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『燃えよスーリヤ!!』『劇場版 ハイスクール・フリート』『ラストレター』『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』『パラサイト 半地下の家族』

古い昔の書きかけ感想鎮魂祭、これも(2020年くらい)。

◆『燃えよスーリヤ!!』トーホーシネマズシャンテ3

▲ガチャガチャしたポスターだ。

五つ星評価で【★あったねえ】
インドでアクションって非常にリッチな立地でもつまらん物は作れる、とガーガー寝た言い訳を考えた記憶がある。


◆『劇場版 ハイスクール・フリート』トーホーシネマズ上野3

▲身持ちの良さそうな娘さんばかりだ。

五つ星評価で【★★★うん、あった】
ツイッターでの最初の感想(↓)

前半と後半が別の意味でヤバい。前半はJK百人くらい集めた文化祭みたいなノリ。ついていけん。後半はJKによる海戦。これがまじ立派に戦争映画。敵はゲリラだし、死体を映したりはしないが、この海戦が面白くてヤバい。そう上手くいってる戦争って面白いのだ。

JKというソフトな素材で戦争映画を面白く撮る事にちょっと後ろめたさを感じる。でも、勝ってる時の戦争って面白いんだからしょうがない。ちょっと登場キャラの人数が多すぎて、映画内では知ってる前提で説明もないのでけっこう初見殺し。


◆『ラストレター』トーホーシネマズ上野2

▲♪あなたはあなたを信じなさい、ほれ、信じなさいったら信じなさい。

五つ星評価で【★★★あった気がする】
ツイッターでの見る前と見た後の感想(↓)

今からラストレターなう。これが俺たちの最後の手紙だ。ドッカーンみたいな奴かな?/なななちゃん可愛いー。福山さんはやはりトヨエツに負けてて一番手ではない。犬いーなー。庵野さん思った以上に好演。

でも、もう、忘れまくってる。あったな、こんな映画。リリカル大魔王岩井俊二の映画。寡作なんだよな。いいな、寡作で映画作って暮らしていけるってのは。新作見てないよ。なげーの苦手なんだもん。


◆『劇場版メイド・イン・アビス』トーホーシネマズ上野8

▲ボンド。ジェームス・ボンドルド。

五つ星評価で【★★★★きゃあああああああああ】
ツイッターでの最初と二つ目の感想(↓)

レイトショーあんな満席になって全員絶望して帰る映画他にないよ。/相変わらずだ。「まどマギ」以降、もっとも主人公達を追い込んでるアニメ。ボンドルドのゲス具合が凄い。ただシリーズ未見の人はちゃんと前作までを見て見るように。粗筋みたいなの一切なしです。

これの前作、総集編を前後編に分けた後編でやられた。「お前の血は何色だ」ってのは本当ボンドルドに向けて言うのがしっくりくるセリフ。この後も果てしなく絶望を紡いで紡いで紡ぎ続けてる。


◆『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』トーホーシネマズ日比谷11

▲謎映画。

五つ星評価で【★わからん】

なんだっけ、これ? ジャッキー・チェンの映画で見た事すら覚えてないのは、「よっぽど」なのに違いない。


◆『パラサイト 半地下の家族』トーホーシネマズ川崎5

▲決して痩せすぎたりしてないのに、みな絶妙に裕福には見えない。

五つ星評価で【★★★★★あーあったあった】
ツイッターでの最初と二つ目の感想(↓)

話にビックリした。屋敷と貧民の住む町が自分の家近くの成城学園前と喜多見の高低差みたいだったのは居たたまれなかった。

雨で増水するとトイレが溢れてしまうような家は、怖すぎて家と呼べないし、売り家はもちろん賃貸でも絶対、手を出しはしない。そこ一点でも貧乏はイヤと痛感する。


【銭】
『燃えよスーリヤ!!』:2019.12.29から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その15本目
『劇場版 ハイスクール・フリート』:東宝フリーパス20本目
『ラストレター』:東宝フリーパス21本目
『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』:東宝フリーパス22本目
『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』:東宝フリーパス23本目
『パラサイト 半地下の家族』:東宝フリーパス24本目
▼作品詳細などはこちらでいいかな
燃えよスーリヤ!!@映画.com
劇場版 ハイスクール・フリート@映画.com
ラストレター@映画.com
劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明@映画.com
ナイト・オブ・シャドー 魔法拳@映画.com
パラサイト 半地下の家族@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明@銀幕大帝
ナイト・オブ・シャドー 魔法拳@銀幕大帝
パラサイト 半地下の家族@銀幕大帝
パラサイト 半地下の家族@或る日の出来事

『劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』ユナイテッドシネマ豊洲11

◆『劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲このワチャワチャ感が好き。

五つ星評価で【★★★良いところと悪いところと】
人気ライトノベルのマンガ化作品のアニメ第二シーズンの後の続きの話。私はアニメの第一シーズンだけ見てるので、半妖的なペットであるポチは知らない。でもまあ、第二シーズンのラスボスか何かでカタリナの人たらしに引っかかったのであろう。想像に難くない。カタリナ周辺のキャラを一人も知らずに映画を見るのは勧められないが、そもそもどんな話という前提だけ知っておけば、一見さんでもそんなに置いて行かれない気がする。ところで、ポチ、ピヨの登場に合わせて出番が減るの、道具すぎるだろ。

カタリナは出ずっぱりだが、オリジナルの攻略対象とライバル令嬢がモブキャラ的に出番が少ないのは寂しい。腹黒王子ジオルドの頑張りを軽く阻止するメアリの底の深さとかスパイスのように短い時間で絡ませてくるの面白いけど。アランなんてピアノ演奏しか時間を与えられない。マリアなんて闇の魔法の計測機器扱いだ。何気にカタリナママの方が出番多いかもしれん。あの人、役回りが損だけど、意外といい人そう。まあ、既出キャラはそれぞれ一人ずつやってたら新キャラ登場の時間も避けなくなるからしょうがない。

新キャラ側は王子、カマキャラ、双子、踊り子の五人だが、多分、王子とカマキャラ以外は整理が効く人材。つか、サーカスの団員全員解放が王子の願望なので、この4人だけ他の団員と格差を付けるような扱いなのはちょっと違和感がある。まあ、これはキャラクターを重視するゲーム属性によるものなのかもしれないが。

ピヨは出てきた途端、そういう存在と類推できてしまうが、これもしょうがない。基本、そういうストーリー・ラインの都合のいい物語なのである。しかし、ピヨの声、釘宮理恵さんってのは何だろう。あそこは若手育成枠とか、芸能人枠とかじゃないの? ピヨの本体が、かの国に能力を貸し出していたというのは、ちょっといい設定だと思う。

俺が億万長者だったら、ゲーム会社を買い取って、基礎設定を同じくするエロゲーを作らせる。と言うか、コミケの薄い本で、そういうのありそうでしょうがない。

いろいろ都合が良すぎる点とかもあるけど、カタリナが相変わらずバカで、大喰らいで、気持ちの優しいいい奴だったので、ベース悪くない映画。


【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーポイント2ポイントを使った割引で1000円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…@或る日の出来事

