『さかなのこ』シネ・リーブル池袋2
- Date
- 2022/09/21/Wed 09:05
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
◆『さかなのこ』シネ・リーブル池袋2

▲ミー坊(=さかなくん)。
五つ星評価で【★★★言ったもの勝ち】
木ノ葉のこにエラが出来てギョギョッ、さかなのこ。いや、それはネタだ。でも、さかなクンをのんが演じると言う点でもう既にそのネタと同等ぐらいに頭を混乱させられている。で、映画冒頭「男か女かはどっちでもいい」とカマされるのだが、はっきり「ああそうか」と腑に落ちたのと「いや、どっちでもいいではないだろ」って混乱が半々。確かに私自身本人がさかなクンとセックスする訳でも何でもないのだから、この映画のミー坊が男でも女でも関係ない。私はのんのビジュアルなので、ずっと「女」と思って見ていた。が、設定上は男らしい。ギョギョギョーッ、「さかなのんこ」は男かあ。学ラン着てたけど、単に男装をする変わり者女と思ってたなあ。基本、水中シーンはスウェットスーツで、乳首を見せないが、乳首を見せたら、それがCGで平べったくても更に混乱しただろう。確かに映画のエピソード的には「性」に関しては何も触れないから、男でも女でもどうでもいい筈だが、男だったら普通に夏帆に寝込みを襲われたのではないかとか思う。そして、みんな映画内でミー坊に優しいのは、女だからと思わされながらも、「のん」だからなのだろう。これ、同じ役を「さかなクン」本人や「もう中学生」が演じたら、やっぱりイラっと来ると思う。そういう意味では「のん」のトリッキーな起用は正解。何か同じようにTVから干されている草彅剛もこの役をオファーしたら、「さかなクン」本人や「もう中学生」より、見やすく演じてくれそうだ。衣装は「やさしいマン」のままでも良い。
しかし、みんなミー坊に対して、優しいと同時に一歩踏み込んではくれない。水族館の仕事でダメを出されるが、ダメを出すだけで、それが何故ダメかは教えない。それがダメなのは「お魚の為にならない」、そう教えれば、水族館の仕事は出来たのではないか? 水槽作りも誰か一人が方向性の違いをアドバイスしてあげれば成功したのではないか? そういう踏み込まない、踏み込まれない存在である事も含めて、「のん」を起用してたりするか? それは考えすぎか?
ファンタジーで、寓話だから、ぼーっと見てられる。これ、リアルな心理劇だとキツそう。
井川遥の母ちゃん魅力的だなあ。最後のあの種明かしはないよなあ。映画としては物凄くおもろいけど。
カブトガ二の飼育を依頼する高校の先生、柄本の長男かと思ったら、ドランクドラゴンの鈴木だった。それって、リーズナブルな感じ。映画.comの配役表みたら役名が「鈴木先生」だった。それでは柄本佑に演じてもらう訳にはいくまい。まあ、ギリ「松尾スズキ」までかなあ。
狂犬の柳楽優弥も島崎遥香とのデートに「のん」を招待するという。いや、それは普通に島崎遥香怒るだろう。この映画での一番の謎はあの下りかもしれない。
さかなクン本人が演じる「ギョギョおじさん」、彼が変質者として逮捕されてしまうのが、この映画内での一番辛辣な部分なのだが、映画の脈を乱しそうな人材の排斥にちょっとホッとしたりもした。
【銭】
テアトルの会員割引で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・さかなのこ@映画.com
▼次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・さかなのこ@ノラネコの呑んで観るシネマ

▲ミー坊(=さかなくん)。
五つ星評価で【★★★言ったもの勝ち】
木ノ葉のこにエラが出来てギョギョッ、さかなのこ。いや、それはネタだ。でも、さかなクンをのんが演じると言う点でもう既にそのネタと同等ぐらいに頭を混乱させられている。で、映画冒頭「男か女かはどっちでもいい」とカマされるのだが、はっきり「ああそうか」と腑に落ちたのと「いや、どっちでもいいではないだろ」って混乱が半々。確かに私自身本人がさかなクンとセックスする訳でも何でもないのだから、この映画のミー坊が男でも女でも関係ない。私はのんのビジュアルなので、ずっと「女」と思って見ていた。が、設定上は男らしい。ギョギョギョーッ、「さかなのんこ」は男かあ。学ラン着てたけど、単に男装をする変わり者女と思ってたなあ。基本、水中シーンはスウェットスーツで、乳首を見せないが、乳首を見せたら、それがCGで平べったくても更に混乱しただろう。確かに映画のエピソード的には「性」に関しては何も触れないから、男でも女でもどうでもいい筈だが、男だったら普通に夏帆に寝込みを襲われたのではないかとか思う。そして、みんな映画内でミー坊に優しいのは、女だからと思わされながらも、「のん」だからなのだろう。これ、同じ役を「さかなクン」本人や「もう中学生」が演じたら、やっぱりイラっと来ると思う。そういう意味では「のん」のトリッキーな起用は正解。何か同じようにTVから干されている草彅剛もこの役をオファーしたら、「さかなクン」本人や「もう中学生」より、見やすく演じてくれそうだ。衣装は「やさしいマン」のままでも良い。
しかし、みんなミー坊に対して、優しいと同時に一歩踏み込んではくれない。水族館の仕事でダメを出されるが、ダメを出すだけで、それが何故ダメかは教えない。それがダメなのは「お魚の為にならない」、そう教えれば、水族館の仕事は出来たのではないか? 水槽作りも誰か一人が方向性の違いをアドバイスしてあげれば成功したのではないか? そういう踏み込まない、踏み込まれない存在である事も含めて、「のん」を起用してたりするか? それは考えすぎか?
ファンタジーで、寓話だから、ぼーっと見てられる。これ、リアルな心理劇だとキツそう。
井川遥の母ちゃん魅力的だなあ。最後のあの種明かしはないよなあ。映画としては物凄くおもろいけど。
カブトガ二の飼育を依頼する高校の先生、柄本の長男かと思ったら、ドランクドラゴンの鈴木だった。それって、リーズナブルな感じ。映画.comの配役表みたら役名が「鈴木先生」だった。それでは柄本佑に演じてもらう訳にはいくまい。まあ、ギリ「松尾スズキ」までかなあ。
狂犬の柳楽優弥も島崎遥香とのデートに「のん」を招待するという。いや、それは普通に島崎遥香怒るだろう。この映画での一番の謎はあの下りかもしれない。
さかなクン本人が演じる「ギョギョおじさん」、彼が変質者として逮捕されてしまうのが、この映画内での一番辛辣な部分なのだが、映画の脈を乱しそうな人材の排斥にちょっとホッとしたりもした。
【銭】
テアトルの会員割引で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・さかなのこ@映画.com
▼次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・さかなのこ@ノラネコの呑んで観るシネマ
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