fc2ブログ

『キラーカブトガニ』『暗殺』『ベニー・ラブズ・ユー』『DAGON ダゴン』『突撃!隣のUFO』ヒューマントラストシネマ渋谷3,2,2,3,1

ヒューマントラストシネマ渋谷で5本。

◆『キラーカブトガニ』ヒューマントラストシネマ渋谷3

▲画像の上の白い線はデジカメのフォーカス・ポイント。

五つ星評価で【★★★★おまいらの努力に賛辞を贈りたい】
「~の予告編見た後だったら、別にルンバが人を襲ってもおかしく思わない筈」と呟いたら映画の公式アカウントに「いいね」された。
絵が安かったり、役者がしょぼかったりはする。でも、これ、素人みたいな人達が6年かけて作った映画らしい。プロが作ったなら「稚拙」と言わないといかんレベルだが、素人が作ったのなら、これは「称賛」に価する。特撮や怪獣映画は本来、素人が手を出せるジャンルではないのだ。それを素人と気づかせん映画に仕上げたのが偉い。そして、面白いのである。凄い。もう、絵が安いとかは無視してもいい。ただ、カブトガニの鳴き声は、ちょっとムカムカするからできればどうにかして欲しかった。ああいうのが好きそうな人もいそうだけど。
主人公が車椅子の少年って珍しい。線が細いトビー・マグワイアみたい。
あと、主人公の同級生の足りない奴がイライラもさせられるがコメディー・パートとしていい味出してる。
「人喰いカブトガニの全裸美女踊り喰い」って、コピーはぎりアウトでは?


◆『暗殺』ヒューマントラストシネマ渋谷2

▲こーゆー風俗があったら行く。

五つ星評価で【★★★姉ちゃん達の個性が薄い】
「未体験ゾーンの映画たち2023」上映作品。上映中止になった『女侠客』の代換作品。
ツイッターでの最初の感想(↓)

何が正義だか分からんまんま話がどんどん進む。むちゃくちゃ間合いが長いアクションは魅力。

謎機械によって選ばれた悪人(の蕾)を暗殺しに行く女性だけの暗殺組織があり、ある日、組織内部の者の名前が暗殺対象に選ばれてしまう。そこから始まる逃避と追跡。逃げるも女、追うも女。だが、どっちもAKBの女の子みたいに容貌に問題はないが、強烈な個性に欠ける。こういうのは個性を衣装なり、色なり、演技なりで、後から付け足さないといかん。と言うか、年を取って接点のなくなった若い女性の顔の識別能力が落ちてるのかもしれん。そんなん可哀想、俺。
売りは暗殺者のアクション。暗殺に使う武器が刀二本をチェーンで結んだ物や、投げナイフなど、むちゃくちゃ大きな間合い(長い間合いとは言わんよな)が必要な物ばかり。自然、カメラは全体を捉える為に下がり、戦ってる者の全身を映す。アクションが分かりやすく見えるのでストレスがない。反面、撮影に凄く広い場所が要求されるので、日本ではこういうの撮影できなそう。単純に体育館とか一つ借りて、全てグリーンシートで覆えばいいのか。幻術とか見せ方がうまい。
謎機械が暗殺対象の名前しか出さない。せめてどの地方かぐらいは出さんと同姓同名被害がひどい筈。


◆『ベニー・ラブズ・ユー』ヒューマントラストシネマ渋谷2

▲赤いのがベニー。

五つ星評価で【★★★★ベニー可愛い】
「未体験ゾーンの映画たち2023」上映作品。
捨てようとしたオモチャに殺される系ホラー。
主人公の男が普通にイヤなオタクで、そのオタクを虐める周囲ももちろん好感が持てない。主人公の隙間を埋めるべく出てくる女性もそんなに魅力を感じない。ただただただただもう、ベニーが可愛い。後半の盛り上がりはかなり好き。


