『ファイナル・プラン』ユナイテッドシネマ豊洲6
- Date
- 2021/08/01/Sun 02:41
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
◆『ファイナル・プラン』ユナイテッドシネマ豊洲6

▲左が主人公、中央が暴走する悪役、右にちょっとだけ映ってるのが真ん中の主犯に引きずられる悪役。
五つ星評価で【★★★★ビッグバシェットじゃないし、都合がいい展開もあるけれど、役者それぞれのキャラがちゃんと立ってて嫌いになれない映画】
映画の宣材が「これでもか」とリーアム・ニーソンを銃や火薬を扱う連続殺人犯みたいに見せたがっているけど、ニーソンがもう本当にリタイア老人役で、状況に合わせて必要ならば拳も振り回すし、銃だってガンガン撃つ(都合よくそうそう当たらないのがリアル)けど、できればそれは避けたいと言うのが行動に見てとれる、極めて冷静なお爺ちゃんである。原題が『Honest Thief(正直な泥棒)』で、原題のまんま、恋に落ちて過去の自分の罪を許せず、自首しようとする正直な泥棒の話だ。過去に銀行強盗で強奪した現金は一切、手を付けていない。全て返すので司法取引で二年間の軽罪(自由面接可能)にしてくれと望む。なかなか虫がいい話だが、これを現場の警官が強奪しようとする。すげえ、ありそうな話。正しい技術の塊と正しくない権威の衝突。海軍エリートのうっかり八兵衛対極悪非道な水戸黄門の対決みたいなもんだ。いや、そうでもないか。
キャラが立ってて分かりやすい。
長屋に流れて来た謎の老人。その横に住む未亡人。金に執着の強い岡っ引き。そして、正義の同心。ちょっとアレンジすれば落語にだって出来そうだ。
犬を飼ってる離婚調停が成立したFBI捜査官とその犬もオチャメだが、その相棒の懐の深そうな捜査官って液体ターミネイターのロバート・パトリックじゃん。うお、液体ターミネイターなのに恰幅よくなってる。でも、奴はあんな銃弾で終わりにならないだろう。いや、溶鋼炉に落ちたのと同じ衝撃を与える銃弾だったのかって何言ってる俺。あれか、未来の世界からやって来て現地にスリープモードで溶け込んでいるロボットだが、そのオリジン素材にユダヤ人が使われており、やはりシンドラーの血を引くリーアム・ニーソンの前では不死身性がプロックされてしまうのかって何言ってる俺。
リーアム・ニーソンも単純に暴力無双ではなく、爆破や車の操縦などがプロテクだけど、それ以外は至って普通っぽい仕様も、ちゃんと普通の人に収まるリーアム・ニーソンの外見ゆえに良い効果をあげていた。うむ、ロック様にオファーを出さなかったのは正解だ。そもそもロック様、そんなに老けてないし、ロック様だったらそもそも金を強奪しようとか思われないよなあ。その点、リーアム・ニーソン、もともと普通に寂しげだけどキッチリしてる善人とか似合う人であるし。これが実は『Mr.ノーバディ』みたいに本当は血に飢えてたら、まあ、リーアム・ニーソンなら出来ちゃうだろうけど、今回はそこそこ普通の人で良い出来だった。このケースだと、恋人を浚われて、銀行強盗してこいって命令される続編が漏れなく付いてきそう。それってTV第一シリーズ『ルパン三世』の造幣局に忍び込んで大量に札を刷るエピソードやないけ。
あと、積極的に悪いFBI捜査官が昔っぽいマッチョタイプで、白黒映画の時代ならスーパーマンとか、ターザンとかオファーありそうだと思った。現代ではそこそこ暴力的に見える外観は過剰に暴力を行使しそうであまり好かれないのかもしれない。頑張れ、特に応援とかはしないけど。
あと、ぼーっとエンドテロップ見てたのだが、
リアム・ニーソンのメイクとヘアメイクを担当したのはワタナベノリコさん。
♪口移しにメルヘンください。
えーと、まあ、同姓同名なんだと思うけどね。
爆破犯の映画だからか雨のシーンがなかったか。なるほど『晴れ、ときどき殺人』か(違)。
【銭】
ユナイテッドシネマ金曜メンバー価格1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ファイナル・プラン@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・ファイナル・プラン@yukarinの映画鑑賞日記α

