
▲ザ・マミィの酒井と江野沢愛美(可愛い)。
五つ星評価で【★★★今回は設定に良さがある】
見た直後のツイートが下記。
これが本当とは全く思わないがモチーフになってる背の高い女「八尺さん」の非日常性に痺れる。そんな見たことのないもの怖すぎる。ただ映像は資金不足でいいカットと悪いカットが混在する。芸人は上手い人も下手な人もいるのはしょうがない。
凄いのが2021年になってからこれがもう三本目だという事である。『大魔神』かよ! 一本目が普通の借家、二本目がホテルの一室、三本目が貸スタジオが題材。本来の「事故物件」は一本目がドンピシャで、二本目、三本目はニアな位置付けだが、一本目の借家設定はあまりパターンも作れずにキツいので、この目先変更は正解。
ところで、もう普通に大人なので、これが本当の心霊ドキュメントでもないし、計算して作られた本当風の話であると理解しているのだが、チラシに「今が旬の新世代芸人が遭遇した恐怖体験を自ら演じる新感覚ホラームービー!!」と書いてあるのは普通に大嘘なのでやめた方がいい。前作までも「本当」はうたってるが「当の当人が演じている」なんて宣伝は一言もなかった筈だ。嘘にもついていい大きさとついちゃいけない大きさがある。これはついちゃいけない大きさ。普通にこのメンツが同じスタジオで類似経験をしている筈がない。すぐバレる嘘はつくべきではない。ちなみに今回の芸人は東京ホテイソン、蛙亭、ザ・マミイ。
今回の怪談のモチーフである「八尺さん」が怖い。2メートル40センチの巨体で子供を上から覗きこんでじっと見つめる。そして、たまに浚う。タイプが人間であるにも関わらず、ちょっとだけ他と異なってる要素が混じっている存在は怖い。それは常識を裏切る存在であり、その者がどんな行動を取るかが分からないからである。何をしでかすか分からない相手は怖い。予算が少ない事が見え見えでカットごとに大きく見えたり、そうでなかったり、みたいな映像になってしまったのは残念だ。
【銭】
一般入場料金1800円を普通に払って入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・劇場版ほんとうにあった怖い話~事故物件芸人3~@ぴあ映画生活
スポンサーサイト