『ジェントルメン』『Mr.ノーバディ』ギンレイホール
- Date
- 2021/11/26/Fri 08:52
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
◆『ジェントルメン』ギンレイホール

▲「GENTLE」の意味は「優しい、おとなしい、温和な、親切な、寛大な」。
五つ星評価で【★★★★クズ達にはクズ達なりのモラル】
イギリスの非合法ドラッグ界隈の人間模様、勢力構造、ヒエラルキーの行ったり来たりを見せる映画で、登場人物は『アウトレイジ』のように、全員悪人。「正義」や「遵法意識」の乏しい面々ではあるが、その中でごくごく身近に守るべきモラルはある。話の落としどころとして「血の制裁」のような状態で片付いてしまうのは致し方ないが、それでも、よりモラルの質が高い者が低い者に勝って終わるのでホッとした。クズしかいない世界でも勧善懲悪が成立してほしいのだ。
っつか、肩入れしたくなる奴が3人くらいしかいない。その3人は節度のある屑で、他は節度の無いクズ。
マリファナ王のミッキー、ことマシュー・マコノヒーかっけー。有言実行。やりとげる人で、彼の中で「やるべき事」が明確、その揺らぎのなさが良い。一流のいい服を着ている。
ミッキーの右腕レイ、ことチャーリー・ハナム。極めて「熊さん」的容貌だが、仕事に忠実。ぬかりはない。彼の部下ともどもチーマーみたいな若いギャングに軽くあしらわれるが、その無礼をそのままにはしておかない地力が良い。暴力業はナメられたら終わりなのだ。一流のいい服を着ている。
町のボクシングコーチで本当はギャングとか全然筋違いの強いだけの男、コリン・ファレル。実力と比べて低姿勢に振る舞える男は好感度高い。オシャレっぽいけど、服は安そう(どの服も薄くてテロテロっぽい)。
ここまでが一軍。
あと、あー、そういう職業だったのというのを映画見た後、チラシで知った「ゲスな私立探偵」フレッチャー、ことヒュー・グラント。あのホモとかに尻さわられてそうなおヒュー様が暗黒街でけっこうしたたかに闊歩している。ヒゲ面に笑顔。あの絶えない笑顔が全く信用できなくていい。服は金を掛けてるぞって威嚇するような服。
あと、マシュー・マコノヒーから大麻畑を買い取るのがユダヤ人富豪だが、ここで発生した問題に対して取られた対策が「ベニスの商人」。「ベニスの商人」では強欲なユダヤ人の金貸しは正義側の奸計にはまり、正当な借財をあきらめさせられるのだが、ここではその逆で、強欲なユダヤ人の富豪は自分の肉体で、発生した借財を支払う事になる。ユダヤ人この映画でいいところなし。ついでにロシア人、中国人もいいところはない。ヤンキーしか勝たん状態。
それにしても『流されて』とか見せられた時はガイ・リッチーがこんなに監督として普通に再復活するなんて思いも寄らなかった。おめでとう。面白かったよ、ガイ・リッチー。
そう言えば『湘南爆走族』の行きつけのラーメン屋の店名が「ジェントル麺」じゃなかったっけ?