『劇場版 ポールプリンセス!!』新宿バルト9-3

◆『劇場版 ポールプリンセス!!』新宿バルト9-3

▲マッカートニーや牧は出てこない。

五つ星評価で【★★ダンスと日常シーンがチグハグ】
おそらくそうであろうと思ってはいたが、全くエロくはない。「パンチラ」もしくは「パンモロ」と言う概念が「ストライク・ウィッチーズ」の世界にないように、「ポールダンス=アメリカのエロイ店で半裸のお姉さんが棒に乳やら尻やら押し付けて踊る超淫靡ダンス」という概念はこのアニメ世界にはない。「ポールダンス」は「フィギュア・スケート」のような可憐な美しさを競う競技になっている。そのダンスの見せ方はたいへん美しく美的だが、競技として見せるなら技の難易度や何をやれば評価されるかなどを構築して解説して見せるべきだろう。ただ、盛り上がってた者が優勝と言うのは曖昧に過ぎる。今や「フィギュア・スケート」や「チア・リーディング」、「新体操」でも男子が踊るのだから、男女ペア物になっても良かったかもしれない。
このダンスシーンはそれぞれ良い出来なのだが、それ以外の日常シーンがダンスの繋ぎにしかなっていない。
主人公が所属する4人チームはみないい子で、それ自体は否定しない。そら、エスターみたいな子がいたら怖い。ただ、みないい子で引っ込み思案で、アクが弱いので、各個人の個性が薄い。話の核は主人公とライバルチームのエースとの子供の頃のわだかまりなのだが、顔を合わせたら即、解決してしまうので、拍子抜けである。個人的にはライバルチームのエースがヅカの男役みたいで映えて好き。あー、あの子を辱めたい。いや、そういうんじゃないんだって。


【銭】
番組特別価格1700円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
劇場版 ポールプリンセス!!@映画.com

『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』ユナイテッドシネマ豊洲11

◆『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲古賀ちゃん推しです。

五つ星評価で【★★あまりキュンと来ないところが私の素人たるゆえん】
私は前々作『ゆめみる』とテレビアニメの方が好き。前作『おでかけ』もしっかり出来てるし、今作『ランドセル』もしっかり出来てるのだけど、高校生編を終わる為にきっちりしっかり仕上げた感じ。物語としては前作『おでかけ』は事件の回復の物語だし、今作『ランドセル』は今までの事件に事象が類似してるので新鮮味が乏しい。しかも、その事件は主人公のサクタの身の上に起こるので、サクタ自身が事件の起こった人に必要以上の優しさで干渉し、事件を解決するという見せ場がない。
桜島先輩とのイチャイチャは微笑ましいが、私は古賀ちゃん推しなので、古賀ちゃんにもうちょっと凹んでもらう見せ場を作ってほしかった。いやまあ、出ただけでもいいのか。桜島先輩の妹なんて1カットも出なかった。


【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーポイント2ポイントを使った割引で1000円。プラス会員更新で500円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない@映画.com

『ダンジョン飯 Delicious in Dungeon』トーホーシネマズ上野1

◆『ダンジョン飯 Delicious in Dungeon』トーホーシネマズ上野1

▲ファリン好き💜

五つ星評価で【★★★★ちゃんと作ってあってテレビアニメに期待が持てる】
ツイッターでの最初の感想(↓)

TVアニメ三話分の先行公開。原作のいい所が活かされてる。マルシルのうんざりが可愛い。動く鎧の三話だけ原作と絵のタッチがけっこう違う。迷宮で死ぬ事についてはもう一言説明を詳しくすべきだろう。

絵がこなれた後の原作の絵。テンポが原作の着実に進んでいるがスピーディーには見えない感じが出ていて良い。今回3話分の動く鎧までで、ちょうど原作一巻分なので、2クール連続放映らしいので、単純計算8巻まで、やる予定。見てて驚くのは最近のアニメではどれもそうだが「声が違う」と思うキャストが一人もいない。みんな上手いし、合わせてくるのだろうなあ。ライオスもチルチャックもセンシも無神経、マルシルくらいの気にしいが普通だろう。
ライオスがセンシにチルチャックを「詐欺師」と紹介して、ビックリしたが、原作を確認したら「鍵師」だった。俺の耳のバカ。


【銭】
番組特別価格2000円。あとトーホーシネマズの会員300円で年次更新した。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ダンジョン飯 Delicious in Dungeon@映画.com

