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『戦車闘争』『陶王子 2万年の旅』ポレポレ東中野

ポレポレ東中野で2本4興行(眠ったり、眠ったけど面白かったり、再び見たり)。

◆『戦車闘争』ポレポレ東中野

▲日本の普通の道路を運搬される戦車の写真。

五つ星評価で【★★★,★★1972年という近さ】
ドキュメンタリーの題材で選ばれる第二次世界大戦がもうかなり昔になってしまった事により存命の方が減り、情報の正確さが検証しづらくなっているのに比べて、ベトナム戦争の頃はまだまだ「覚えてるよ」という人がわらわらいて、そういうのって今のうちに撮っておくの凄く大事。
ベトナム戦争真っ盛りの頃、アメリカがベトナムで使って故障した戦車やジープを修理する修理工場が相模原にあり、修理した戦車をベトナムで再び使用する為に日本から輸送していた。この緩やかな戦争参加に反対する市民団体が、この流れを変えられないかといろいろ抵抗した運動の記録。

戦車のビジュアルがかっけーというウツケな入口から入るのも全然あり。
「よく分からない肉片が戦車にこびり付いていた」とかイヤな証言も出てくる。

ともかく取材範囲が広くて多い。浅い所から深い所まで。
テントを立てて座り込み運動をやったと言えば、その時、町の八百屋(だったっけかな?)や風呂屋でどんな影響があったのかみたいな証言が、そこにいた本人達から話される。この証言の多さと切り替えはドキュメンタリーとして、かなり魅力的。ドキユメンタリーは1人の人が100語るより、100人の人が自分の立場で1ずつ語る方が出来事の全体像が見えやすい(ただ同類の人100人を呼んでしまうと割と苦痛な展開になるのでバリエーションは必要)。
その頃の共産党の人気のなさ、とか、戦車を運搬する場合、法律的に道路の規定重量を超過してしまうので、法律違反みたいな戦い方をした、とかが面白かった。

泉谷しげるのナレーターもなかなかいい味。


◆『陶王子 2万年の旅』ポレポレ東中野

▲上腕の部分マカロニみたいだな(そんなこつどうでもよか!)。

五つ星評価で【★★,★★★陶王子ビジュアル割と不気味】
泥を捏ねて焼いた陶器(初期のは縄文式土器みたいなもんやろ)が次第に洗練され、その技法が国同士の経済を左右し、産業スパイみたいなのも跋扈という、大きな話に変質していくのがおもろい。ある特定の色を出す為に錬金術師を幽閉し、その秘密を隠蔽する為に成功しても錬金術師を自由にせず飼い殺したみたいな「ロマン」な話には惹かれる。
ただ、そういう「ロマン」な蘊蓄が110分の中に割と希薄で、陶王子兼語りのナレーションをする「のん」の声も優しすぎて、ちょっと眠気に勝ちづらい一本になっている。


【銭】
『戦車闘争』:ポレポレ東中野10回券10000円のうち9,10回目使用(2019.10/27から1年の期限だったが、新コロナによる閉館などで期限が伸び、最終使用は2020.12/27)。
『陶王子 2万年の旅』:ポレポレ東中野5回券6000円のうち1,2回目使用(1年使用の10回券は廃止になったようだ)。2021年1月26日購入。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
戦車闘争@ぴあ映画生活
陶王子 2万年の旅@ぴあ映画生活
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fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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