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『サンドラの小さな家』『旅立つ息子へ』ギンレイホール

◆『サンドラの小さな家』ギンレイホール

▲ムカデ人間(嘘)。

五つ星評価で【★★★フラッシュバックこわい】
仏の顔も三度までなのだけど、何度も自動的に発令するフラッシュバックが怖い。あんな作りされたら観客はみんなサンドラの味方になるしかない。そして、裁判に翻弄されるサンドラ。役所の補助や裁判など「公助」の部分が機能しないのは日本だけではないのか。この映画も「共助」「自助」の物語である。そこをあまり賞賛するのは文明国家として負けなのかもしれない。原題『herself(彼女自身)』は本気で何も伝わって来ない映画タイトルだなあ。
あえて調べないで言いっ放しにするならアダム・サンドラーは小さな家に住まないと思う。


◆『旅立つ息子へ』ギンレイホール

▲この映画自体に全く関係ない話だけど、星飛雄馬、自閉症じゃなくてよかった。

五つ星評価で【★★★しんどいがラスト爽やか。キツい炭酸かよ】
そもそも乳幼児の泣き声でさえイライラする。あれは科学的にもイライラするように仕向けられているらしい(早く対処が済むように)。それと同じエネルギーで大人が号泣したり、老人が泣き叫んだりしたら、子供生来の可愛さがないのだから、キツい厳しいに決まってる。だって、そういうのは大人以上は自制できるものと言う常識観念があるのだから。人は常識を守れない者には厳しく当たり勝ち。これはそういうの前提の映画。
成人男子の息子は自閉症で、父が専任で世話を焼き暮らしている。息子の母は息子を支援施設に入れたいが、父が彼は施設で暮らせないと取りあわない。争った結果、裁判所命令で息子は支援施設に入れる事が決まり、父が息子を施設に連れに行く朝、息子はパニックに落ち、どうしても支援施設に運び込む事が出来ない。母は取りあわない。子供だから命令には従うでしょと、従わないという選択肢を許してくれないが、じゃあ、従わなかったらどうすればいいのか。袋叩きにして言う事を聞かせろとでも言うのか。みたいに観客を沸々と激昂させる。父と息子は二人が生きれる場所を見つけて逃避行する。
父と子のコミュニケーションは密だが、父と母、母と子のコミュニケーションが疎である。やはり普段の状況を見せないと正しい説得は出来ない。そこに突破口が多分あったのだ。
『Here We Are(ここに私達はいる)』という原題は正しいけどキャッチーではない。どこにいても父と子はいる。そしてラストシーンで「We」の意味が変わるのがきっと英語圏の人なら「やられた」感を感じそう。
ラストちょっとした進展に心が和む(逆に言えば父ちゃんはこういう機会を奪ってたとも言えるから、良い事でありつつ辛辣かもしれないが)。


【銭】
会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
サンドラの小さな家@ぴあ映画生活
旅立つ息子へ@ぴあ映画生活
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サンドラの小さな家

シングルマザーのサンドラは2人の幼い娘を連れ、暴力夫ガリーの元から逃げ出した。 しかし公営住宅は長い順番待ちで、職場から遠く離れたホテルの仮住まい生活から抜け出せそうにない。 インターネット情報で普通の人でも家が建てられることを知ったサンドラは、自力で作ってみようと思い立つ。 土地、資金、人材と、足りないものだらけだったが、少しずつ協力者を増やしてゆく…。 ヒューマンドラマ。

旅立つ息子へ

自閉症スペクトラムを抱える息子ウリの子育てに専念するため、父アハロンはキャリアを捨て、イスラエルの田舎町で暮らしていた。 ところが別居中の妻タマラが、ウリの将来を心配し全寮制支援施設への入所を決めてしまう。 定収入のないアハロンは養育不適合と判断され、裁判所の決定に従うしかなかった。 しかし入所の日、ウリはパニックを起こしてしまう…。 ヒューマンドラマ。

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ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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