『とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー』トーホーシネマズ新宿4、『ダルバール 復讐人』新宿ピカデリー8
- Date
- 2021/07/26/Mon 00:07
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
同日鑑賞2本をまとめて軽くレビュー。
◆『とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー』トーホーシネマズ新宿4

▲ライダーキックみたいな乗車の仕方。
五つ星評価で【★★★★初めて見るけどお噂はかねがね】
TV放映時は5分番組にもかかわらずツイッターのタイムラインを毎週賑わせたカルト幼児アニメ。よく出来てるのは子供はストレートに普通に見れ、大人は映画のパロディーとして見れるという二重性。いや、大人も子供のように単純にストレートで見るのだけど、その言い訳として映画のパロディーが付いているという方が正しいか。
可愛くて、世界観が変で、全体的に優しい。これはいいわ。
これがダメとか、あれの方が良いとか言いだす奴は「社会不適合者」扱いされてもそんなに問題じゃないと思う。人は単純に丸くて、フワフワで、弱くて、一生懸命な物が好きって方向でいいじゃん(単純に丸くて、フワフワじゃないから、ユダヤ人については排斥してもいいとか言いだすのは、ダメ、今、そこに触れては)。
個人的には趣味度の高いゾンビが一番印象に残ってる。人間のフィギュアを緑と赤(クリスマスカラーじゃん)に塗るだけでゾンビに見えるってのは新発見。
①モルカー視点②フィギュア視点③モルカー車内搭乗人間視点、があり、①②は混在してるのだけど、③は乗ってる人が少し不気味寄りでステキ。モルカーに乗るフィギュアがどう見ても窓から不法侵入してるみたいなのもリアルじゃ困るけど、この世界ならステキ。
しかし、とどのつまり、ついつい目を細めてしまうのを自覚しながら、人は幼稚には一生かかっても勝てないのかもしれない。えーとみんな、映画『アンパンマン』も出来るならちゃんと見るように。たまにごっつ名作混じるぞ。いかん、そろそろ見ないと今年の終わってしまう。
◆『ダルバール 復讐人』新宿ピカデリー8

▲やりたい放題ラジニカーント(それでよし)。
五つ星評価で【★★★インドに生きる伝説の吉永小百合的存在ラジニカーント】
見る映画の落差が激しいよ、俺!
ラジニカーントの新作である。そりゃあいない女房を質に入れてでも見ない訳にはいかない。ってほど積極的ではない。私もお年を召してるんで長い映画はキツいのよ。158分。そういう意味でも『モルカー(=34分)』とは対照的。まあ、『モルカー』で158分の映画にするのは見る方は大丈夫でも、作る方にしたら拷問だろう。逆に『モルカー』の中にラジニカーント出演というのはキャラが強いからできなくもなさそう。モルカーに踊ってほしいわ。
ラジニカーント驚かされるのは『ムトゥ 踊るマハラジャ』でも使われていた「SUPER STAR RAJNI」のロゴマークがまだ使われていた事と、ラジニカーントその人が一切老けていなかった事だ。これはちょっと凄い。『ムトゥ 踊るマハラジャ』の頃で既に60を超え、髭とか白髪染めで染めてるなんて話を聞いた気がする。あれから20年は経っているだろう。でも、見た目が40代なら全然通るという感じで、マッチョで筋肉質で、相変わらず踊りの切れは良く、アクションも楽々こなす。自分の肉体に対してのセルフ・コントロールが普通じゃない。まるで吉永小百合である。ラジニカーント27年ぶりの警察官役という事で、流石に今回は若者の警官ではなく(いや、27年前の知らないけど)、警察署長役である。関根麻里な立ち位置の大きな娘がいて、奥さんは死んでて、娘から「再婚しろ」と言われている。この相手との間のラブコメパートがハードな復讐劇の間に挿入されるのにちょっと違和感があるのだが、まあ、全部入ってこそのラジニカーントという感じで微笑ましくもある。
ストーリーは超・警察署長のラジニカーントがちょっと正義をやりすぎちゃった為にしっぺ返しを食らうが、そんなのラジニカーントなんだから正しい道を驀進するしかない。もう本当、ただ、ラジニカーントに任せておけば大丈夫。そういう話だ。いつも通りである。
ラジニカーント頑張れ。あなたは何時までも同じでいい。
【銭】
『とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー』:番組特別価格(多分短いから)1000円均一料金。
『ダルバール 復讐人』:松竹の前回有料入場鑑賞割引+ネット割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー@ぴあ映画生活
・ダルバール 復讐人@ぴあ映画生活
◆『とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー』トーホーシネマズ新宿4