『沈黙』『淵に立つ』『しゃぼん玉』『愚行録』ギンレイホール

古い昔の書きかけ感想鎮魂祭(2017年頃らしい)
ギンレイホールで観た映画の感想がたまりすぎたからバッタバッタ捌いていきたい(うんまあ捌けなかった訳だ)。

◆『沈黙』ギンレイホール
五つ星評価で【★★★★,★★★★地獄めぐり2回】
ともかくスゲーな、と。
私、スコセッシは変に間が悪い感じがしてどちらかというと嫌いなんだけど、これは良かった。
スコセッシが語りたい宗教観が映画の尺に合っていたのだと思う。
篠田正弘の撮った旧作の『沈黙』も好きだけど、好対照の2本になったと思う。
『沈黙』で語りたかったのは日本人と宗教はどう関わりあうのか。宣教師は狂言回しに過ぎない。
『沈黙』で語りたかったのは地の果てに来た宣教師が自分の宗教そのものが地獄を現出させる状況を見て、どう生きていく事を選ぶか? 日本はあくまで背景に過ぎない。別に同じ受難の地であるなら他の土地でも良かったのだ。

ツイッターでの最初と二つ目の感想(↓)
良くも悪くもキツい映画だった。イッセー尾形と浅野忠信と塚本晋也がずば抜けて凄い。俺スコセッシはあまり合わないんだけど、これは絶賛するしかないわ。ガーさんも偉いし、茂吉も吉五郎も殿様も死姦の一つや二つしてそうな浅野忠信もいいわ。そして小松菜奈がたいそういい声で泣くんだわ。アダム・ドライバーはちょっと山根似。

小松菜奈にいろんな感じで泣いてもらいたいな。


◆『淵に立つ』ギンレイホール

▲間違い探しが出来そうな構図。みんなちょっとずつ何か違う感。

五つ星評価で【★★★★「淵辰男とかじゃないから」「誰だよそれ」】
浅野忠信がただただ怖い。

そ、そこで終わるの。前半の浅野忠信の狂気が後半、太賀に再構築されるみたいな設定が上手い。役者はもうみんな上手いんだけど後半のあの子の役者としての武器を全て奪われた上での存在感は強烈。

いやいや、もうほぼ覚えがない。


◆『しゃぼん玉』ギンレイホール

▲林遣都と市原悦子と、市原悦子の息子役、相島一之。相島一之、T.M.Revolutionにちょっと顔立ち似てる。

五つ星評価で【★★★普通】
先手代用息子老人強盗の林遣都 × 後手全身善人市原悦子。ファイト的な映画。
これでムチャクチャ泣かされるとかもないけど、ちゃんと思った位置に着地できたのだろうと類推できる映画だった。


◆『愚行録』ギンレイホール

▲満島ひかりの透明感が光る。

五つ星評価で【★★★★,★★★★うげうげくる感じの傑作】
1回目 うわあ、こんな世界中で自分が一番不幸でシクシクって話、大好きだ。ひたれる。
2回目 小出恵介の清々しい屑っぷり。グレーゾーンに身を潜める妻夫木聡。そして美しく儚く世界と絶縁する満島ひかりが素晴らしい。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
『沈黙』&『淵に立つ』で一番組。
『しゃぼん玉』&『愚行録』で一番組。
▼作品の概要はこの辺りを見てください。
淵に立つ@映画.com
しゃぼん玉@映画.com
愚行録@映画.com

『沈黙』は@映画.comに作品情報なし。

電気髭剃り替刃交換2023

電気髭剃りの替刃交換を2023年12月7日に行った。前回から約2年10ヶ月。推奨は18か月交換なので20ヶ月超過してる。外網破れだしてチリチリ痛かったが大惨事に至らずよかった。

『正欲』トーホーシネマズ池袋4

◆『正欲』トーホーシネマズ池袋4

▲ガッキー💜

五つ星評価で【★★★★背負い投げ食らわされるような良い映画】
ツイッターでの最初と二つ目の感想(↓)

チャレンジングな役を演じるガッキーから目を離せない。しかし逆に無茶苦茶ロマンチックだ。私はああいう性癖ではないがああいうのには憧れる。私も普通からの落伍者だから。とても紋切り型の普通の象徴である稲垣吾郎と教室で笑う大衆こそが物を言う事を許さない空気だ。ガッキーの子供時代の女の子がたまらない。

