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『スーパー30 アーナンド先生の教室』新宿ピカデリー6

◆『スーパー30 アーナンド先生の教室』新宿ピカデリー6

▲左の悪そうな笑顔がアーナンド先生。

五つ星評価で【★★★相も変わらずインド映画恐るべし】
金持ちの為の東大合格ゼミナールみたいなカリスマ予備校講師がいきなり進学予備校を脱サラして無償の貧乏人クラスを発足、進学予備校からのいやがらせ、その系列の暴力団の殴り込みを知力で跳ね返す、というインドらしいとんでも展開映画。予備校と暴力団を全く同レベルの物として争わせるというのがやはりインドインドインドな感じ。歌と踊りは控えめ。でも「知は力なり、知は正義なり」というフレーズのお経みたいな歌はBGMとしてビンビン来る。

主人公は前半で金がない為に招待されたケンブリッジ大学への渡航費用が捻出できず、父親が心臓麻痺で死に、なし崩し的に貧窮のどん底に落ちて、そこで安い饅頭売りみたいな自転車屋台を引く事になる。その時に売った饅頭の包み紙がケンブリッジへの招待レターで、主人公がお客に商品を渡せずに引っ張り合いになってしまう。くー、泣ける。鬼畜演出

主人公が銀行に行き、資金融資をお願いするシーンで、銀行員が、だってあなたのプロジェクトは成功しても無償だから、お金が増えたりしないんです、というのがムチャクチャ正論すぎて笑った。

アーナンド先生刺される。ヤクザが先生と一緒に生徒も全員殺そうと病院に乗り込んでくる。ここから、生徒が知力でならず者を退治するシーンが秀逸。みんな黒くってガリガリで、貧乏人の外見犯罪者みたいなんだよなあ。あと、アーナンド先生回復早すぎ。

いやまあでも、アーナンド先生も義理を欠くよな。あんな塩対応、昔の雇い主にしたら、そらケンカになるだろ。ケンカだからって、殺し屋を教室の人数30人と同じくらい現場に派遣してしまう教育者ってのも凄い話だけど。

でも、日本はこの金がなくては教育を受けられないというインドが抜け出そうとしてる状態に国をあげて突き進もうとしてるから、本当は笑い事では済まない。


【銭】
有料入場ポイント6ポイントで無料入場。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
スーパー30 アーナンド先生の教室@映画.com
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スーパー30 アーナンド先生の教室

天才的な数学能力を持つ貧しい青年アーナンド・クマールは、数学の難問の解法をケンブリッジ大学に送りイギリス留学のチャンスを得るが、渡航費用を用意出来ず留学を断念した。 やがてIIT(インド工科大学)進学のための予備校で人気講師となった彼は、極貧家庭の子どもたちが通える塾を始めようと決意する…。 実話から生まれた物語。

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Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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