『夏への扉』、『いとみち』、『アイアン・シーク』、『ブラック・ウィドウ』、『グリーンランド』
- Date
- 2021/07/20/Tue 10:24
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
5本をまとめて軽くレビュー。
◆『夏への扉 ーキミのいる未来へー』トーホーシネマズ池袋5

▲絵ヅラが美しいわあ。
五つ星評価で【★★★★お話が面白い。そーゆージャンルのSFなのね】
有名な原作であるが、題名しか知らないので大層楽しめた。これは全体的なプロットを知らない方が楽しめると思う。
こーゆーのは最初の「三億円事件」みたいにドカンとカマすのが大事(このブログを書いている自分以外、三億円事件の犯人が捕まった世界線に生きてたらどうしよう)。
山﨑賢人なかなか上手いなあ。凄く同情してしまう。
それは夏菜が効いている(説得力の為には一肌脱いでほしくはあった)。
清原果耶も実に清原果耶らしい役(説得力とか抜きに脱いでほしかった)。
そして偉いぞ藤木一族の一員として藤木直人偉いと褒めておきたい(脱がなくてもよい)。
蝿男的な観点から、あのマシンの作用点にて山崎賢人と藤木直人が混ざらなかったかについてはちょっと心配。
原田泰造の奥さん役で高梨臨。彼女がわざわざ事故にあって車椅子を使う役なのだが、その事が話の上で必然性がない。ロボット工学的な先進技術で彼女をサポートするのかと思っていたのだけど(尺の関係か?)
話の怪しさは残るけど「普通にちゃんと娯楽映画」なのは強く評価したい。
田口トモロヲは自分に自分でナレーション付けてもいいくらいプロジェクトXな役。
N「もう酔ってなんかいられなかった」
ちなみに田口トモロヲは脱がなくて良い。いや、脱ぐな。
◆『いとみち』ユーロスペース2

▲メイド喫茶のメイド嬢の娘と客の父。
五つ星評価で【★★★主人公の内向具合に疲労(おそらくそれが好きな人もいよう)】
規格外に自己主張できない主人公が自分の居場所を見つけるまで。
自己主張の出来ない具合がキツくて割と見ていてストレス溜まる。ストレスを溜めながらチャンネルそのままにしないだろうから、TV向きではない。津軽三味線の音色は魅力的だが、メイド喫茶という業態でアレが客寄せになるかについては強い説得力を感じられない。「そりゃあどう見ても大丈夫でしょう」という結論が見てて分かるくらいじゃないと娯楽映画としてはいかんのではないか(勿論、映画内でイベント自体は成功してるが、その成功が次の客の入りを確約できる訳ではない)。
メイド喫茶店長役の中島歩、見た事ないけどいい役者だ。
メイド喫茶のメイド服、そんなに可愛くないと思う。
◆『アイアン・シーク』シネマート新宿2

▲「ジャイアント」が付いた方が映画ファン受けする。
五つ星評価で【★★しーくんおとなしい】
アメリカ市場で初のヴィランプロレスラーを演じたザ・シークの伝記ドキュメンタリー。
ザ・シークのアウトラインは知っていても、その当時の熱狂を知らないので、今一つピンと来ない。こーゆードキュメンタリーは後の世の当時を知らない世代の人にこそ分かる作りにしないといかんのだと思うが、あまりそうはなってない。おそらく権利問題などで、全盛期の活躍がちょっとしか見れない作りなのがいけない。ローリスクにハイリターンはやってこないのである。
タイガー・ジェットシンや上田馬之助の方が見たいかな。
◆『ブラック・ウィドウ』ユナイテッドシネマ豊洲10

▲「この後、手を上げて『ふぉー』よ」タスクマスターにレイザーラモンHGの物真似をマスターさせたいナターシャ。
五つ星評価で【★★★★多少中弛みはあるが、私、タスクマスター様が好みでたまらない】
見終わった直後のツイッターの呟きが次。
悔しいけど面白いんだよなあ。悪役が正真正銘のクズなの凄い。バイクのBWと戦車のタスクマスターのチェイスとかワイルドスピードかよ。アベンジャーズでチャーリーズ・エンジェルっぽい。そしてタスクマスター様が私の好みです。
「何が悔しいの?」って言われて答えた回答が次。
作品の出来がいいと、それが不誠実なトップやセールスマンに売られてる現実が悔しい。
最初に書いた通り、家族ごっこをしている部分で多少中弛みはある。でも、王道で面白い。凄い。凄い。ヴィランは単なる人間でマスクみたいなのを被っていない。でも、正真正銘の屑。女子供に対してこれだけ屑く扱えるのは今のハリウッドのポリコレ的にも大正解な悪役(そう考えると多少気持ち悪く、気がかりでもある/次のヴィランは果たして大丈夫か?)。崩壊するラピュタの中でのアクションっつより、崩壊して瓦礫と化して落下している大惨事の中でまだ正義と悪が殺し合いの決着を付けようとしている業の深さにやられる。書いてなかったけどスカーレット・ヨハンソン様ステキすぎる。
タスクマスター様とジャンケンをして30分くらい引き分けを続けたい。
◆『グリーンランドー地球最後の2日間ー』トーホーシネマズ新宿8