◆『DAGON ダゴン』ヒューマントラストシネマ渋谷3

▲綺麗どころ。

五つ星評価で【★★いや、そんなんでもないでしょ】
「是空オルタナティブ・ムービーコレクション映画祭」上映作品。
2001年製作、日本未公開、98分。
「ダゴン色っぽいね」
「それは間違えた工藤静香」
主人公の野郎は冴えない青二才。キャスティング・ディレクターの女の趣味はよい。宗教がらみの脚本はなんだかなー。一瞬しか目に映らないダゴン様のデザインは良い。


◆『突撃!隣のUFO』ヒューマントラストシネマ渋谷1

▲濱田くん、こんな仕事に溺れてはいかん。

五つ星評価で【★★あれ】
場内暗くなってからの記憶がほぼないのはアブダクティか何かされたのかもしれない。ヨネスケ氏の挙動が私の知る流暢に喋る男ではなかったので、氏がアンドロメダ界隈の宇宙人に精神を乗っ取られ強制的に何か喋らされたりしてた事も考えられる。


【銭】
『キラーカブトガニ』:テアトル会員割引+曜日割引1100円。
『暗殺』:未体験2023+テアトル水曜割引1200円。
『ベニー・ラブズ・ユー』:未体験2023+テアトル会員割引+曜日割引1100円。
『DAGON ダゴン』:テアトル水曜サービスデー1200円。
『突撃!隣のUFO』:テアトル会員割引1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
キラーカブトガニ@映画.com
暗殺@映画.com
ベニー・ラブズ・ユー@映画.com
DAGON ダゴン@映画.com
突撃!隣のUFO@映画.com
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

キラーカブトガニ

おはようございます。
監督が親日家だけのことはあって、ロボの造形がちょっとゴジラ似のサメ型てのは中々センスが良かったです。
グロも含めて、映画の醍醐味となる部分をきちんと手を抜かず描写させていたのは好感が持てました。

Re: キラーカブトガニ

こんちは、ヒロ之さん。

> 監督が親日家だけのことはあって、ロボの造形がちょっとゴジラ似のサメ型てのは中々センスが良かったです。
> グロも含めて、映画の醍醐味となる部分をきちんと手を抜かず描写させていたのは好感が持てました。

キラーカブトガニについては誰もが「許す」一択になってしまう微笑ましさがある。幼稚園児を𠮟りつけるものじゃないみたいな空気を感じます。これは初号試写とか盛り上がったに違いない。

キラーカブトガニ

最後の方富士山の麓で対決(?)だったからほんと親日家の方が作られたんだろうなー
悪役でもカブトガニは可愛い
┗|┳|┛┗|┳|┛💖

Re: キラーカブトガニ

こんちは、カシス☆さん。

> 最後の方富士山の麓で対決(?)だったからほんと親日家の方が作られたんだろうなー
> 悪役でもカブトガニは可愛い
> ┗|┳|┛┗|┳|┛💖

キラーカブトガニは「大傑作」とまで褒める人はいないけど、みんな憎からず思ってて、すげえダメ出ししてる人を見かけないですね。

暗殺

こんにちは!
コメントありがとうございました。

間合いを広げた(距離を置いた)事によって、アクションが観易くなったというのは、ふじきさんからのコメントから「確かに」と思いました。
相手の武器から避けるアクションも引き画によってダイナミックな形となってましたし、ここが一番、演出として褒めるべき箇所なのかもしれませんね。

Re: 暗殺

こんちは、ヒロ之さん。

> 相手の武器から避けるアクションも引き画によってダイナミックな形となってましたし、ここが一番、演出として褒めるべき箇所なのかもしれませんね。

とは言え、アクション以前にもうちょっと彼女達に感情移入出来るようにしてもらわんと。
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

最新記事だ
検索できるんだ
最新コメントだ
最新トラックバック(直結)だ
俺のリンク集
カテゴリだ
月別アーカイブ(タブ)
カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる