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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『アメリカン・ユートピア』新文芸坐

◆『アメリカン・ユートピア』新文芸坐

▲どれが「ホープ」で、どれが「ピース」で、この多人数ユニットで何組のゴムパッチン芸が披露されるかなど、いろいろと不明。

五つ星評価で【★★★★楽しいやんけ】
2021年最後の鑑賞。
ツイッターでの第一声感想↓

社会的なメッセージはあえて横に置いておいて、あの気が狂うような音の蹂躙は魅力。これはネイティブでないので訳詞を読む形になるが、これを吹替にも出来ないしね。

ちょっと残念がってるが、十分楽しんだ。当日新文芸坐では「発声不可・強制スタンダップ上映」という椅子があるのに全員立ち見と言う「お前ら頭おかしいよ」な上映もやっていたが、私が見たのは普通の上映。常識人ですから。でも、立ってゆらゆらしながら見るという気持ち良さも否定できない。よく分かる。まあ、疲れそうではあるが。文芸坐においても「キチガイ音声ブーストサウンド」がブイブイ言わせていたが、これが本当にもう音をでかくして客を包み込んで思考停止にさせるしか能がないという素晴らしいシステムで、素晴らしい興行でした。下の階のパチンコ屋揺れてたらごめんよ。いや、「沼」打ってるやつもいないだろうから許せ。
で、打楽器素晴らしい。打楽器によらず、全部の楽器がコードなしで動き回れる自由度がよい。それで電気楽器などのボリュームもちゃんと確保しているから、まあ、あれに導入できんのはほんまもんのピアノとパイプオルガン、ハープくらいなのかもしれない(ハープは携帯できる小さいのがあるが)。絵的にピアノはステージを縦横無尽に動き回ってもらいたい気もする。轢殺するんじゃ。でもまあ、この自由度はあれよなあ、チンドン屋だな。あれの規模と音量と赤ちゃん起きちゃうじゃないの的な配慮を無視できた良さだな。チンドン屋も負けるな。ピアノでチンドンやれ。あと、スタイリッシュなのが、チンドンと違うか。いいと思うけどなスタイリッシュチンドン。『響けユーフォニアム』のマーチング・バンドっぽくもあるし、動き回れるだけで楽器はおもろい。
タイトルに「アメリカン」が付いてるが、薄くはなかった。でも、政治的な発言内容よりは単に音が楽しくて良かったな。ジョイントして、政治っぽくしたかったスパイク・リーには悪いけど。


【銭】
番組価格1500円。会員割引で200円引いて、ネット予約で+50円。計1350円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
アメリカン・ユートピア@ぴあ映画生活
▼次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
アメリカン・ユートピア@ノラネコの呑んで観るシネマ
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