▲左が主人公、中央が暴走する悪役、右にちょっとだけ映ってるのが真ん中の主犯に引きずられる悪役。
五つ星評価で【★★★★ビッグバシェットじゃないし、都合がいい展開もあるけれど、役者それぞれのキャラがちゃんと立ってて嫌いになれない映画】
映画の宣材が「これでもか」とリーアム・ニーソンを銃や火薬を扱う連続殺人犯みたいに見せたがっているけど、ニーソンがもう本当にリタイア老人役で、状況に合わせて必要ならば拳も振り回すし、銃だってガンガン撃つ(都合よくそうそう当たらないのがリアル)けど、できればそれは避けたいと言うのが行動に見てとれる、極めて冷静なお爺ちゃんである。原題が『Honest Thief(正直な泥棒)』で、原題のまんま、恋に落ちて過去の自分の罪を許せず、自首しようとする正直な泥棒の話だ。過去に銀行強盗で強奪した現金は一切、手を付けていない。全て返すので司法取引で二年間の軽罪(自由面接可能)にしてくれと望む。なかなか虫がいい話だが、これを現場の警官が強奪しようとする。すげえ、ありそうな話。正しい技術の塊と正しくない権威の衝突。海軍エリートのうっかり八兵衛対極悪非道な水戸黄門の対決みたいなもんだ。いや、そうでもないか。
キャラが立ってて分かりやすい。
長屋に流れて来た謎の老人。その横に住む未亡人。金に執着の強い岡っ引き。そして、正義の同心。ちょっとアレンジすれば落語にだって出来そうだ。
犬を飼ってる離婚調停が成立したFBI捜査官とその犬もオチャメだが、その相棒の懐の深そうな捜査官って液体ターミネイターのロバート・パトリックじゃん。うお、液体ターミネイターなのに恰幅よくなってる。でも、奴はあんな銃弾で終わりにならないだろう。いや、溶鋼炉に落ちたのと同じ衝撃を与える銃弾だったのかって何言ってる俺。あれか、未来の世界からやって来て現地にスリープモードで溶け込んでいるロボットだが、そのオリジン素材にユダヤ人が使われており、やはりシンドラーの血を引くリーアム・ニーソンの前では不死身性がプロックされてしまうのかって何言ってる俺。
リーアム・ニーソンも単純に暴力無双ではなく、爆破や車の操縦などがプロテクだけど、それ以外は至って普通っぽい仕様も、ちゃんと普通の人に収まるリーアム・ニーソンの外見ゆえに良い効果をあげていた。うむ、ロック様にオファーを出さなかったのは正解だ。そもそもロック様、そんなに老けてないし、ロック様だったらそもそも金を強奪しようとか思われないよなあ。その点、リーアム・ニーソン、もともと普通に寂しげだけどキッチリしてる善人とか似合う人であるし。これが実は『Mr.ノーバディ』みたいに本当は血に飢えてたら、まあ、リーアム・ニーソンなら出来ちゃうだろうけど、今回はそこそこ普通の人で良い出来だった。このケースだと、恋人を浚われて、銀行強盗してこいって命令される続編が漏れなく付いてきそう。それってTV第一シリーズ『ルパン三世』の造幣局に忍び込んで大量に札を刷るエピソードやないけ。
あと、積極的に悪いFBI捜査官が昔っぽいマッチョタイプで、白黒映画の時代ならスーパーマンとか、ターザンとかオファーありそうだと思った。現代ではそこそこ暴力的に見える外観は過剰に暴力を行使しそうであまり好かれないのかもしれない。頑張れ、特に応援とかはしないけど。
あと、ぼーっとエンドテロップ見てたのだが、
リアム・ニーソンのメイクとヘアメイクを担当したのはワタナベノリコさん。
♪口移しにメルヘンください。
えーと、まあ、同姓同名なんだと思うけどね。
爆破犯の映画だからか雨のシーンがなかったか。なるほど『晴れ、ときどき殺人』か(違)。
【銭】
ユナイテッドシネマ金曜メンバー価格1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ファイナル・プラン@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
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