
▲綾瀬はるか痩せたかな。
五つ星評価で【★★★そんなに重い映画だったのかウルトラマン】
ツイッターでの最初の感想(↓)
綾瀬はるかで興奮したいなあ程度の気持ちで見たら、ド人生ドラマ。いい物見せてもらったとは思うが、ライトコメディーを気楽に見たかったので頭が混乱してる。客席は少な目、全員野郎。綾瀬はるかサイドの話をもう少し見たかった。
綾瀬はるかのボインがね。すんごく強調されてなくてですね。絞ったんじゃないかと言うくらい。いや、そこは見たいとこでしょ。ただまあ、お化けボインみたいな胸を持て余すみたいな方が成人映画嗜好脳的にはビンビン楽しいけど、なんか競泳水着にシュンっと滑り込んだみたいな綾瀬はるかは、笑顔とあいまって人間としてとても綺麗。水の外のポンコツな部分は痛ましい。あれはあれで解決の方向に進ませてダブル主演にするべきじゃないのか? 体裁上は長谷川博己と綾瀬はるかのW主演になっているが、観客はずっと長谷川博己の不調をガン見させられる。バランスで言ったら8対2くらいか。はっきり言ってキツい。俺は長谷川博己では成人男子として肉体的に興奮せんのじゃあ。そして、興奮したくなりたいとも思わない。長谷川博己はいつも通りの七面倒臭い長谷川博己だけど、この人はこの通常営業でいいのだと思う。
フェチな人としては綾瀬はるかの水着の生地の具合が分かるくらい密着接写してほしかった。いや、性格いいし、ああいう女性に強めにビシビシ言われたいみたいな願望の人にはビンビン来そうではある(だから何でビンビンでしか考えられないの? 俺)。
綾瀬はるかがボインを解脱して仙人みたいな役で、長谷川博己が人生に苦しむ弟子。弟子の過去の女が麻生久美子、未来の女が阿部純子。過去に苦しみ、未来に手を出せない。麻生久美子が損な役回りなんだけど、ちゃんとそこにドンと鎮座していた。旬的には長谷川博己なのかもしれないけど、夫役はオダギリジョーでもよさげ。哲学の先生には見えないか。いや、そうでもないか。朝ドラの鯛焼き屋なのに鯛焼きを焼けないオヤジのイメージが残っている。長谷川博己が哲学講義受講の生徒に出す宿題「人は何故、生きるのか」が、映画自体のテーマになっている。あの辺の多重構造は上手い。「哲学の先生」って、世の中からそんなに激烈に求められていない職業なので、事件の後、仕事に逃げ込む事も出来そうになく、苦しそうだ。今の女、阿部純子、ヘアサロンで働いて、スーパーのパートもして、というのがちょっと分かりづらかった。そもそも、さも当たり前のように未来の女がいる訳なのだが、そんなの当たり前で、いないのはちょっとどうかみたいな態度を取られると、「リア充、爆発しろ」とか映画に対して思わんでもない。
綾瀬はるかの水泳教室に、いつもいる常連(と言うより長谷川博己の同期生)4人、何か本当にガヤに徹していて、そういうのちょっと珍しい。ここにヤングジャンプのグラビアを飾るような女の子を投入したらいやらしい映画になったのに(四人で先生を取り囲んで女同士を理由に先生の胸を鷲掴みにするイベントは勿論含む)。
【銭】
ユナイテッドシネマ金曜メンバーズデーで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・はい、泳げません@映画.com