『21ブリッジ』ユナイテッドシネマ豊洲8(ネタバレ)
- Date
- 2021/04/14/Wed 00:05
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
◆『21ブリッジ』ユナイテッドシネマ豊洲8(ネタバレ)

▲まあ、よう走るわ。
※レビュー内にネタバレ内容を含みます。
五つ星評価で【★★★ラスト切ない】
『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマンの遺作。
21の橋を封鎖するとニューヨーク孤立するのかなどという豆知識なタイトルなのだが、実際には劇中でも語られているように、鉄道、船舶、あと、ヘリなんかも止めないと完全に孤立はできない。封鎖して孤立するマンハッタン島は犯人が外部に出ない為の装置として設定されるが、実はこの設定は外にも出れないが、外から増援も入れないという事にもなる。事件は二人の麻薬強奪犯が射殺された事により終了し、映画ではここでマンハッタンの封鎖は解かれるのだが、ここで封鎖を解かないという選択肢もあったのではないかと思う。劇中、麻薬強奪犯が盗んだ麻薬はNY市警の持ち物であり、NY市警はマフィアと共存して麻薬売買に手を染めていて、チャドウィック・ボーズマンがそれに気が付いてしまうので、犯人の射殺で事件は終わらなくなる。あと、一悶着続くのである。彼とNY市警が敵対するならば、『新幹線大爆破』で、新幹線の爆弾が解体された後も犯人逮捕の為に虚偽の呼びかけが続けられたように、封鎖をタイムリミット、ギリギリまで解かずに、チャドウィック・ボーズマンを始末するために追い回す事も出来たのではないか。言い訳はどうでもいい。射殺した犯人をチャドウィック・ボーズマンが匿っているでもいいし(匿っていなくても)、犯人が強奪した麻薬や現金をチャドウィック・ボーズマンが横領してしまったでもいい。
チャドウィック・ボーズマン対全NY市警。
タイムリミット(日中まで封鎖は出来ない)が到達するか、NY外部に逃げ出せればチャドウィック・ボーズマンの勝ち。
もちろん、そこまでしなくても今作はいい映画である。正義の遂行により、多くのほんのちょっとだけ悪事に加担した人々の生活がなりゆかなくなるが、それは切り捨てざるを得ないチャドウィック・ボーズマンの切なさがグッとこみあげてくるラストも中々いいのである。でも、あと一手加えなかったから、いい映画なんだけど、とても典型的な映画と言われるのもちょっと可哀想ではないか。
2センテンスだけ記事追加:あと、真の悪事が分かって以降の、制服警官を目にする際の集団性や無名性が物凄く上手く撮影されている。それ故に、この犯罪に関わった者の多さにチャドウィック・ボーズマンは暗澹たる思いを抱かざるをえないのだろうけど。
「チャドウィック・ボーズマン」は長かったな。「チャド」だと芸人みたいだし、「ボーズマン」だと「坊主マン」みたいで躊躇した。単に「主役」とか「主人公」で良かったか? 「王子(アベンジャーズ起因)」もありだったかもしれないけど、「王子」でピンと来ない人もいるから、そこは意図的に外した(演技的に「王子」を思わせる要素は一切なかったし)。
【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーポイント2ポイントを使って1000円鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・21ブリッジ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・21ブリッジ@yukarinの映画鑑賞日記α

▲まあ、よう走るわ。
※レビュー内にネタバレ内容を含みます。
五つ星評価で【★★★ラスト切ない】
『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマンの遺作。
21の橋を封鎖するとニューヨーク孤立するのかなどという豆知識なタイトルなのだが、実際には劇中でも語られているように、鉄道、船舶、あと、ヘリなんかも止めないと完全に孤立はできない。封鎖して孤立するマンハッタン島は犯人が外部に出ない為の装置として設定されるが、実はこの設定は外にも出れないが、外から増援も入れないという事にもなる。事件は二人の麻薬強奪犯が射殺された事により終了し、映画ではここでマンハッタンの封鎖は解かれるのだが、ここで封鎖を解かないという選択肢もあったのではないかと思う。劇中、麻薬強奪犯が盗んだ麻薬はNY市警の持ち物であり、NY市警はマフィアと共存して麻薬売買に手を染めていて、チャドウィック・ボーズマンがそれに気が付いてしまうので、犯人の射殺で事件は終わらなくなる。あと、一悶着続くのである。彼とNY市警が敵対するならば、『新幹線大爆破』で、新幹線の爆弾が解体された後も犯人逮捕の為に虚偽の呼びかけが続けられたように、封鎖をタイムリミット、ギリギリまで解かずに、チャドウィック・ボーズマンを始末するために追い回す事も出来たのではないか。言い訳はどうでもいい。射殺した犯人をチャドウィック・ボーズマンが匿っているでもいいし(匿っていなくても)、犯人が強奪した麻薬や現金をチャドウィック・ボーズマンが横領してしまったでもいい。
チャドウィック・ボーズマン対全NY市警。
タイムリミット(日中まで封鎖は出来ない)が到達するか、NY外部に逃げ出せればチャドウィック・ボーズマンの勝ち。
もちろん、そこまでしなくても今作はいい映画である。正義の遂行により、多くのほんのちょっとだけ悪事に加担した人々の生活がなりゆかなくなるが、それは切り捨てざるを得ないチャドウィック・ボーズマンの切なさがグッとこみあげてくるラストも中々いいのである。でも、あと一手加えなかったから、いい映画なんだけど、とても典型的な映画と言われるのもちょっと可哀想ではないか。
2センテンスだけ記事追加:あと、真の悪事が分かって以降の、制服警官を目にする際の集団性や無名性が物凄く上手く撮影されている。それ故に、この犯罪に関わった者の多さにチャドウィック・ボーズマンは暗澹たる思いを抱かざるをえないのだろうけど。
「チャドウィック・ボーズマン」は長かったな。「チャド」だと芸人みたいだし、「ボーズマン」だと「坊主マン」みたいで躊躇した。単に「主役」とか「主人公」で良かったか? 「王子(アベンジャーズ起因)」もありだったかもしれないけど、「王子」でピンと来ない人もいるから、そこは意図的に外した(演技的に「王子」を思わせる要素は一切なかったし)。
【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーポイント2ポイントを使って1000円鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・21ブリッジ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・21ブリッジ@yukarinの映画鑑賞日記α
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