◆『シティーコップ 余命30日?!のヒーロー』ヒューマントラストシネマ渋谷3

▲左から、バカ、スーパー婦警、役立たずエリート刑事、臆病者刑事。
五つ星評価で【★★★★ヒャッハー出演者の手堅いコメディー】
特集企画「未体験ゾーンの映画たち2021」の一本。
臆病者刑事が余命30日の誤診を受けてスーパー刑事に。ライバル刑事を巻き込んで4人でハチャメチャ捜査をする。主演は「ヒャッハー」シリーズの3人で『シティーハンター』がヒットしたので題名から「ヒャッハー」が抜けて『シティーコップ』なんて気の抜けた題名になってしまった。まあ、何となくコメディーっぽいユルいタイトルでいい気もするけど。監督・主演は左から3人目フィリップ・ラショー(シティ・ハンター)から変わって左4人目のタレク・ブダリに。話がド定番なので、「ヒャッハー」お得意の意外な展開や、ビックリ伏線に驚かされたりはないのだが、ごくごく普通のユルユル・コメディーとしてよく出来ている。それにしてもチラシのコピー「オレたちに明日は来る?!」はなくていいくらいパンチのないコピーだ。
乳には驚いた。
ラ・バンバはいいにして、プロレスはちょっと長い。
主人公の元カノと祖母の下りはもうちょっと掘れそう。
◆『グエムル/漢江〈ハンガン〉の怪物』早稲田松竹
五つ星評価で【★★★★★いやあ、そら、グエムルだもの。大好き】
多分、5回目くらい。久し振り。
あー相変わらず面白い。
グエムル出現時のスペクタクルがもう何回見てもたまらん。
ソン・ガンホが目を凝らすと奥から遠くて小さいグエムルが見る見る自分の位置に大きくなって、すぐ並走してしまう演出最高。
ペ・ドゥナがホールに来て、家族4人で揉みあって4人KOみたいなシーンでパンツ見えそうなの、爺ちゃんが服装直すの地味に優しくて好き。
車に乗り損ねたペ・ドゥナの「イソイソ」した歩き方がたまらん。
爺ちゃんの死に際の「あっち行け、俺が死ぬのなんか大した事じゃない」的なリアクションも良いなー。
最後の油、弓、槍の連携がたまらん。
油で失敗して、ペ・ドゥナの弓矢がその火種を引き継ぐシーンの神々しさよ。
汚れてく中でキラキラ輝くコ・アソン。
好きなシーンが出てくるとたまらん。
【銭】
『シティーコップ 余命30日?!のヒーロー』:特集料金は1400円だが、テアトル会員+曜日割引で1100円。
『グエムル/漢江〈ハンガン〉の怪物』:ラスト1本割引で800円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・シティーコップ 余命30日?!のヒーロー@ぴあ映画生活
・グエムル/漢江〈ハンガン〉の怪物@ぴあ映画生活
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・グエムル/漢江〈ハンガン〉の怪物(前回鑑賞)@死屍累々映画日記・第二章