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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

アニメ『ゴジラ シンギュラ・ポイント④⑤⑥⑦』MXTV @ikazombie

どーも、情報乗っかるのが遅くて四回目から見出したが、これが面白いのである。
物語が謎だらけだし、登場人物は山のようにいるし、まだ、始まってないとか、何が面白いのか分からない、とかいう意見も出てるが私は好き。

ビジュアルかっけー。
ジェット・ジャガーの見た目の劣悪さと思った以上の性能に激・萌える。
そして、ムチャクチャ登場人物が多くて、各自、好きな方向に勝手に事態に対処しながらも、最終的には同じ謎に向きあっている。この各自が勝手な事をやっていながら全体、大きな一つのベクトルで物事を推し進めている状況が日本SF黎明期みたいで面白い。SF御三家の小松左京、筒井康隆、星新一が各自のオリジナリティーで次々と新作を発表する中、次世代の作家がこれもSF、あれもSFと、SFの底地を広げ、毎年、その年のSFベスト短編集が出ていたあの時代のようである。

そして、物語のキーパーソンの名前が「葦原」というのもニヤニヤ笑ってしまう。
「葦原」は日本神話に出てくる土地の名前で、「神の国タカマガハラ」と「地獄ヨミ」のどちらにも属さない未開の土地で、タカマガハラを追いだされたスサノオの子孫オオクニヌシが統治し、神の国・大和朝廷に献上された(みたいな)。オオクニヌシの統治の際、神に沿わない者は皆殺しにされた。つまり、かってその地にいたであろう死せし獣が彼の導きで「葦原(≒日本)」に戻ってこようとしている。その者達はこの世界にありえない紅塵を身に纏い、世界を元の不合理な物に戻そうとしているようである。物語の最初にラドンが大量発生したのだと言う。日本神話で死者の葬儀を行う者は「鳥」と呼ばれた。古代人が鳥を魂を運ぶ使者とみていたことから来ていると考えられている。なかなか良い物語のトップバッターである。

こんなような世迷言が大好きである。
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