◆『コーダ あいのうた』池袋ヒューマックスシネマ4
▲娘を通訳に親の性病の診断と言う居たたまれないシーン(つーか、おめーら筆談せーよ)。
五つ星評価で【★★★まあ楽しいけど】
アカデミーの作品賞という気はさらさらしない。世界とアカデミーの周りの空気に救われた感じ。みな息抜きが必要だったのよ。とは言え、そんなに悪い映画ではない。でも、凄く心にグサグサドスンドスン、ドッカーンバッカーンとかも来ない。
オリジナル映画の
『エール!』でも思ったけど、負荷が集中してしまうのがよくないわ。あと、コミュニケーション力が足りない。主人公がしんどいのは分かるし、主人公のしんどいのを歌唱の先生が分からないのも分かるが、それは親兄弟がコミュニケーションを彼女の力に頼るのと同じで、彼女が自分の事情を周囲に理解させなければならない。泣いていても隙間は埋まらない。隙間は自分で埋めるべく努力をすべきなのである。割とその観点が欠けてる気がする。
父ちゃんも母ちゃんも兄ちゃんも主人公も可愛い。愛すべき小市民である。
そして、
コーダ(聾唖家族内唯一の健常者)
であってもシャーミンではない。最後の一行はいらんかった。
【銭】テアトル会員割引との相互割引(池袋・渋谷のヒューマックス劇場でテアトルの会員券を見せると2022年4~6月中の期限限定・且つ・平日なら1300円に割引)。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
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