『コペンハーゲンに山を』『チーム・ジンバブエのソムリエたち』『カンフースタントマン』『教育と愛国』『クリーチャー・デザイナーズ』『3年目のデビュー』『希望と絶望』
- Date
- 2023/01/24/Tue 15:02
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
ドキュメンタリー集めて7本。
◆『コペンハーゲンに山を』シアターイメージフォーラム1

▲良き景観。
五つ星評価で【★★景観はよいがドキュメンタリーとしてはつまらん】
誰もが寄りたがらないゴミ焼却処分場再開発で、山のような作りにして、スキーが出来るようにした、というデンマークの話。アイデア勝負と言うか、並外れた奇想で、それはとても良い。ゴミ焼却場兼観光地って他に類を見ないと思う。ただ、開発秘話ドキュメンタリーとしては、何か妙につまらない。幾つも問題が発生するのに関係者がボソボソ話してるうちに解決してしまう。又、設計を担当した建築家が妙にイヤな顔。焼却場コンペを仕切る市長もコンペの席で歌いだしてしまうなど、どこか「イヤな奴」なのだ。乗れなくって残念。
◆『チーム・ジンバブエのソムリエたち』ヒューマントラストシネマ有楽町2

▲鼻血を集めている訳ではない。
五つ星評価で【★★私は彼らの親戚ではないので】
見た直後に、この映画のソムリエ達に関心のある人なら楽しめるのではないかと思った。雪のないジャマイカの人々のボブスレーでの善戦を描く『クール・ランニング』みたいに盛り上がるとは流石に思っていなかったが、各選手が持つ空気や背景が全く伝わってこない。文化的なマイノリティーが、それを克服して勝利を勝ち取るドラマはきちんと構築できれば面白くなるだろうが、その為にはその情念をドキュメンタリーなりのやり方で観客に提示する必要があるだろう。ソムリエの勝負が感覚的なもので観客に客観的に伝わらないので、競技シーンで観客を置いてけぼりになってしまうのもいかん。それを考えるともちろんドキュメンタリーではないという前提はあるにせよ、あんなに伝わらない弓という競技をビンビン伝えてくる『ツルネ』の凄さよ。
◆『カンフースタントマン 龍虎武師』新宿武蔵野館2

▲さもはん。
五つ星評価で【前半★★★後半★★】
前半黄金期の景気のいい話は面白い。
一転後半、地道に「夢も希望もなく、毎日が綱渡り」みたいなのがつらい。
武術(と言うよりは体術)が身に付いているというのが前提条件なのだろうが、名人同士の語りの中では「一番、無茶をした人が最強」みたいに語られてしまうのは問題があると思う。それはおそらく「ブラック企業での社畜自慢」みたいな物だろうが、外部の者にはそれは伝わらない。
◆『教育と愛国』ヒューマントラストシネマ有楽町2

▲ライト弾圧。投書。
五つ星評価で【★★★★こわい】
自分達の国が過去に犯した鬼畜のような所業を隠して、日本人のやる事は全て「善行」にしたがってる人たちがいる。戦後ドイツと真逆なやり方だが、事あるごとに「あの殺人鬼の家の子」扱いされるのは、外交としてはやりづらいのかもしれん。ただ殴った方は忘れても、殴られた方はいつまでも覚えているのだから、こういう歴史の塗りつぶしは危うい。
事実に対する弾圧が行われている事は確かなのだが、それが実にライトに行われている様子が怖い。
◆『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』キネカ大森3

▲獅子舞ニューウェーブ。
五つ星評価で【★★★★るんるん】
怪獣・怪物好きには画面の端の方に、見切れる形であっても造形物がチラと映ってるだけでも楽しい。
『ジュラシック・パーク』の恐竜は全CGと思い込んでいたので、アニマトロクスみたいなのが嚙んでたと知るのはおもろい、楽しい。
◆『3年目のデビュー』ヒューマントラストシネマ渋谷2

