『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』ユナイテッドシネマ豊洲4
- Date
- 2023/08/14/Mon 00:14
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
◆『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』ユナイテッドシネマ豊洲4

▲『サンダ対ガイラ』スケールで登場人物が全員この大きさだったらおもろい。
五つ星評価で【★★★★★こんな映画大好きで恥ずかしい!】
まっすぐすぎる救命医鈴木亮平が自分の命そっちのけで緊急救命に向かうが、それを上回る事態に約2時間オロオロしまくるのを映画館観客一同ハラハラホロホロしながら温かく見守るという、大衆芸能の行きつく先、未来形の何つーか、下品に味が濃いけどチーズのように洗練された味噌みたいな映画。なので、物語としての破綻を問うてはならない。話を盛り上げる為には、話の破綻はあえて見逃さないと。だって、その方が面白くなるのだから。
私は正月に一挙再放送していたTVを半分くらい見ていたので、多分、直前に流したスペシャルドラマから出演の佐野勇斗とジェシー以外の登場人物の背景は分かっていたのだが、登場人物が多いので初見観客にはちょっとキツいかもしれない。でもまあ、大丈夫な気もする。人数は多いがあまり極端にセオリーを外れた過去、宇宙人に浚われて以来、軟体動物が苦手、みたいな人物はいないので。
相変わらず筋肉泣き虫鈴木亮平の無茶ぶりなリアリティーが素晴らしい。こんな筋肉で全てを解決するみたいなブラック・ジャックありえないだろうと思わせない鈴木亮平のキャスティングが作品世界を成り立たせてる。必要以上に有能で冷静な彼が動揺する時は観客も合わせて動揺する。あー便利。しかし、120%死んでしまうような現場に嬉々として飛び込んでいくので、彼よりも彼の上司の方が普通に考えたら可哀そうだと思う。
要潤が鈴木亮平に毒されて単純いい奴死んでも他人は死なさない野郎なのだが、朝ドラ「らんまん」みたいに、功名心に溺れてもらいたい気もする。しかし、要潤も懐深いなあ。と言うより、この役は懐浅くても出来る様な役だな。
杏ちゃんが鈴木亮平のライバル医師。たいへん厭味ったらしいセリフなどを予告編でバンバン流しているが、基本、鈴木亮平と同じ血が流れているので、徐々に鈴木亮平に寄っていく。この辺はキャスティング上から最後まで悪役のままでは終わるまいと思っていたがその通り。本当に鈴木亮平のアンチテーゼを作るなら、「最高の医療技術を持ちながら人命救助には鼻くそほどの興味もない」みたいな人物像になるから、それはそれで無理な話だ。
いやまあ、でも、面白かった。
【銭】
会員ポイント2ポイントを使って1000円で鑑賞。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室@映画.com

▲『サンダ対ガイラ』スケールで登場人物が全員この大きさだったらおもろい。
五つ星評価で【★★★★★こんな映画大好きで恥ずかしい!】
まっすぐすぎる救命医鈴木亮平が自分の命そっちのけで緊急救命に向かうが、それを上回る事態に約2時間オロオロしまくるのを映画館観客一同ハラハラホロホロしながら温かく見守るという、大衆芸能の行きつく先、未来形の何つーか、下品に味が濃いけどチーズのように洗練された味噌みたいな映画。なので、物語としての破綻を問うてはならない。話を盛り上げる為には、話の破綻はあえて見逃さないと。だって、その方が面白くなるのだから。
私は正月に一挙再放送していたTVを半分くらい見ていたので、多分、直前に流したスペシャルドラマから出演の佐野勇斗とジェシー以外の登場人物の背景は分かっていたのだが、登場人物が多いので初見観客にはちょっとキツいかもしれない。でもまあ、大丈夫な気もする。人数は多いがあまり極端にセオリーを外れた過去、宇宙人に浚われて以来、軟体動物が苦手、みたいな人物はいないので。
相変わらず筋肉泣き虫鈴木亮平の無茶ぶりなリアリティーが素晴らしい。こんな筋肉で全てを解決するみたいなブラック・ジャックありえないだろうと思わせない鈴木亮平のキャスティングが作品世界を成り立たせてる。必要以上に有能で冷静な彼が動揺する時は観客も合わせて動揺する。あー便利。しかし、120%死んでしまうような現場に嬉々として飛び込んでいくので、彼よりも彼の上司の方が普通に考えたら可哀そうだと思う。
要潤が鈴木亮平に毒されて単純いい奴死んでも他人は死なさない野郎なのだが、朝ドラ「らんまん」みたいに、功名心に溺れてもらいたい気もする。しかし、要潤も懐深いなあ。と言うより、この役は懐浅くても出来る様な役だな。
杏ちゃんが鈴木亮平のライバル医師。たいへん厭味ったらしいセリフなどを予告編でバンバン流しているが、基本、鈴木亮平と同じ血が流れているので、徐々に鈴木亮平に寄っていく。この辺はキャスティング上から最後まで悪役のままでは終わるまいと思っていたがその通り。本当に鈴木亮平のアンチテーゼを作るなら、「最高の医療技術を持ちながら人命救助には鼻くそほどの興味もない」みたいな人物像になるから、それはそれで無理な話だ。
いやまあ、でも、面白かった。
【銭】
会員ポイント2ポイントを使って1000円で鑑賞。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室@映画.com
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