◆『Mr.ノーバディ』ギンレイホール
▲画像は後から。
五つ星評価で【★★★★破壊の楽しさ】
二回目。
「キティちゃんの髪飾りをどこにやったんだー」と駄々っ子みたいに絶叫するのがもう楽しゅうてたまらん。
こういうどうでもいい映画が作られて公開されるのはとても良い事。
ロシア人の親玉もいいキャラなんだけど、銃方面での見せ場がもう一つ欲しかったな。
あの主人公の娘、可愛かったなー。
例えば、バスで助けた娘、黒人のロシア人関係者、赤ん坊を見つけた後の強盗犯など、スパっと二度と出てこない所とかとても潔い。
【銭】
会員証で入場。『ジェントルメン』と『Mr.ノーバディ』でカップリング。こういう単純明快なアクション映画二本立てはやっぱりギンレイホールでは珍しい。ヤバい。ヤバい。もうすぐ会員更新しないと。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ジェントルメン@ぴあ映画生活
・Mr.ノーバディ@ぴあ映画生活
▼次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・ジェントルメン@ここなつ映画レビュー
・ジェントルメン@ノラネコの呑んで観るシネマ
・ジェントルメン@銀幕大帝
▼関連記事。
・Mr.ノーバディ(一回目)@死屍累々映画館・第二章
・Mr.ノーバディ(二回目)@死屍累々映画館・第二章

▲「GENTLE」の意味は「優しい、おとなしい、温和な、親切な、寛大な」。
五つ星評価で【★★★★クズ達にはクズ達なりのモラル】
イギリスの非合法ドラッグ界隈の人間模様、勢力構造、ヒエラルキーの行ったり来たりを見せる映画で、登場人物は『アウトレイジ』のように、全員悪人。「正義」や「遵法意識」の乏しい面々ではあるが、その中でごくごく身近に守るべきモラルはある。話の落としどころとして「血の制裁」のような状態で片付いてしまうのは致し方ないが、それでも、よりモラルの質が高い者が低い者に勝って終わるのでホッとした。クズしかいない世界でも勧善懲悪が成立してほしいのだ。
っつか、肩入れしたくなる奴が3人くらいしかいない。その3人は節度のある屑で、他は節度の無いクズ。
マリファナ王のミッキー、ことマシュー・マコノヒーかっけー。有言実行。やりとげる人で、彼の中で「やるべき事」が明確、その揺らぎのなさが良い。一流のいい服を着ている。
ミッキーの右腕レイ、ことチャーリー・ハナム。極めて「熊さん」的容貌だが、仕事に忠実。ぬかりはない。彼の部下ともどもチーマーみたいな若いギャングに軽くあしらわれるが、その無礼をそのままにはしておかない地力が良い。暴力業はナメられたら終わりなのだ。一流のいい服を着ている。
町のボクシングコーチで本当はギャングとか全然筋違いの強いだけの男、コリン・ファレル。実力と比べて低姿勢に振る舞える男は好感度高い。オシャレっぽいけど、服は安そう(どの服も薄くてテロテロっぽい)。
ここまでが一軍。
あと、あー、そういう職業だったのというのを映画見た後、チラシで知った「ゲスな私立探偵」フレッチャー、ことヒュー・グラント。あのホモとかに尻さわられてそうなおヒュー様が暗黒街でけっこうしたたかに闊歩している。ヒゲ面に笑顔。あの絶えない笑顔が全く信用できなくていい。服は金を掛けてるぞって威嚇するような服。
あと、マシュー・マコノヒーから大麻畑を買い取るのがユダヤ人富豪だが、ここで発生した問題に対して取られた対策が「ベニスの商人」。「ベニスの商人」では強欲なユダヤ人の金貸しは正義側の奸計にはまり、正当な借財をあきらめさせられるのだが、ここではその逆で、強欲なユダヤ人の富豪は自分の肉体で、発生した借財を支払う事になる。ユダヤ人この映画でいいところなし。ついでにロシア人、中国人もいいところはない。ヤンキーしか勝たん状態。
それにしても『流されて』とか見せられた時はガイ・リッチーがこんなに監督として普通に再復活するなんて思いも寄らなかった。おめでとう。面白かったよ、ガイ・リッチー。
そう言えば『湘南爆走族』の行きつけのラーメン屋の店名が「ジェントル麺」じゃなかったっけ?
◆『Mr.ノーバディ』ギンレイホール
▲画像は後から。
五つ星評価で【★★★★破壊の楽しさ】
二回目。
「キティちゃんの髪飾りをどこにやったんだー」と駄々っ子みたいに絶叫するのがもう楽しゅうてたまらん。
こういうどうでもいい映画が作られて公開されるのはとても良い事。
ロシア人の親玉もいいキャラなんだけど、銃方面での見せ場がもう一つ欲しかったな。
あの主人公の娘、可愛かったなー。
例えば、バスで助けた娘、黒人のロシア人関係者、赤ん坊を見つけた後の強盗犯など、スパっと二度と出てこない所とかとても潔い。
【銭】
会員証で入場。『ジェントルメン』と『Mr.ノーバディ』でカップリング。こういう単純明快なアクション映画二本立てはやっぱりギンレイホールでは珍しい。ヤバい。ヤバい。もうすぐ会員更新しないと。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ジェントルメン@ぴあ映画生活
・Mr.ノーバディ@ぴあ映画生活
▼次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・ジェントルメン@ここなつ映画レビュー
・ジェントルメン@ノラネコの呑んで観るシネマ
・ジェントルメン@銀幕大帝
▼関連記事。
・Mr.ノーバディ(一回目)@死屍累々映画館・第二章
・Mr.ノーバディ(二回目)@死屍累々映画館・第二章
スポンサーサイト