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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『火天の城』丸の内TOEI①

監督が『化粧師』の田中光敏と知って、観たくって観たくってたまらなくなり、公開後、割とすぐ観に行ってしまいました。

個人的にはかなり好きです。

但し、『化粧師』のように、作品の観点を180度ひっくり返すような強烈な、どんでん返しはなく、実直な職人たちを、ただただ、実直に撮り続けた映画になっている。後半、築城部分が駆け足になったりするバランスの悪さを嫌う人はいるかもしれない。

あと、お姉ちゃんにウェイトがかかってない。
野郎、野郎、野郎、野郎ばっか、野郎だらけ、野郎まみれである。
しかも、その野郎には『南極料理人』のように、女性に受け入れられる色男が配置されていず、みんな男が好きそうな役者なのだ。例えば「寺島進」とか女の人にもてないでしょ(失礼)。これ、ちょっと商売としてまずくない?

で、役者がいい。基本、役者がいい映画はそれだけで好きだ。

西田敏行なんて、現代の人間にどうしても見えない。まあ、確かに西田敏行が元からそんなに現代の人間には見えないという事もあるのだが。そうだなあ。首から下が全部、長毛でも西田敏行は似合いそうだもんなあ。
しかし、役者はみんな中世の人間みたいだった。あ、福田沙紀ちゃんだけは現代人か。まあ、あれはそういう橋渡しな立ち位置の役だからしょうがない。

今回、もっともバケモノと思えるほどの凄い演技を披露したのは大竹しのぶ。さすが大女優。

寺島進、山本太郎、石田卓也、いつもと同じ演技であるが、確かに中世の人間として息づいている。ダメなデブをやらしたら、最近では随一の前田健も手堅い。

緒形直人、笹野高史の木曾組もいい。緒形直人なんて存在感だけで押し通した。いつの間にか、こんなに存在感が付いたのかって意味で感心した。笹野高史の複雑な心理演技も大竹しのぶ同様に凄い。

椎名桔平の信長も悠然と他の信長は考えられないというくらいの強烈さでそこにいた、という感じ。

とりあえず役者陣で確実に不要だったのはココリコ遠藤の「堺の豪商」役くらい。

又、バックがよかった。又右衛門の家なんて、広くて、ガランとしていて、その上、建築が堅牢そう。メイク、床山、衣装、全てが良い。特に衣装なんて、全ての「古い感」がリアリティ抜群だ。

プログラムのサイズがB4だ。でかい。買ったはいい物の、既に持て余している。うん、ああもう、邪魔だ。
でも、このサイズのでかさが映画のスケール感を表わしてるようで、実に似合っている。東映のこういう商品力は従来通りに高く、東映は映画観客の入場料で儲ける気はなく、そこから発生する商品や、飲食物で生活を立てようとしてるようにしか見えない。

【銭】
常設ダフ屋で買った東映の株主券6回分2500円、そのうち1回で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
火天の城@映画生活

おっと、もう一つ。
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