fc2ブログ

『劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編』ユナイテッドシネマ豊洲12

◆『劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編』ユナイテッドシネマ豊洲12

▲左上から善の三蔵、悪の三蔵、悟空、八戒、悟浄、三蔵を乗せる龍の白馬(ぜんぶ嘘)。

五つ星評価で【★★いろいろ問題が多いのよ】
多分、TVシリーズでもやってたセーラースターライツという男アイドルがセーラー戦士に変身するシャドウ・ギャラクティカ編。男アイドルが敵味方分からないセーラー戦士に変身するという倒錯した「薄い本への燃料追加」みたいなアイデアにゲンナリして、TVシリーズから脱落した。
で、劇場版としてリメイクされたのだが、何か見てて違和感感じる。キャラの描き方が簡単方向にアレンジされてるっぽい。丁寧に描く時間と労力とお金とアニメーターが不足してるのか? いや、それよりも原型のアニメのセーラー戦士より頭身縮んでいないか? 中学生と高校生だから本当はあまりスッキリ八頭身でもおかしいのだけど、そうはいってもスラっとした容姿がないと何か「ステキ」を削られてる気がする。セーラー戦士一人一人のキャラ立ても乏しく(ヴィーナスだけ別)、退場も早い。最初から登場人物多いのに、個別のキャラの説明もなしにズンズン減員、ダメまっしぐらじゃん。頭身も子供が子供になるプリキュアならいいのだけど、メーキャップをしてレディーになる仕様のセーラームーンでは減らすとそもそものカッコよさが減じてしまう。天王はるかとか一番割食った。

悪役側のバランスが悪い。悪役は占領地区の宇宙人をそのまま戦士として再雇用する『電撃戦隊チェンジマン』のゴズマ方式だが、これがそんなに効率が良く機能していない。三蔵法師ライクなトップ、セーラーギャラクシアンがちょくちょく現場に現れては、部下がやる仕事を黙々一人で片付けてしまう。このセーラーギャラクシアンの能力が突出し過ぎていて、誰も何も言えない。多分、部下いらない。しかし、やってる事が物陰からいきなり現れて主要キャラクターを再起不能にしていく通り魔みたいで、たいへんホラーな存在であり、そういうの今までにセーラームーンではなかったので、彼女が存在としては一番面白い。

ルナ、アルテミス、ダイアナのお付きの猫が宇宙人と判明。わざわざ判明させんでも。

うさぎちゃんがふさぎ込んでる間に仲間がズンズン通り魔に襲われてしまうような後半ありきの話の展開なので、これ一本見せられるのは辛いわあ。

▲これで腕組みしたら『デビルマン』のED。流石東映動画。


【銭】
金曜メンバーズデーでユナイテッドシネマは1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編@映画.com
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

最新記事だ
検索できるんだ
最新コメントだ
最新トラックバック(直結)だ
俺のリンク集
カテゴリだ
月別アーカイブ(タブ)
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる