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『ドント・ルック・アップ』シネリーブル池袋2(ネタパレ)

◆『ドント・ルック・アップ』シネリーブル池袋2

▲笑うと負けよ、アップップ。

五つ星評価で【★★★よく出来てるけど勧善懲悪が好き】
ネタバレ的である。

ツイッターでの最初の感想↓

明確にコメディーの立脚点なのに設定がリアルで苦笑い。「博士の異常な愛情」的であるにも関わらず、予言の書みたいで、うーん。

地球人類滅亡コメディー。ラストまで容赦なし。ただ設定が「ブラックやなあ」とは思うが、ネタの投入頻度は少ないので、コメディーとして扱うのはあまり適当ではない気がする。精一杯笑える感じが欲しい。「錦鯉」でも呼ぶか。みなさーん、こーんにちはー、どかーん。オチとかなく滅亡かよ。ジャンルとしては他に適当な物がないので、「コメディー」に入れてしまうも止む無しか。
タイトルが何で「空を見上げるな」なのかと言うと、空から巨大隕石という真実が降ってくる。その真実を見せなくする為のネガティブ・キャンペーンの名前が「空を見上げるな」である。ちょっとトランプの「新型コロナは只の風邪」みたい。発言の一つ一つに科学的な裏付けがない。日本のコロナ対策もそうだけど、人類はいつの間にか科学を人類発展の武器として使う事が出来なくなってしまった。科学を使って真っ当に儲けるより、科学を使わずに口先三寸で儲ける方が簡単だからである。いやあ、困った。科学に頼りたい問題がいくらでもあるのに。

巨大隕石を見つけるのがシカゴ大学の二人と政府の科学者。シカゴ大学ってとても優秀な大学らしい。シカゴはアメリカ東部にある。つまり、彼等は星を見てキリストの元に駆けつけた東方の三賢人を象徴している。彼等がプレゼント(情報)を持って向かったトランプもどきが幅を利かす荒野である西部には救世主もいず、望みもない。そもそも歓迎すらされない。ここで歯痒いのが三賢人が三賢人であるが上にショー・ビジネスには疎い事だ。彼等が話す危機は誰にも伝わらない。「地球が滅亡するんです」「いいね、そのネタ、いただき」。さんま御殿に出演したような物だ。結果的に、三賢人が訪ねて行った先で唯一生き残ったのは、賢いと思えないあの男である。だから、誰が救世主かと言ったら彼なのかもしれない。彼しかいないのだから。反映とか発展はまあ勘弁してもらおう。ちょっとそれは荷が重いだろう。

大昔の故事から正しくはないけれどノアの方舟を作っていた者は生き残り、それ以外の者は最後の審判に立ち合った事になる。最後の審判はあれがそうであるなら、一瞬のまたたきのような描かれ方をしていて、あの一瞬で有史以来の全ての人々が裁かれたのならハレルヤ、神は偉大なり。この最後の審判については、ユダヤ教(もちろんキリスト教も含)、イスラム教などでも描かれているが、ウィキに書いてあるそれより古いとされるゾロアスター教の記述が面白い。以下、抜粋。

ゾロアスター教の最後の審判は、地上に世界の誕生以来の死者が全員復活し、そこに天から彗星が降ってきて、世界中のすべての鉱物が熔解し、復活した死者たちを飲み込み、義者は全く熱さを感じないが、不義者は苦悶に泣き叫ぶことになる。
一説には、これが三日間続き、不義者の罪も浄化されて、全員が理想世界に生まれ変わるとされる。別の説では、この結果、悪人(不義者)は地獄で、善人(義人)は天国で永遠に過ごすことになるとされる。


この映画的である。


【銭】
いのちゃん先輩から招待券を貰った。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ドント・ルック・アップ@ぴあ映画生活
▼次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ドント・ルック・アップ@ここなつ映画レビュー
ドント・ルック・アップ@ノラネコの呑んで観るシネマ
ドント・ルック・アップ@ノルウェー暮らし・イン・原宿
ドント・ルック・アップ@徒然なるままに
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ドント・ルック・アップ・・・・・評価★★★★+0.8

