
▲すんげ攻撃的でスタンドとか出しそうだったジョディ・フォスター(JOFO)。
とすると、この映画は『JOFOの奇妙な冒険ZERO』で、ヴィランはまだ覚醒していない別世界バースの奇妙医師ことドクター・ストレンジである。つーか、軍人側か。スラヒにも叫ばせたい。「ドイツの教育はぁ~、世界一ぃ~っ!」
五つ星評価で【★★★殴り合いは殴る前が肝心】
アメリカ同時多発テロを起こした犯人として身柄を不当に拘束されている男を裁判で救いだそうとする話。
裁判の展開がドラマになるのかと思ったら、その前段階がじっくり描かれていた。
ビジュアル的に黒く塗られている資料は黒味が多ければ多いほど人目を引くが、あの黒く塗られている部分その物が裁判内容に影響したかどうかは描かれていない。でも、どうやら、裁判で不利になる部分を政府や軍が黒塗りにしてたのではないらしい。と言うのは、獄中にいる証人が取り調べ中に拷問を受けた手記が黒塗りされる事なく、弁護士の元に届くのだ。映画内で描かれている通りなら、黒塗りを行っているのは第三者組織である。ただ、弁護士との接見内容は画像解析されるだろうし(唇読まれるかもしれん)、たまたま録音などされようものなら、その手記の入った郵便物が第三者に届く前に政府や軍に接収されてしまう危険性は大きくあった筈だ。
で、検察側のカンバーバッチが正義にやられてしまう。いい役じゃん。
弁護士側はいつの間にか白髪鬼みたいになってしまったジョディ・フォスター。とてもいい感じに食えない婆ちゃんである。
しかし、映画で悪役として描かれる時のアメリカ(政府・軍)は本当にアメリカの利益の為なら、徹底的に正義に背く行為をしてもしょうがない存在に描かれる。昔っからずっとそうなので、まあ、これがそのままリアルなのだろう。
ラスト、本物のスラヒ氏が画面に映るが、とっても自由人っぽくって、ちょっと火野正平っぽかった。もてそー。
【銭】
トーホーシネマズの会員入場料金割引日(火曜日)を使って1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・モーリタニアン 黒塗りの記録@ぴあ映画生活
▼次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・モーリタニアン 黒塗りの記録@yukarinの映画鑑賞日記α