「性的嗜好」や「性癖」を題材にした一般映画は非常に珍しく感じる。
しかし「セックス」に不自由である事は決して幸せではないが、それを「死」の理由に選ぶほど「セックス」は人生の根幹だろうか? などと「セックス」に不自由な自分は思わなくはない。世の中、向き、不向きがあって私はそんなに「セックス」には向いてなかった。そう思いながら今は老人だ。なので、百万人に一人みたいな組み合わせのカップリングを見つけられるこの話は無茶苦茶ロマンチックだ。
一方、この映画の性癖の中で唯一断罪されてしまうのが「小児愛好」。これはまずい。まずいのではあるが、生まれた時代が1000年くらい早かったら罪に問われなかったかもしれない。生理が始まる中学生くらいから性行為は可能だし、昔はもっと早婚だった。まずいのは年齢や力の強い者が弱い者に対して行う強制性にある。あと、ついでに法を侵すのも悪い。勿論、性機能をまだ要さない子供や幼児に対して行う性行為は以ての外だ。ただ、この「小児愛好」も与えられてしまった物だとしたら、その人個人を弾劾するのも意味がなくはないが、薄い。おそらく「小児愛好」は生来の素質ではなく、外的環境要因が強いので、我慢すればいいという理屈は通るのだが、DVが親から子供に環境的に遺伝するケースが多いように、「小児愛好」も根深く躾けられてしまったのなら治しようがないのではないか。だから別にそういう人は「セックスをしない」人生を歩めばいいと思うのだが、性的犯罪はけっこう再犯してしまうらしいし、けっこう「セックス」が脳内に大きく占める人は多いのかもしれない。

にしても「水」に欲情するという性癖はあるのだろうか? 性癖、性的嗜好に関しては、自分が他人に対してどのように扱いたいか、扱われたいかが形に出る。「加虐」「被虐」はその分かりやすい一例だし、「露出」なども自分が露出する事による相手の反応を引き出す事が目的だろう。「水」については自分と水だけで他人が存在しない。だからこそ「スーパー・アブノーマル」であり、稲垣吾郎から想像もできない性癖に位置付けられるのかもしれない。水を見ているだけで勃起したり、水を見ているだけで女性器が濡れてきたり、何かそこに性癖のメカニズムが見つけられないから、とても奇妙に思える。水に対して意志あるものとして感情移入するという転換が行われているのか? ソラリスの海か? 小さい時にレインボーマンの水の化身を名乗る男にイタズラされた経緯があるとかか? 『美女と液体人間』というのもあるが、あれで性的興奮はしないと思うぞ、普通。
「セックス」は一般的に秘め事だから、ホテルなどで一杯の水とコップ二つで水を移しかえるだけで、絶頂に達してしまう二人とかが実は知らないだけでいっぱいいるのかもしれない。そういうガッキーが見たい。しかし、コップで水を移しかえるだけの風俗は普通に流行らないだろう。ガッキーが相手してくれるならお触り禁止でも行きたい。興奮できる自信はない。


【銭】
トーホーシネマズの鑑賞ポイント6回分使って無料鑑賞。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
正欲@映画.com
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正欲@ノラネコの呑んで観るシネマ

『ロスト・フライト』シネマイマスピアリ11

◆『ロスト・フライト』シネマイマスピアリ11

▲右から機長、副長、スチュワーデス。服を変えたら、用心棒、ヒモ、ホステスとかでも通りそう。

五つ星評価で【★★★★すんげおもろい】
ツイッターでの最初の感想(↓)

ああ面白かった。ジェラルド・バトラーだから、そんなん無理無理な展開が繰り広げられるのだけど、努力と熱意で溝を埋めていく。そんなん好き。あの大砲的な狙撃はバリ燃える。敵の総大将がチン毛野郎っぽいのも、いいアクセント。1970年代っぽい快作。

ジェラルド・バトラーの映画は外せない。面白いから。でも、手放しでそれを大声で触れ歩くのはちょっと気が引ける。だって、何となくジェラルド・バトラーの映画って古くさい。1970年代くらいの古さだけど、その頃の映画って無理が通れば道理が引っ込む的な愉快な強さがある。でも、スマートじゃないし、今的じゃない。だって、ジェラルド・バトラーだもの。主演兼プロデューサーのジェラルド・バトラー自身もそれを分かっていて、自分が好きな物を作っていると思う。ありがたい話だ。

