『神在月のこども』EJアニメシアター新宿、『チョイト姐さん 思いで柳』シネマヴェーラ渋谷
- Date
- 2021/10/11/Mon 09:05
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
同日鑑賞2本をまとめてレビュー。
◆『神在月のこども』EJアニメシアター新宿

▲亀と兎ちゃうんか(ちゃうんよ)
五つ星評価で【★★ちょっと予想通りかな】
大事な人を亡くしてしまった代償に自分の何かを失ってしまった主人公が、仲間と旅をしながらその失った何かを取り戻す。どこかで聞いたようなプロットだが、何だったか思いだせない。主人公の拗らせ小学生女子の声に、蒔田彩珠。朝ドラ『おかえり、モネ』のモネ妹、それと『朝が来る』の遂には得体の知れない何かになってしまう超拗らせ女子と、ああもう鬱陶しい盤石のキャスティングである。ちなみにお父さん役の井浦新はその『朝が来る』で、拗らせている蒔田を見つめる役で蒔田と共演している。『朝が来る』の時の井浦新の奥さんが永作博美だったので、今回の奥さん役が柴咲コウなのはそんなんないのは自明の理なのだけど浮気してる感がある。以上3名のタレントキャスティングは気にしなければ普通。あとラスボス神様の声が神谷明なのは味があるけどこれも普通は普通。まあでも名前入ってると目を引くから、タレント同様起用に意味はあるのか。
主人公の母親が走る神「韋駄天」であり、娘もその素質を組むという設定が、でも、神様の末裔なのに母親は病死してしまうとか、あの黒い邪悪版マックロクロスケは結局何だったの、とか世界観が作品の中で綺麗に収まらずにゼイゼイ言ってる感じがする。個人的には拗らせ女子(もしくは男子)の復活譚はそろそろしばらく見なくてもいいかな。
◆『チョイト姐さん 思いで柳』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★貧乏でも善人を見てるとほっこり】
1952年、白黒、79分、初見。佐伯幸三監督。
特集「秋の新東宝祭り」の1プログラム。
医者彼氏と芸者彼女の格差ラブコメ。
高島忠夫のデビュー映画という事で、ヒョロっとして結局「かっこいい」ではない。絶世の美男ではないので、隣の兄ちゃん的な役には似合う。そして、怪我をしてデコ周りを包帯で覆うと、「なかやまきんにくん」に似てしまう事が判明した。そこか、信用できない由来は(いや、そこじゃない)。ただヒョロっとして線が細く、後からジャズを取り組むまではナヨナヨっとしてて、この子大丈夫?みたいに見えるのは今、見てると面白い。とても「いぇ~い」とか言いそうにない。
高島忠夫が医者彼氏で長唄の師匠の息子なのだが、この長唄の師匠の所に稽古に来ている芸者彼女・豆千代と告白をしあっていない相思相愛的な関係で、医者のドラ娘との間に玉の輿的な話が立ちあがり、二人の仲が裂かれそうになる。この豆千代役が関千恵子と言う人で、目がビックリな感じで大きくて、首長。フランス人形的な外観で瞳うるうるさせるのがかーいー。芸者っぽくはなく、髷がでっかくてコントみたいである。最終的にはこの若い二人の思いが実る形でハッピーエンドだが、当時も今も医学生と水商売の女性が結婚するとなったら周りはほっておいてはくれない。日本よのう
柳家金語楼が豆千代の母の再婚相手になりたい親父役でけっこうな尺出ているのだが、カメラに映っている最中はずっと顔を変えたり何かしら動いたりしている。常に芸を止めない状態。止まる事が不安だったのだろう。
【銭】
『神在月のこども』:テアトル会員割引で1300円。
『チョイト姐さん 思いで柳』:一般入場料金1200円-会員割引400円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・神在月のこども@ぴあ映画生活
・チョイト姐さん 思いで柳@ぴあ映画生活
◆『神在月のこども』EJアニメシアター新宿

▲亀と兎ちゃうんか(ちゃうんよ)
五つ星評価で【★★ちょっと予想通りかな】
大事な人を亡くしてしまった代償に自分の何かを失ってしまった主人公が、仲間と旅をしながらその失った何かを取り戻す。どこかで聞いたようなプロットだが、何だったか思いだせない。主人公の拗らせ小学生女子の声に、蒔田彩珠。朝ドラ『おかえり、モネ』のモネ妹、それと『朝が来る』の遂には得体の知れない何かになってしまう超拗らせ女子と、ああもう鬱陶しい盤石のキャスティングである。ちなみにお父さん役の井浦新はその『朝が来る』で、拗らせている蒔田を見つめる役で蒔田と共演している。『朝が来る』の時の井浦新の奥さんが永作博美だったので、今回の奥さん役が柴咲コウなのはそんなんないのは自明の理なのだけど浮気してる感がある。以上3名のタレントキャスティングは気にしなければ普通。あとラスボス神様の声が神谷明なのは味があるけどこれも普通は普通。まあでも名前入ってると目を引くから、タレント同様起用に意味はあるのか。
主人公の母親が走る神「韋駄天」であり、娘もその素質を組むという設定が、でも、神様の末裔なのに母親は病死してしまうとか、あの黒い邪悪版マックロクロスケは結局何だったの、とか世界観が作品の中で綺麗に収まらずにゼイゼイ言ってる感じがする。個人的には拗らせ女子(もしくは男子)の復活譚はそろそろしばらく見なくてもいいかな。
◆『チョイト姐さん 思いで柳』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★貧乏でも善人を見てるとほっこり】
1952年、白黒、79分、初見。佐伯幸三監督。
特集「秋の新東宝祭り」の1プログラム。
医者彼氏と芸者彼女の格差ラブコメ。
高島忠夫のデビュー映画という事で、ヒョロっとして結局「かっこいい」ではない。絶世の美男ではないので、隣の兄ちゃん的な役には似合う。そして、怪我をしてデコ周りを包帯で覆うと、「なかやまきんにくん」に似てしまう事が判明した。そこか、信用できない由来は(いや、そこじゃない)。ただヒョロっとして線が細く、後からジャズを取り組むまではナヨナヨっとしてて、この子大丈夫?みたいに見えるのは今、見てると面白い。とても「いぇ~い」とか言いそうにない。
高島忠夫が医者彼氏で長唄の師匠の息子なのだが、この長唄の師匠の所に稽古に来ている芸者彼女・豆千代と告白をしあっていない相思相愛的な関係で、医者のドラ娘との間に玉の輿的な話が立ちあがり、二人の仲が裂かれそうになる。この豆千代役が関千恵子と言う人で、目がビックリな感じで大きくて、首長。フランス人形的な外観で瞳うるうるさせるのがかーいー。芸者っぽくはなく、髷がでっかくてコントみたいである。最終的にはこの若い二人の思いが実る形でハッピーエンドだが、当時も今も医学生と水商売の女性が結婚するとなったら周りはほっておいてはくれない。日本よのう
柳家金語楼が豆千代の母の再婚相手になりたい親父役でけっこうな尺出ているのだが、カメラに映っている最中はずっと顔を変えたり何かしら動いたりしている。常に芸を止めない状態。止まる事が不安だったのだろう。
【銭】
『神在月のこども』:テアトル会員割引で1300円。
『チョイト姐さん 思いで柳』:一般入場料金1200円-会員割引400円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・神在月のこども@ぴあ映画生活
・チョイト姐さん 思いで柳@ぴあ映画生活
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