▲巨大はないちもんめ(嘘)。
五つ星評価で【★★★★相変わらずブラック】
ツイッターでの最初の感想(↓)
ドラマチックな美談にしようと言う気はそれなりにあるに違いない。それでも強い武器を持たない彼女たちが戦って栄光を勝ち取る様子は泣ける。スカート姿よりモコモコ服が可愛い。ガールフレンド目線ではなく孫目線なのか。
バリバリの武装歌唱集団「欅坂」のオマケに付けられた「ひらがな・けやき」。何が出来る訳でもないただ集まった女の子たちの集団。ある意味、それは最初のAKBに近い状態なのかもしれないが、「欅坂」と対比させるような構造で放置するのがエゲツナイ。秋元さんのところはお金が儲かるならどんな実験でもするので、今回も又、それがまんまと成功してしまった感じ。
♪3年目のデビューくらい大目に見ろよ
♬開き直るその態度が気に食わないのよー。
◆『希望と絶望 その涙を誰も知らない』シネ・リーブル池袋2

▲「まれ のぞみ」と「たえ のぞみ」に非ず。
五つ星評価で【★★想定内ブラック】
「ひらがなけやき」→「日向坂」のドキュメンタリー第二弾。見たというくらいしか記憶してない。
【銭】
『コペンハーゲンに山を』:上映時間が51分なので番組価格として1000円。
『チーム・ジンバブエのソムリエたち』:テアトル会員割引1300円。
『カンフースタントマン』:武蔵野興業水曜1100円均一。
『教育と愛国』:テアトル会員割引1300円。
『クリーチャー・デザイナーズ』:テアトル会員割引+曜日割引1100円。
『3年目のデビュー』:テアトル会員割引+曜日割引1100円。
『希望と絶望』:テアトル更新チケットで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・チーム・ジンバブエのソムリエたち@映画.com
・カンフースタントマン@映画.com
・教育と愛国@映画.com
・クリーチャー・デザイナーズ@映画.com
・3年目のデビュー@映画.com
・希望と絶望@映画.com
『コペンハーゲンに山を』、@映画.comに作品情報なし。
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
・カンフースタントマン@徒然なるままに
・カンフースタントマン@ここなつ映画レビュー
・教育と愛国@徒然なるままに
相手先ブログがバンバンTBなくしてる。
◆『コペンハーゲンに山を』シアターイメージフォーラム1

▲良き景観。
五つ星評価で【★★景観はよいがドキュメンタリーとしてはつまらん】
誰もが寄りたがらないゴミ焼却処分場再開発で、山のような作りにして、スキーが出来るようにした、というデンマークの話。アイデア勝負と言うか、並外れた奇想で、それはとても良い。ゴミ焼却場兼観光地って他に類を見ないと思う。ただ、開発秘話ドキュメンタリーとしては、何か妙につまらない。幾つも問題が発生するのに関係者がボソボソ話してるうちに解決してしまう。又、設計を担当した建築家が妙にイヤな顔。焼却場コンペを仕切る市長もコンペの席で歌いだしてしまうなど、どこか「イヤな奴」なのだ。乗れなくって残念。
◆『チーム・ジンバブエのソムリエたち』ヒューマントラストシネマ有楽町2

▲鼻血を集めている訳ではない。
五つ星評価で【★★私は彼らの親戚ではないので】
見た直後に、この映画のソムリエ達に関心のある人なら楽しめるのではないかと思った。雪のないジャマイカの人々のボブスレーでの善戦を描く『クール・ランニング』みたいに盛り上がるとは流石に思っていなかったが、各選手が持つ空気や背景が全く伝わってこない。文化的なマイノリティーが、それを克服して勝利を勝ち取るドラマはきちんと構築できれば面白くなるだろうが、その為にはその情念をドキュメンタリーなりのやり方で観客に提示する必要があるだろう。ソムリエの勝負が感覚的なもので観客に客観的に伝わらないので、競技シーンで観客を置いてけぼりになってしまうのもいかん。それを考えるともちろんドキュメンタリーではないという前提はあるにせよ、あんなに伝わらない弓という競技をビンビン伝えてくる『ツルネ』の凄さよ。
◆『カンフースタントマン 龍虎武師』新宿武蔵野館2

