
▲主要登場人物
五つ星評価で【★★★★沈みゆく船に思いを馳せる】
コンビニに置いてあったエロDVDのオマケのような雑誌の編集部に配属された女子が激務の中、立派なエロ本編集者に成長するが、時遅く、オリンピックで来日する外国人から日本の恥部を隠す目的で行われたコンビニからの悪書追放運動や、販売不振から業界を追われてしまう。でも、どっこい生きてる、みたいな映画。社畜は好きよ。社畜だったからね。エロ本を作る事はなかったが、まだAVビデオがない頃からのエロ本のファンだったし、同じくAVにほぼ滅ぼされた成人映画にもかなりお世話になったのだ。はっきり言ってイカレテいるエロ本は一般雑誌より面白い。
風俗嬢なんかもそうだが、社会観点からみると大変ヒエラルキーが低く、屑のような仕事に思われながらも、誰かの小さな小さな幸せを守るために一生懸命働いている人は絵になる。求めてそこに収まったかどうかは別として、みな優しい。そういう優しさの中に身を置く102分。
『コワすぎ!』の大迫茂生こと工藤ディレクターがちょい役で出ていて「おおお!」と思った。
【銭】
テアトルの会員権を使って1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・グッドバイ、バッドマガジンズ@映画.com