
▲小日向文代に感情投入しまくり。
五つ星評価で【★★★TVっぽい。まあ、風呂は日常だからTVっぽいのが正解かもしれない】
惜しむらくも無くなっていくだろう銭湯と風呂の映画。銭湯、気持ちよさそうだが、昔のように人でいっぱいになるには何らかのやり方で家風呂を殲滅するしかない。家風呂税でも立てるか。しかし、一日500円を越える税金徴収は庶民にとっては厳しいな。
中心にいる三人、生田斗真、濱田岳、橋本環奈のバランスがいい。生田斗真なんてけっこうイヤなメンタルの役なのに、飄々としてて憎めない。濱田岳はいつも通り、生田斗真を許したいと許せないが拮抗するのを上手く演じてる。橋本環奈は普通にいい。決め顔が変顔だけの人ではない。まあでも、風呂の映画なんだからもうちょっとサービスはしてほしかった。そういうサービスが全くと言ってないだろうと分かっているのに見に来たのではあるが。『時間ですよ』とか大らかだったよなあ。そら、風呂の映画だから乳首くらい映りますよって堂々と映していた。「おれおれ」って姿勢も変だが、一切映らないのも病的ではないか? いや、まあ、そこはそんなに大事ではないので、『犬鳴村』に『映画「犬鳴村」恐怖回避ばーじょん 劇場版』があるように『映画「湯道」乳首露出ばーじょん 劇場版』があってもいい。という所で妥協しよう。話せるな、俺。
脱衣所での厚切りジェイソンの「おとーさん」って非常識すぎて好き。あれはないだろ。怒る浅野和之もチャーミング。
映画内で一番気持ちよさそうに風呂に入っていたのが、小日向文代。妻と娘に強く言えず、身体を折り曲げて入る風呂の切ないこと。その湯道師範代理の窪田正孝のバキバキ筋肉での公式演技の様な入浴もバカ真面目で面白い。あの風呂は入ると疲れそうだ。夏木マリの美しい老け方に感動を覚える。
ただ、人に迷惑をかけないなら風呂くらい好きに入らせてくれよとも思う。
【銭】
前回有料入場割引+ネット割引で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・湯道@映画.com
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・湯道@ノルウェー暮らし・イン・原宿