人類滅亡はフェイクニュース? アダム・マッケイ節が冴え渡る、インパクト大の社会風刺SF。 天文学者ランドール・ミンディと、博士過程に在籍する学生、ケイト・ディビアスキーが、未知の巨大彗星を発見。 軌道計算の結果、ほぼ100%の確率で地球に衝突することが判明する。 二人は大統領に対して、彗星の軌道を変えるため対策を取ることを進言するが、真に受けてもらえない。 そこで、あの手この手で人々に真実...

ドント・ルック・アップ

天文学者ランドール・ミンディと教え子のケイトは、巨大彗星(すいせい)が地球に衝突する可能性を察知する。 テレビで警告を発したり、政府高官に訴えても、情報が氾濫する世界では誰ひとり耳を貸そうとしないのだった…。 ブラック・コメディ。

「ドント・ルック・アップ」

Netflixが制作して配信する作品を、配信より先に劇場公開したものを鑑賞。間違いなく面白かった。私はネトフリに加入していないので、これまでも数々の誘惑に負けて「明日から加入しようかしら…」と思わないこともなかったけれど(だが明日になると忘れている)、こんなに豪華キャストを用いて面白い作品を提供してくれるなら、これは映画館で観る派の人もみんな観るよなぁ。実際に息子たちは2人ともネトフリヘビー...

コメント

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三賢人

ふじきさん☆
三賢人もむなしく星屑となりましたね。
生き残ったのが天国で、生き残ったあの人たちが善人とするならば、ノアに乗らなくて良かったとしみじみ思うことでしょう。
なかなかのブラックコメディでした。

Re: 三賢人

こんちは、まだむさん。

> 三賢人もむなしく星屑となりましたね。
> 生き残ったのが天国で、生き残ったあの人たちが善人とするならば、ノアに乗らなくて良かったとしみじみ思うことでしょう。

しかし、心の通じあった人達と最後の晩餐を迎える事は、延々と心の通じ合わなそうな人達とあまり快適と思えない環境で、只生きる事より素敵かもしれない。

こんにちは

こんにちは。
でもまあ実際に庶民としては、「巨大彗星がぶつかる!」と言われても、誰かがなんとかしてくれる、と思って過ごすしかないですよね。
>結果的に、三賢人が訪ねて行った先で唯一生き残ったのは、賢いと思えないあの男である。だから、誰が救世主かと言ったら彼なのかもしれない。彼しかいないのだから。
実際の為政者もあんなのしかいなかった訳だから、「彼」でも同じだったかもしれないですしね…

Re: こんにちは

こんちは、ここなつさん。

> 実際の為政者もあんなのしかいなかった訳だから、「彼」でも同じだったかもしれないですしね…

世界最後の男だから、部下は一人もいなくても人類の最後の最高責任者であります。

あのオチはまあまあ好きです。どう見てもスティーブ・ジ〇ブズみたいな人出てきましたがア〇プルから怒られないのでしょうか

Re: タイトルなし

こんちは、伍一どん。

> あのオチはまあまあ好きです。どう見てもスティーブ・ジ〇ブズみたいな人出てきましたがア〇プルから怒られないのでしょうか

怒ると似てる事を肯定しちゃう事になるから、その辺はちょっとジレンマですよね。

わちきはジジイだから

J.ローレンスから
「あのフニャチン野郎」と言われたい。
(どの場面か、もう覚えてないか)

Re: わちきはジジイだから

こんちは、先輩。

> J.ローレンスから
> 「あのフニャチン野郎」と言われたい。
> (どの場面か、もう覚えてないか)

J.ローレンス?
アラビアからジャングルに戦場を移したロレンスか?
拷問シーンがあったが、ロレンスが「フニャチン野郎」と言われたかは覚えていない。
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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