「笑おう」というコピーにはグッと来た。
【銭】
ユナイテッドシネマ前回有料入場ポイント2ポイントを割引に使って1000円鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・コンフィデンスマンJP プリンセス編@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・コンフィデンスマンJP プリンセス編@ここなつ映画レビュー
▼関連記事。
・コンフィデンスマンJP@死屍累々映画日記・第二章
・コンフィデンスマンJP プリンセス編@死屍累々映画日記・第二章
・コンフィデンスマンJP 英雄編@死屍累々映画日記・第二章