▲さもはん。
五つ星評価で【前半★★★後半★★】
前半黄金期の景気のいい話は面白い。
一転後半、地道に「夢も希望もなく、毎日が綱渡り」みたいなのがつらい。
武術(と言うよりは体術)が身に付いているというのが前提条件なのだろうが、名人同士の語りの中では「一番、無茶をした人が最強」みたいに語られてしまうのは問題があると思う。それはおそらく「ブラック企業での社畜自慢」みたいな物だろうが、外部の者にはそれは伝わらない。
◆『教育と愛国』ヒューマントラストシネマ有楽町2

▲ライト弾圧。投書。
五つ星評価で【★★★★こわい】
自分達の国が過去に犯した鬼畜のような所業を隠して、日本人のやる事は全て「善行」にしたがってる人たちがいる。戦後ドイツと真逆なやり方だが、事あるごとに「あの殺人鬼の家の子」扱いされるのは、外交としてはやりづらいのかもしれん。ただ殴った方は忘れても、殴られた方はいつまでも覚えているのだから、こういう歴史の塗りつぶしは危うい。
事実に対する弾圧が行われている事は確かなのだが、それが実にライトに行われている様子が怖い。
◆『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』キネカ大森3

▲獅子舞ニューウェーブ。
五つ星評価で【★★★★るんるん】
怪獣・怪物好きには画面の端の方に、見切れる形であっても造形物がチラと映ってるだけでも楽しい。
『ジュラシック・パーク』の恐竜は全CGと思い込んでいたので、アニマトロクスみたいなのが嚙んでたと知るのはおもろい、楽しい。
◆『3年目のデビュー』ヒューマントラストシネマ渋谷2

▲巨大はないちもんめ(嘘)。
五つ星評価で【★★★★相変わらずブラック】
ツイッターでの最初の感想(↓)
ドラマチックな美談にしようと言う気はそれなりにあるに違いない。それでも強い武器を持たない彼女たちが戦って栄光を勝ち取る様子は泣ける。スカート姿よりモコモコ服が可愛い。ガールフレンド目線ではなく孫目線なのか。
バリバリの武装歌唱集団「欅坂」のオマケに付けられた「ひらがな・けやき」。何が出来る訳でもないただ集まった女の子たちの集団。ある意味、それは最初のAKBに近い状態なのかもしれないが、「欅坂」と対比させるような構造で放置するのがエゲツナイ。秋元さんのところはお金が儲かるならどんな実験でもするので、今回も又、それがまんまと成功してしまった感じ。
♪3年目のデビューくらい大目に見ろよ
♬開き直るその態度が気に食わないのよー。
◆『希望と絶望 その涙を誰も知らない』シネ・リーブル池袋2

▲「まれ のぞみ」と「たえ のぞみ」に非ず。
五つ星評価で【★★想定内ブラック】
「ひらがなけやき」→「日向坂」のドキュメンタリー第二弾。見たというくらいしか記憶してない。
【銭】
『コペンハーゲンに山を』:上映時間が51分なので番組価格として1000円。
『チーム・ジンバブエのソムリエたち』:テアトル会員割引1300円。
『カンフースタントマン』:武蔵野興業水曜1100円均一。
『教育と愛国』:テアトル会員割引1300円。
『クリーチャー・デザイナーズ』:テアトル会員割引+曜日割引1100円。
『3年目のデビュー』:テアトル会員割引+曜日割引1100円。
『希望と絶望』:テアトル更新チケットで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・チーム・ジンバブエのソムリエたち@映画.com
・カンフースタントマン@映画.com
・教育と愛国@映画.com
・クリーチャー・デザイナーズ@映画.com
・3年目のデビュー@映画.com
・希望と絶望@映画.com
『コペンハーゲンに山を』、@映画.comに作品情報なし。
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
・カンフースタントマン@徒然なるままに
・カンフースタントマン@ここなつ映画レビュー
・教育と愛国@徒然なるままに
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