『マイ・エレメント』ユナイテッドシネマ豊洲3
- Date
- 2023/09/12/Tue 14:24
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
◆『マイ・エレメント』ユナイテッドシネマ豊洲3

▲命がけのETごっこ。
五つ星評価で【★★★★キャラの悩みが現代的】
公開前にポリコレ的な側面で話題になって、逆に面倒くさく感じた。日本にいる限り人種ヘイトみたいなのはリアルには感じづらい。「リアルには」というのは「ツイッター改めⅩ」なんかでは、東洋人差別(と言うより東洋人に対する嫌悪意識発揚)がかなり色濃く漂っているからだ。啓蒙的に「違う文化の人間を尊重しよう」という作品を作るのはもちろん間違いではないが、けっこうそれでネットなど読むと疲弊しているので、全然筋違いの『天才バカボン』みたいなアニメがみてーなとも思う。とはいうものの、見てみるとそんなに「啓蒙」が強い訳でもなかった。
だから、人種・民族みたいな事は語らない。語りたくない。もしくは語れない。
驚いたのは火・水・土・風の四大エレメントが人間ではなく、エレメントそのものだった事だ。エレメントの気質を色濃く持つ風族、水族みたいな世界での部族特性みたいなものかと思っていたら、元素その物だとは。この四つのエレメントはアリストテレスの時代からある西洋占星術にも影響しているヨーロッバ圏の人たちにはベーシックなものらしい。これに五つ目の「愛」を加えたのがリック・ベンソンの『フィフス・エレメント』。さっぱり覚えてないわ。エレメントの話ではなかったからな。日本では中国由来の「木・火・土・金・水」の五行の方がセーラー戦士よろしく馴染んでいる。ちょっと水増しして『レインボーマン』の七曜(月火水木金土日)、『忍者キャプター』も七つだが「火風金土花水雷」と要素が違う。とりあえず言える事は西洋の四エレメントな集団と戦っても一人一殺で日本のエレメントが勝つから凄いぞ日本人。いやいやいやいや、そんな言い分がダメだろう。やはりベンソンの「愛」には敵わない。『ジャッカー電撃隊』の「原子力・電力・重力・磁力」というエレメントも凄いが。いや、それは指向性が違うのだが、「愛」に対抗できるエレメントはやはり「原子力」くらいしかあるまい。
映画はまあ、よかった。
水の彼がブヨブヨしてるのも御愛嬌で、水の一族は筋肉質がいないのね。泣き虫ばかりでジョジョ第二部のエシディシ予備軍のよう。火の女の子は可愛い。あんなミニスカート履きやがって、めくりたい(ダメダメ)。出てきてないけど、若い火の男とかDVしそうなイメージがある。
火の女の子の自分ですら気づいてなかった悩みを急遽自覚するシーンがたいそう現代的で、感心した。昔からある悩みではあるが、突き詰められた時に顕在化するプロセスがあまり、今までなかったという事か。
ちなみにやはりエレメントではないが、『鬼滅の刃』の柱は9人。
「水・蟲・炎・音・恋・蛇・風・霞・岩」。「蟲・蛇」あたりに意表を突かれるが、「音」はなるほどと思い、「恋」は考えようによっては「愛」に勝ちそうだ。だから勝ち負けじゃないんだよ俺。
【銭】
ユナイテッドシネマ発行のクーポン割引で1400円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・マイ・エレメント@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
・マイ・エレメント@ノラネコの呑んでみるシネマ

▲命がけのETごっこ。
五つ星評価で【★★★★キャラの悩みが現代的】
公開前にポリコレ的な側面で話題になって、逆に面倒くさく感じた。日本にいる限り人種ヘイトみたいなのはリアルには感じづらい。「リアルには」というのは「ツイッター改めⅩ」なんかでは、東洋人差別(と言うより東洋人に対する嫌悪意識発揚)がかなり色濃く漂っているからだ。啓蒙的に「違う文化の人間を尊重しよう」という作品を作るのはもちろん間違いではないが、けっこうそれでネットなど読むと疲弊しているので、全然筋違いの『天才バカボン』みたいなアニメがみてーなとも思う。とはいうものの、見てみるとそんなに「啓蒙」が強い訳でもなかった。
だから、人種・民族みたいな事は語らない。語りたくない。もしくは語れない。
驚いたのは火・水・土・風の四大エレメントが人間ではなく、エレメントそのものだった事だ。エレメントの気質を色濃く持つ風族、水族みたいな世界での部族特性みたいなものかと思っていたら、元素その物だとは。この四つのエレメントはアリストテレスの時代からある西洋占星術にも影響しているヨーロッバ圏の人たちにはベーシックなものらしい。これに五つ目の「愛」を加えたのがリック・ベンソンの『フィフス・エレメント』。さっぱり覚えてないわ。エレメントの話ではなかったからな。日本では中国由来の「木・火・土・金・水」の五行の方がセーラー戦士よろしく馴染んでいる。ちょっと水増しして『レインボーマン』の七曜(月火水木金土日)、『忍者キャプター』も七つだが「火風金土花水雷」と要素が違う。とりあえず言える事は西洋の四エレメントな集団と戦っても一人一殺で日本のエレメントが勝つから凄いぞ日本人。いやいやいやいや、そんな言い分がダメだろう。やはりベンソンの「愛」には敵わない。『ジャッカー電撃隊』の「原子力・電力・重力・磁力」というエレメントも凄いが。いや、それは指向性が違うのだが、「愛」に対抗できるエレメントはやはり「原子力」くらいしかあるまい。
映画はまあ、よかった。
水の彼がブヨブヨしてるのも御愛嬌で、水の一族は筋肉質がいないのね。泣き虫ばかりでジョジョ第二部のエシディシ予備軍のよう。火の女の子は可愛い。あんなミニスカート履きやがって、めくりたい(ダメダメ)。出てきてないけど、若い火の男とかDVしそうなイメージがある。
火の女の子の自分ですら気づいてなかった悩みを急遽自覚するシーンがたいそう現代的で、感心した。昔からある悩みではあるが、突き詰められた時に顕在化するプロセスがあまり、今までなかったという事か。
ちなみにやはりエレメントではないが、『鬼滅の刃』の柱は9人。
「水・蟲・炎・音・恋・蛇・風・霞・岩」。「蟲・蛇」あたりに意表を突かれるが、「音」はなるほどと思い、「恋」は考えようによっては「愛」に勝ちそうだ。だから勝ち負けじゃないんだよ俺。
【銭】
ユナイテッドシネマ発行のクーポン割引で1400円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・マイ・エレメント@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
・マイ・エレメント@ノラネコの呑んでみるシネマ
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