ジェラルド・バトラーのいる不時着した島での現場の危機感も高いが、バックで事故をサポートする会議室の論戦も熱い。会議室での有能人材かっけー。脚本家が元MI6ってのがリアリティー産んでるのだろう。偉いぞMI6。

まあ、見てください。


▲ちんげ親子。親(左)がクリクリ目玉のザッパみたいで、子(右)が筋肉のない庄司みたい。そして、呪いが掛かっているかのように髪の毛がちん毛。

原題が『PLANE』、そのまま邦訳すると『ひこうき』。これは『ラスト・フライト』でも『ロスト・フライト』でも変えて正解。『ジェラルド・バトラーの奇妙なフライト』はダメなんだけど、『ひこうき』よりはよいな。


【銭】
映画の日、イクスピアリは1300円。もちっと安くできるんでないの?
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ロスト・フライト@映画.com

『こいびとのみつけかた』シネマカリテ1

◆『こいびとのみつけかた』シネマカリテ1

▲こいびとたち、のようなもの。

五つ星評価で【★★★多幸感はない】
変な人同士の恋愛がほのぼのしていいなあ、と思わせておいて、反則紛いの落とし穴をぶつけてくる。最終的に大袈裟なビターエンドではなく仄かなハッピーエンドみたいな場所に着地させたが、この先の幸せをあまり強く予感させない。という変な映画。
大傑作『まともじゃないのは君も一緒』の監督・脚本なので期待は高まっていた分、余計な煩悶も付いて回るのだが、おそらく前作は「恋」によって「まともじゃなくなり変人と化す」両者だったので、本当のところはベースまともな二人が主人公であるから共感度が高い。今回は逆。「まともじゃない変人である」両者の恋を周りのまともな人々が心配しながら見守る。そりゃあ、不安だろう。最初から変であるのが、雪だるま式にまともじゃない部分が膨れ上がってくる。
まともじゃないと言ってるのに一部分のまともさがとても愛しい二人と、恋によって世界に好かれようとする端からまともじゃない二人。けっこう真逆で、後者は社会の異分子なので好かれない傾向が強い。あんなのの後にこんなのを持ってきて何とも心臓が強いな。

川瀬陽太、宇野祥平、吉岡睦雄、ボブ鈴木と有名どころの無名寄りの脇役をまとめて集めて、特別な事を何もさせない。
ああ、川瀬陽太と宇野祥平のそれぞれがおでんの具みたいな染み方。
吉岡睦雄、染みなくてうるさげ。
ボブ鈴木、いつまでも有名にならず、ずっと同じところにいる感じ。


【銭】
水曜、武蔵野興行は全員割引で1200円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
こいびとのみつけかた@映画.com

『ウルトラセブン Legend』トーホーシネマズ池袋1

◆『ウルトラセブン Legend』トーホーシネマズ池袋1

▲ダン。

五つ星評価で【★★★★こんなん泣く泣く】
「ウルトラセブン」は子供が大人に立ち向かえるコンテンツだった。決して「子供騙し」ではない。
だから、当時の子供たちは「セブン」を推した。多くの人にとって推しの特撮ドラマだったのだ。
そんな「推し」をベタぼめしてくれる。気持ちよくない訳がない。
「特撮プロジェクトⅩ」みたいなもの。そら、泣く。
画面もでかいし、音もいいし、当時のフィルム映像が大画面に負けていない。
そして褒めまくるのだ。こんなん泣く泣く。

もちっと述べてもらいたかったのは欠番の12話の話と、
金城がノンマルトに仮託して語ったのは映画内で「米兵と日本人」みたいに言われているが、実は「ヤマトンチュー(内地の人間)」と「イトンチュー(沖縄県民)」の構成だった事だ。キリヤマの雄姿はアイヌや琉球王国を滅ぼした現生日本人であるのだと。

