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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』ライズX

アカデミー賞にノミネートされながら、路上生活者に身を堕としたアニメーション作家ライアン・ラーキンを巡るドキュメンタリーと彼の短篇作品集。

既存の作品4本のうち2本『シリンクス(※)』『ウォーキング』は国立市の公民館の上映会かなんかで観た事があった。
※フライヤーには『シランクス』と表記されているが、カナダ大使館から提供された16ミリフィルムによって何回か開かれた上映会では常に『シリンクス』という名前が使われていた。

そんな、大層な作品だとは知らなかったし、25才の若者が作った映画だなんて思いもよらなかった。『シリンクス』なんて22才だ、あんな爺が作ったみたいな映画が。まあ、天才なんだろう。でも、天才である事と成功する事に強い因果関係はない。天才で埋もれちゃう人だって数多い。ライアン・ラーキンはよくいる天才の一人、という評価だ。確かに『ウォーキング』でのアニメートは素晴らしい。ロト・スコープ(実写撮りをベースとしたアニメ)と間違えられるが手描きである、との事だ。凄い。鬼気迫るアニメート。でも、それはロト・スコープでもできるアニメートだ。

何だか今ひとつライアン・ラーキンを評価する気になれないのは、この人が話を作らない人だからだ。短篇アニメで技法やアニメートにこだわる事はよくある。その上で、シュワンクマイエル(チェコ)だって、イシュ・パテル(カナダ)だって、観る人が噛み砕きやすいように話を作ってオチを付けてる。この人にはそういうサービス精神がないか、乏しい。

路上生活者とアニメーターという切り口は魅力的だ。でも、もっと他に取り上げるべき人がいるだろう、きっと。って訳で、その人たちが取り上げられる一歩になるなら、この映画の成功も望んでおこう(ひねくれ方が悪くって全然、応援になってなくってダメダメだ)。

久々に入ったライズXが、指定席制になってて驚いた。ふーん。

みの映画の、折りたたみ式の小さなフライヤーで、「雨トーク」のエヴァンゲリオン芸人で気を吐いてたオリエンタル・ラジオのあっちゃんがコメントを残しているのはオタク的にはとても高評価。そういう両極端はかっくいいぞ、あっちゃん。

【銭】
当日券1000円均一の1000円を払って堂々入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション@映画生活
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