アニメ『ゴジラ シンギュラ・ポイント⑧~⑬』MXTV
- Date
- 2021/06/25/Fri 21:36
- Category
- ふじき78TV部
という事で、物語が終わった。
なんか謎が謎のまま終わりよったのう。
分かったとは言えない状態だけど、私、これはこれで嫌いではない。
「おま、そんなに頭のいい振りして」みたいに言われるかもしれないが、そうではない。この混乱の激しいプロットを分かる事が頭のいい事かどうかは難しい所だし(直感力が強いとは言えそう)、話を理解できなくても納得できる落としどころもある。私はどうにも話を理解は出来ていない。でも、話の理解が物語を楽しむ全てではないと思っている。「リアル」という言葉は間違いを誘発しそうだが、作品内で起こっている事件(怪獣が大量に発生し、それが世界の終わりを引き起こそうとしている事象)と、それに右往左往する人間達が、とても現実世界に似ているように思えた。怪獣や世界の終わりとかではないのだけど、人は事件(例えば高額高確率パチンコとかでいいや)と出会う時、無意識に無警戒にドカンと出会ってしまい、ただその事件にぶつかる事で対応を見つけていく。世界中の人達が等しく事件とぶつかる中で(逆にぶつからない人だっているだろうけど、それはいいだろ)、一部の優れた人達がその対応方法を模索しようとする。大概は事件に対して点でぶつかり、なかなか線や面になったりはしない。そのもどかしさ中で、少しずつ糸を手繰って何かを引き寄せようとする努力が、全くスポコン的な努力や汗、涙と無関係で、パソコン百回起動して何かの拍子に成功すればメッケモノみたいな適当なトライ・アンド・エラーで描かれており、世界を救うのはパチンコで「777」を出すみたいな強運が必要、みたいに思えないでもない普通に考えてドラマチックじゃない展開が、盛り上がりがないだけに本当っぽかった。「盛り上がり」があると「ドラマ的な演出」が裏にあるように見えるから、それがない平々凡々とした、理由も分からないのに勝ったり負けたりというパチンコっぽい流れが、とても現実と地続きなんじゃないか。
だから、これがつまらないと言う人は次のような理屈なんじゃないだろうか?
何故、怪獣が現れて、その怪獣達がどういったやり方で排除され、元と寸分変わらない平和がちゃんと訪れたのか。何一つ分からない。怪獣が現れる事自体に明確な理由はないし(あるかもしれないが表現はされない)、排除の方法も偶然、祈ったらいなくなった的なユルさだし、結局、排除が適当だから、この平和に持続性があるかどうかも分からない。つまり、事件として何も書けてないのだ。
しかし、何で「破滅」ではなく「破局」なのだろう?
「破局」は言葉の意味的には「ニア破滅」ではあるが、普通は男女間の仲が壊れる事である。
まあ、確かに物語のエンドロール前のラストでは主人公二人の破局は回避されていたが。葦原が時間を追っていたという通話記録も、単に男女関係のログと言えば、そうであるし。実はもっとくだらない話だったりして。
なんか謎が謎のまま終わりよったのう。
分かったとは言えない状態だけど、私、これはこれで嫌いではない。
「おま、そんなに頭のいい振りして」みたいに言われるかもしれないが、そうではない。この混乱の激しいプロットを分かる事が頭のいい事かどうかは難しい所だし(直感力が強いとは言えそう)、話を理解できなくても納得できる落としどころもある。私はどうにも話を理解は出来ていない。でも、話の理解が物語を楽しむ全てではないと思っている。「リアル」という言葉は間違いを誘発しそうだが、作品内で起こっている事件(怪獣が大量に発生し、それが世界の終わりを引き起こそうとしている事象)と、それに右往左往する人間達が、とても現実世界に似ているように思えた。怪獣や世界の終わりとかではないのだけど、人は事件(例えば高額高確率パチンコとかでいいや)と出会う時、無意識に無警戒にドカンと出会ってしまい、ただその事件にぶつかる事で対応を見つけていく。世界中の人達が等しく事件とぶつかる中で(逆にぶつからない人だっているだろうけど、それはいいだろ)、一部の優れた人達がその対応方法を模索しようとする。大概は事件に対して点でぶつかり、なかなか線や面になったりはしない。そのもどかしさ中で、少しずつ糸を手繰って何かを引き寄せようとする努力が、全くスポコン的な努力や汗、涙と無関係で、パソコン百回起動して何かの拍子に成功すればメッケモノみたいな適当なトライ・アンド・エラーで描かれており、世界を救うのはパチンコで「777」を出すみたいな強運が必要、みたいに思えないでもない普通に考えてドラマチックじゃない展開が、盛り上がりがないだけに本当っぽかった。「盛り上がり」があると「ドラマ的な演出」が裏にあるように見えるから、それがない平々凡々とした、理由も分からないのに勝ったり負けたりというパチンコっぽい流れが、とても現実と地続きなんじゃないか。
だから、これがつまらないと言う人は次のような理屈なんじゃないだろうか?
何故、怪獣が現れて、その怪獣達がどういったやり方で排除され、元と寸分変わらない平和がちゃんと訪れたのか。何一つ分からない。怪獣が現れる事自体に明確な理由はないし(あるかもしれないが表現はされない)、排除の方法も偶然、祈ったらいなくなった的なユルさだし、結局、排除が適当だから、この平和に持続性があるかどうかも分からない。つまり、事件として何も書けてないのだ。
しかし、何で「破滅」ではなく「破局」なのだろう?
「破局」は言葉の意味的には「ニア破滅」ではあるが、普通は男女間の仲が壊れる事である。
まあ、確かに物語のエンドロール前のラストでは主人公二人の破局は回避されていたが。葦原が時間を追っていたという通話記録も、単に男女関係のログと言えば、そうであるし。実はもっとくだらない話だったりして。
スポンサーサイト