▲ライダーキックみたいな乗車の仕方。
五つ星評価で【★★★★初めて見るけどお噂はかねがね】
TV放映時は5分番組にもかかわらずツイッターのタイムラインを毎週賑わせたカルト幼児アニメ。よく出来てるのは子供はストレートに普通に見れ、大人は映画のパロディーとして見れるという二重性。いや、大人も子供のように単純にストレートで見るのだけど、その言い訳として映画のパロディーが付いているという方が正しいか。
可愛くて、世界観が変で、全体的に優しい。これはいいわ。
これがダメとか、あれの方が良いとか言いだす奴は「社会不適合者」扱いされてもそんなに問題じゃないと思う。人は単純に丸くて、フワフワで、弱くて、一生懸命な物が好きって方向でいいじゃん(単純に丸くて、フワフワじゃないから、ユダヤ人については排斥してもいいとか言いだすのは、ダメ、今、そこに触れては)。
個人的には趣味度の高いゾンビが一番印象に残ってる。人間のフィギュアを緑と赤(クリスマスカラーじゃん)に塗るだけでゾンビに見えるってのは新発見。
①モルカー視点②フィギュア視点③モルカー車内搭乗人間視点、があり、①②は混在してるのだけど、③は乗ってる人が少し不気味寄りでステキ。モルカーに乗るフィギュアがどう見ても窓から不法侵入してるみたいなのもリアルじゃ困るけど、この世界ならステキ。
しかし、とどのつまり、ついつい目を細めてしまうのを自覚しながら、人は幼稚には一生かかっても勝てないのかもしれない。えーとみんな、映画『アンパンマン』も出来るならちゃんと見るように。たまにごっつ名作混じるぞ。いかん、そろそろ見ないと今年の終わってしまう。
◆『ダルバール 復讐人』新宿ピカデリー8

▲やりたい放題ラジニカーント(それでよし)。
五つ星評価で【★★★インドに生きる伝説の吉永小百合的存在ラジニカーント】
見る映画の落差が激しいよ、俺!
ラジニカーントの新作である。そりゃあいない女房を質に入れてでも見ない訳にはいかない。ってほど積極的ではない。私もお年を召してるんで長い映画はキツいのよ。158分。そういう意味でも『モルカー(=34分)』とは対照的。まあ、『モルカー』で158分の映画にするのは見る方は大丈夫でも、作る方にしたら拷問だろう。逆に『モルカー』の中にラジニカーント出演というのはキャラが強いからできなくもなさそう。モルカーに踊ってほしいわ。
ラジニカーント驚かされるのは『ムトゥ 踊るマハラジャ』でも使われていた「SUPER STAR RAJNI」のロゴマークがまだ使われていた事と、ラジニカーントその人が一切老けていなかった事だ。これはちょっと凄い。『ムトゥ 踊るマハラジャ』の頃で既に60を超え、髭とか白髪染めで染めてるなんて話を聞いた気がする。あれから20年は経っているだろう。でも、見た目が40代なら全然通るという感じで、マッチョで筋肉質で、相変わらず踊りの切れは良く、アクションも楽々こなす。自分の肉体に対してのセルフ・コントロールが普通じゃない。まるで吉永小百合である。ラジニカーント27年ぶりの警察官役という事で、流石に今回は若者の警官ではなく(いや、27年前の知らないけど)、警察署長役である。関根麻里な立ち位置の大きな娘がいて、奥さんは死んでて、娘から「再婚しろ」と言われている。この相手との間のラブコメパートがハードな復讐劇の間に挿入されるのにちょっと違和感があるのだが、まあ、全部入ってこそのラジニカーントという感じで微笑ましくもある。
ストーリーは超・警察署長のラジニカーントがちょっと正義をやりすぎちゃった為にしっぺ返しを食らうが、そんなのラジニカーントなんだから正しい道を驀進するしかない。もう本当、ただ、ラジニカーントに任せておけば大丈夫。そういう話だ。いつも通りである。
ラジニカーント頑張れ。あなたは何時までも同じでいい。
【銭】
『とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー』:番組特別価格(多分短いから)1000円均一料金。
『ダルバール 復讐人』:松竹の前回有料入場鑑賞割引+ネット割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー@ぴあ映画生活
・ダルバール 復讐人@ぴあ映画生活
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