▲割と奥さんの顔、怖め。
五つ星評価で【★★★相も変わらずジェラルド・バトラー】
ばりばりジェラルド・バトラーが無双する映画。だけど、いつものジェラルド・バトラー映画だったら、如何ともし難い犠牲者は出ても、大筋全員救われる方向に話は進むのだが、今回は自分達は助かるが、楽観的に善人であっても助からない者は助からない。情け容赦なく殺してしまう話だ。
いきなり地球破滅が分かってしまい、アメリカ政府が選出した避難民名簿に名前が載っていたジェラルド・バトラー一家三人は避難民として逃れようとするが、その行く手には次から次へと障害が立ち塞がる。障害となるのが全て、自分達も助かりたい避難民という構造が絶望的。
ハリウッド映画界でおそらくポリコレが進みすぎた結果、黒人は高潔で、白人は一様にクズというセオリーが気持ちいいくらい貫かれている。お前らそういうメガネもいかんだろ。
【銭】
『夏への扉 ーキミのいる未来へー』:トーホーシネマズポイント6ポイントを使って無料入場。
『いとみち』:ユーロスペース会員割引で1200円。
『アイアン・シーク』:テアトル会員割引+曜日割引で1100円。
『ブラック・ウィドウ』:ユナイテッドシネマの1200円で5/31まで鑑賞できるクーポンチケットが期間2カ月延長になったというのを使用。
『グリーンランドー地球最後の2日間ー』:トーホーシネマズポイント6ポイントを使って無料入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・夏への扉 ーキミのいる未来へー@ぴあ映画生活
・いとみち@ぴあ映画生活
・アイアン・シーク@ぴあ映画生活
・ブラック・ウィドウ@ぴあ映画生活
・グリーンランドー地球最後の2日間ー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・夏への扉 ーキミのいる未来へー@ノラネコの呑んで観るシネマ
・いとみち@ノラネコの呑んで観るシネマ
・ブラック・ウィドウ@或る日の出来事
・ブラック・ウィドウ@ノラネコの呑んで観るシネマ
・グリーンランドー地球最後の2日間ー@yukarinの映画鑑賞日記α
◆『夏への扉 ーキミのいる未来へー』トーホーシネマズ池袋5

▲絵ヅラが美しいわあ。
五つ星評価で【★★★★お話が面白い。そーゆージャンルのSFなのね】
有名な原作であるが、題名しか知らないので大層楽しめた。これは全体的なプロットを知らない方が楽しめると思う。
こーゆーのは最初の「三億円事件」みたいにドカンとカマすのが大事(このブログを書いている自分以外、三億円事件の犯人が捕まった世界線に生きてたらどうしよう)。
山﨑賢人なかなか上手いなあ。凄く同情してしまう。
それは夏菜が効いている(説得力の為には一肌脱いでほしくはあった)。
清原果耶も実に清原果耶らしい役(説得力とか抜きに脱いでほしかった)。
そして偉いぞ藤木一族の一員として藤木直人偉いと褒めておきたい(脱がなくてもよい)。
蝿男的な観点から、あのマシンの作用点にて山崎賢人と藤木直人が混ざらなかったかについてはちょっと心配。
原田泰造の奥さん役で高梨臨。彼女がわざわざ事故にあって車椅子を使う役なのだが、その事が話の上で必然性がない。ロボット工学的な先進技術で彼女をサポートするのかと思っていたのだけど(尺の関係か?)
話の怪しさは残るけど「普通にちゃんと娯楽映画」なのは強く評価したい。
田口トモロヲは自分に自分でナレーション付けてもいいくらいプロジェクトXな役。
N「もう酔ってなんかいられなかった」
ちなみに田口トモロヲは脱がなくて良い。いや、脱ぐな。
◆『いとみち』ユーロスペース2

▲メイド喫茶のメイド嬢の娘と客の父。
五つ星評価で【★★★主人公の内向具合に疲労(おそらくそれが好きな人もいよう)】
規格外に自己主張できない主人公が自分の居場所を見つけるまで。
自己主張の出来ない具合がキツくて割と見ていてストレス溜まる。ストレスを溜めながらチャンネルそのままにしないだろうから、TV向きではない。津軽三味線の音色は魅力的だが、メイド喫茶という業態でアレが客寄せになるかについては強い説得力を感じられない。「そりゃあどう見ても大丈夫でしょう」という結論が見てて分かるくらいじゃないと娯楽映画としてはいかんのではないか(勿論、映画内でイベント自体は成功してるが、その成功が次の客の入りを確約できる訳ではない)。
メイド喫茶店長役の中島歩、見た事ないけどいい役者だ。
メイド喫茶のメイド服、そんなに可愛くないと思う。
◆『アイアン・シーク』シネマート新宿2

