『ブラックナイトパレード』新宿ピカデリー7
- Date
- 2023/01/16/Mon 12:13
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
◆『ブラックナイトパレード』新宿ピカデリー7

▲ポスター
五つ星評価で【★★★期待してないので良い】
「この門より出るもの全ての希望を捨てよ」的に映画を作り続ける福田雄一の新作(※)。まあ、でも、俺、福田雄一の映画は出来の良し悪しは色々あるけど、全体的には好きよ。今回は良し悪し的には「悪し」の方。でも、期待そんなにしないで見に来てるからいいのだ。原作はパラ見程度だが、上手くなぞっている。このなぞりの上手さが福田雄一の腕だが、良い時には原作のマンガの高揚感もなぞる。悪い時は見かけだけ。ドラマとしての熱い展開を演出が裏切ってしまっている。結果、感動の涙に泣くでもなし、山場を乗り越えるアクションにサッパリするでもなく、平坦に見終えてしまった。
おそらく、細かい設定笑いで繋いで山場はトナカイ実技試験でのアクシデントと回復という構造なのだが、割とトナカイ実技試験がダラダラ長くて盛り上がらない。敵が来る。敵に勝てない。でも、折れない。助けが来る。という展開が熱い筈なのだが、敵のネズミをラスボスも合わせてリアルに作らなかった事が仇になって、主人公の危機感が伝わってこない。最後の助けもそこでその人物から助けが入る必然性が薄い。盛り上がらない。
原作通りかもしれないが、謎が謎のまま多すぎる。クネヒトは何故、顔が見えないのか? クネヒトの手錠何? 帽子君って何? 帽子君と妖精の関係性が分からない。敵のネズミとラスボスのバックボーン不明。橋本環奈のスキンヘッド? 社長のクネヒトを呼び捨てにするの違和感ある。カイザーが先にアルバイトしてるのに三春を「先輩」と呼ぶのおかしくない? など。
ポーソンの映像をみんなで見るシーンは好き。
吉沢亮、顔は二枚目、役三枚目のバランスよし。極めてマンガ的だが感情移入しやすい好人物な感じがよく出ていた。だが、演技自体は渋沢栄一と変わらない。無理に違える必要もないが。
橋本環奈、単に変顔要員になってしまった。それは勿体ないだろ。

▲無駄にスキンヘッド。
中川大志、ゲハハハハハ。今回一番の儲け役。嫌さがあふれ出ている。
渡邊圭祐、周りがあんななのにただ一人普通の役で逆にご苦労様感が強い。
玉木宏、声だけという扱いだが、体が玉木宏に見えてしょうがない。「声だけ」と言うより「体を消している」のではないか? 相変わらずいい声。
佐藤二朗、堂々とパワハラをする、いそうだけど佐藤二朗ファクターがかかっているから憎めない変人。
帽子さんの中身、EDロール見ると〇○ツヨシだろうけど、猛烈に何の話題にもなってない。知った上でもう一回演技を見てみたい。

▲お気に入り。
【銭】
前回有料入場割引+ネット割引で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・ブラックナイトパレード@映画.com
※ だが、世の中には「この門より出るもの全ての希望を捨てた上に身体中に人糞ぬったくってワンと吠えろ」的に映画を作る河崎実みたいな更に先に進んだ修羅みたいな人もいるので、福田雄一監督にはぜひともその位置で足踏みしてそれ以上進まないでいてほしい。

▲ポスター
五つ星評価で【★★★期待してないので良い】
「この門より出るもの全ての希望を捨てよ」的に映画を作り続ける福田雄一の新作(※)。まあ、でも、俺、福田雄一の映画は出来の良し悪しは色々あるけど、全体的には好きよ。今回は良し悪し的には「悪し」の方。でも、期待そんなにしないで見に来てるからいいのだ。原作はパラ見程度だが、上手くなぞっている。このなぞりの上手さが福田雄一の腕だが、良い時には原作のマンガの高揚感もなぞる。悪い時は見かけだけ。ドラマとしての熱い展開を演出が裏切ってしまっている。結果、感動の涙に泣くでもなし、山場を乗り越えるアクションにサッパリするでもなく、平坦に見終えてしまった。
おそらく、細かい設定笑いで繋いで山場はトナカイ実技試験でのアクシデントと回復という構造なのだが、割とトナカイ実技試験がダラダラ長くて盛り上がらない。敵が来る。敵に勝てない。でも、折れない。助けが来る。という展開が熱い筈なのだが、敵のネズミをラスボスも合わせてリアルに作らなかった事が仇になって、主人公の危機感が伝わってこない。最後の助けもそこでその人物から助けが入る必然性が薄い。盛り上がらない。
原作通りかもしれないが、謎が謎のまま多すぎる。クネヒトは何故、顔が見えないのか? クネヒトの手錠何? 帽子君って何? 帽子君と妖精の関係性が分からない。敵のネズミとラスボスのバックボーン不明。橋本環奈のスキンヘッド? 社長のクネヒトを呼び捨てにするの違和感ある。カイザーが先にアルバイトしてるのに三春を「先輩」と呼ぶのおかしくない? など。
ポーソンの映像をみんなで見るシーンは好き。
吉沢亮、顔は二枚目、役三枚目のバランスよし。極めてマンガ的だが感情移入しやすい好人物な感じがよく出ていた。だが、演技自体は渋沢栄一と変わらない。無理に違える必要もないが。
橋本環奈、単に変顔要員になってしまった。それは勿体ないだろ。

▲無駄にスキンヘッド。
中川大志、ゲハハハハハ。今回一番の儲け役。嫌さがあふれ出ている。
渡邊圭祐、周りがあんななのにただ一人普通の役で逆にご苦労様感が強い。
玉木宏、声だけという扱いだが、体が玉木宏に見えてしょうがない。「声だけ」と言うより「体を消している」のではないか? 相変わらずいい声。
佐藤二朗、堂々とパワハラをする、いそうだけど佐藤二朗ファクターがかかっているから憎めない変人。
帽子さんの中身、EDロール見ると〇○ツヨシだろうけど、猛烈に何の話題にもなってない。知った上でもう一回演技を見てみたい。

▲お気に入り。
【銭】
前回有料入場割引+ネット割引で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・ブラックナイトパレード@映画.com
※ だが、世の中には「この門より出るもの全ての希望を捨てた上に身体中に人糞ぬったくってワンと吠えろ」的に映画を作る河崎実みたいな更に先に進んだ修羅みたいな人もいるので、福田雄一監督にはぜひともその位置で足踏みしてそれ以上進まないでいてほしい。
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