◆『ザ・ロック』トーホーシネマズ日本橋9

▲「エド・ハリス」と「エドはるみ」って二文字しか違わないのか。
五つ星評価で【★★★★んもーすげーおもしれーじゃん】
特集「午前十時の映画祭11」の1プログラム。
1996年、カラー、137分、2回目、マイケル・ベイ監督作品。
面白いわあ。車ぶんぶん吹っ飛んで、ボンボン爆発して、まあ、マイケル・ベイだわあ。
観る前は何となく同じような時期に公開した『コンエアー』と混同してた。
あっちはあっちとして、こっちは神経ガスを盗み出した軍人集団が人質をとって今は観光名所になっているアルカトラズ刑務所を占拠。FBIの毒物研究エキスパートのニコラス・ケイジは昔アルカトラズから脱出した謎の男ショーン・コネリーと海軍特別部隊と一緒にアルカトラズに潜入し、毒ガス兵器の無力化を行うよう命令される。映画内でこれでもかと無茶振りされるニコラス・ケイジが不憫な一本(割とニコラス・ケイジが不憫でない映画ってなさそうだけど)。
日本で『CUBE』なんかをリメイクするなら、セガールとアンガールズ田中を起用して、爆発抜きで、これをリメイクした方が面白そう「やーまねー」とか言っちゃえ。
何気に女優さん好きなタイプ(濡れ場で積極的なだけで好きなタイプになってしまう俺)。
最近は又、別かもしれないが、この頃のエド・ハリスは真の悪人になりきれない感じの役者。映画内で、エド・ハリスの傘下に収まった常に笑顔の黒人士官の顔が「笑い般若」を思わせて怖い。
ポスターの図案、炎の中に顔三つ浮かんで、平成ガメラのエフェクトみたいである。
◆『女房学校』神保町シアター
五つ星評価で【★★ボケっとしてたら時間が飛んでた。タイム・リープだ】
特集「生誕110年 森雅之 孤高のダンディズム」の1プログラム。
1961年、カラー、97分、初見、井上梅次監督作品。
オープニングとかエンディングが顕著だけど、井上梅次はす~っと軽くミュージカルを忍ばせてくる。久里洋治のオープニングハイセンスだなあ。
◆『農家の嫁は、取り扱い注意!PART1 天使降臨篇』『同 PART2 有機ある大作戦篇』ヒューマントラストシネマ渋谷3

▲サービスカット。゛
五つ星評価で【★,★こ、これはちょっとひどい】
農家の嫁は元警官で空手有段者で近くに騙される人がいると軽トラで駆けつけて解決する、と言うのがPart1,Part2とも、その骨子。裏に農家の夫になかなかセックスしてもらえない嫁のお願いだからセックスしてください、でも、恥ずかしくてなかなか言えませんというセクシー・ドラマみたいなのが副旋律として挿入される。それはそれでよい。Hシーンが入るくらいがVシネとしては自然である。
主演のフミカはまあ、可愛いし、アクションもちゃんと物にしてて、乳首は見せないけど自慰シーンとかもやってて偉いと思う。
でも、犯罪ドラマにリアリティーがなさすぎて脱力してしまう。PART1はオレオレ詐欺。PART2は有機農業詐欺。どちらも受け子がお金を取りに来るので、農家の嫁が軽トラでそれを尾行して本拠地に乗り込む。犯罪集団が田舎のガラガラ道路事情で尾行されてしまうのもダメなら、善玉が相手の規模もあまり分からずに突入して勢いで優勢になるも、実はそんなに強くなく、負けそうになってしまうのもダメだろう。何か本当に素人が計画して悪者を退治しようとしました、みたいに行き当たりバッタリなのだ。ハラハラドキドキすると言うより、いや、そこはもうちょっと真剣に計画を立てるべきではないかと呆れてしまう。PART1の悪いところPART2で改善されないし(悪いという自覚がないんだろう)。
【銭】
『ザ・ロック』:チラシを読むと午前十時の映画祭自体が均一料金体制でなくなったらしい。トーホーシネマズ日本橋では、基本料金が1500円、トーホーシネマズメンバーだと1200円だった。勿論、1200円で見た。
『女房学校』:神保町シアターは通常一般料金1300円だが、今回のフィルムの音声状態があまりに悪いという事で800円均一料金での上映になった。通常は入れ替え無しで入場後の返金は一切しないのだが、10分までの退場は返金可能という形態での上映になった。
『農家の嫁は、取り扱い注意!PART1 天使降臨篇』『同 Part2』:通常一般入場料金が1800円なので二本同日鑑賞3000円という割引をやっていたがテアトル会員+曜日割引で一本1100円×2で見れるので、テアトル会員+曜日割引で観た。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ザ・ロック@ぴあ映画生活
・女房学校@ぴあ映画生活
・農家の嫁は、取り扱い注意!PART1 天使降臨篇@ぴあ映画生活
・農家の嫁は、取り扱い注意!PART2 有機ある大作戦篇@ぴあ映画生活
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