▲「ジャイアント」が付いた方が映画ファン受けする。
五つ星評価で【★★しーくんおとなしい】
アメリカ市場で初のヴィランプロレスラーを演じたザ・シークの伝記ドキュメンタリー。
ザ・シークのアウトラインは知っていても、その当時の熱狂を知らないので、今一つピンと来ない。こーゆードキュメンタリーは後の世の当時を知らない世代の人にこそ分かる作りにしないといかんのだと思うが、あまりそうはなってない。おそらく権利問題などで、全盛期の活躍がちょっとしか見れない作りなのがいけない。ローリスクにハイリターンはやってこないのである。
タイガー・ジェットシンや上田馬之助の方が見たいかな。
◆『ブラック・ウィドウ』ユナイテッドシネマ豊洲10

▲「この後、手を上げて『ふぉー』よ」タスクマスターにレイザーラモンHGの物真似をマスターさせたいナターシャ。
五つ星評価で【★★★★多少中弛みはあるが、私、タスクマスター様が好みでたまらない】
見終わった直後のツイッターの呟きが次。
悔しいけど面白いんだよなあ。悪役が正真正銘のクズなの凄い。バイクのBWと戦車のタスクマスターのチェイスとかワイルドスピードかよ。アベンジャーズでチャーリーズ・エンジェルっぽい。そしてタスクマスター様が私の好みです。
「何が悔しいの?」って言われて答えた回答が次。
作品の出来がいいと、それが不誠実なトップやセールスマンに売られてる現実が悔しい。
最初に書いた通り、家族ごっこをしている部分で多少中弛みはある。でも、王道で面白い。凄い。凄い。ヴィランは単なる人間でマスクみたいなのを被っていない。でも、正真正銘の屑。女子供に対してこれだけ屑く扱えるのは今のハリウッドのポリコレ的にも大正解な悪役(そう考えると多少気持ち悪く、気がかりでもある/次のヴィランは果たして大丈夫か?)。崩壊するラピュタの中でのアクションっつより、崩壊して瓦礫と化して落下している大惨事の中でまだ正義と悪が殺し合いの決着を付けようとしている業の深さにやられる。書いてなかったけどスカーレット・ヨハンソン様ステキすぎる。
タスクマスター様とジャンケンをして30分くらい引き分けを続けたい。
◆『グリーンランドー地球最後の2日間ー』トーホーシネマズ新宿8

▲割と奥さんの顔、怖め。
五つ星評価で【★★★相も変わらずジェラルド・バトラー】
ばりばりジェラルド・バトラーが無双する映画。だけど、いつものジェラルド・バトラー映画だったら、如何ともし難い犠牲者は出ても、大筋全員救われる方向に話は進むのだが、今回は自分達は助かるが、楽観的に善人であっても助からない者は助からない。情け容赦なく殺してしまう話だ。
いきなり地球破滅が分かってしまい、アメリカ政府が選出した避難民名簿に名前が載っていたジェラルド・バトラー一家三人は避難民として逃れようとするが、その行く手には次から次へと障害が立ち塞がる。障害となるのが全て、自分達も助かりたい避難民という構造が絶望的。
ハリウッド映画界でおそらくポリコレが進みすぎた結果、黒人は高潔で、白人は一様にクズというセオリーが気持ちいいくらい貫かれている。お前らそういうメガネもいかんだろ。
【銭】
『夏への扉 ーキミのいる未来へー』:トーホーシネマズポイント6ポイントを使って無料入場。
『いとみち』:ユーロスペース会員割引で1200円。
『アイアン・シーク』:テアトル会員割引+曜日割引で1100円。
『ブラック・ウィドウ』:ユナイテッドシネマの1200円で5/31まで鑑賞できるクーポンチケットが期間2カ月延長になったというのを使用。
『グリーンランドー地球最後の2日間ー』:トーホーシネマズポイント6ポイントを使って無料入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・夏への扉 ーキミのいる未来へー@ぴあ映画生活
・いとみち@ぴあ映画生活
・アイアン・シーク@ぴあ映画生活
・ブラック・ウィドウ@ぴあ映画生活
・グリーンランドー地球最後の2日間ー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・夏への扉 ーキミのいる未来へー@ノラネコの呑んで観るシネマ
・いとみち@ノラネコの呑んで観るシネマ
・ブラック・ウィドウ@或る日の出来事
・ブラック・ウィドウ@ノラネコの呑んで観るシネマ
・グリーンランドー地球最後の2日間ー@yukarinの映画鑑賞日記α
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