コメント先のブログ「徒然なるままに」のエクスカリバー氏が言うように10年早く作れなかったのか、と言うのは正論であるが、出来た事を素直に喜びたい。出来れば、これを契機に、円谷の他の作品も同じように取り上げてもらいたい。


【銭】
番組特別価格1600円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ウルトラセブン Legend@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
ウルトラセブン Legend@徒然なるままに

『ジョン・ウィック コンセクエンス』トーホーシネマズ新宿4

◆『ジョン・ウィック コンセクエンス』トーホーシネマズ新宿4

▲大げさな舞台設定も含めて『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』感が強い。真ん中のあれもあれだが、キアヌ・リーブスがGACKTで、ビル・スカルスガルドが片岡愛之助でも思った以上に違和感ないと思う。しかし、こうやって大道具小道具見てると本当に魔夜峰央チックな世界観で、キアヌ・リーブスとビル・スカルスガルドがディープ・キスしたりしても格段に絵が持ちそう。その辺の感覚で見るとドニー・イェンと真田広之はちょっとランク落ちするかも。ホモはやはり西洋人同士だな。ネオテニー族である東洋人は少年愛が映える(脱線の仕方がひどい)。

五つ星評価で【★★★なげーよ】
単純に長い。
169分はいらないだろ。時間に余裕のある若者と違って、老人に残された時間は少ないし、長いとよっぽど面白くないと脳が持たない。もう、ずっとアクションに次ぐアクションで169分と言うのはアクション・ジャンキーにはたまらないだろうが、私は普通の人なのだ。もしくは普通以下の人なのだ。だって、キアヌ・リーブスがヌンチャクを使うシーンなど色々なバリエーションを使って延々と敵と対峙するが、あれ、あんなに長くなくていい。バリエーションなしは勿体ないにしても5人や6人、延々と全バリエーションを見せなくてもいい。アクションの図鑑だったり辞典にしなくていい。あの銃をはじくスーツも決着が付きづらく、アクションのかっこよさを削いだ。ガッと撃ってガッと倒すかっこよさと言うのもあるのだが、全て受け流す形にして爽快感を奪った。無敵感は増したし、そういう銃を受け付けない相手のピンポイント弱点を撃ち抜く事で勝つ技術の強さも見れるのだが、それは通常のルーチンな銃撃戦と違うのでカタルシスを得づらい。

ドニー・イェンや真田広之を堪能しつつも全体としては疲れた、終わった、まあこれで纏まったという安堵の方が強かった。「スター・ウォーズ」サーガ見終わった時みたい。
神なドニーさんは勿論、真田広之も美味しい。やりようによっては銃に置き換えて渡辺謙キャスティングでも成立しそうだけど、アクション役者の真田広之を見れるのは凄く良い。そこは嬉しい。

しかし、そんな強者がヒイヒイ言う中で、犬持ちの黒人のメンタルが妙にアマチュアでバランス悪くない? 犬が大事なのか。

「ビル・スカルスガルドビル・スカルスガルドビル・スカルスガルド」三回言うと早口言葉だ。

真田広之の娘役リナ・サワヤマのスタントダブルを『ベイビーわるきゅーれ』の金髪の子がやっていて、モロ『ベイビーわるきゅーれ』と同じ動きが採用されていたのは嬉しかった。おれ「ジョン・ウィック」よりは「ベイビーわるきゅーれ」の方が好きなのだな。一作目の『ジョン・ウィック』は単純明快なアクション物で好きよ。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーズデーで1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ジョン・ウィック コンセクエンス@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
ジョン・ウィック コンセクエンス@ノラネコの呑んで観るシネマ
ジョン・ウィック コンセクエンス@ここなつ映画レビュー
ジョン・ウィック コンセクエンス@風に吹かれて
ジョン・ウィック コンセクエンス@ノルウェー暮らし・イン・原宿
▼関連記事。
あとで

『野獣たちのバラード』『アダマン号に乗って』『Dr. Bala』『バンクシー 抗うものたちのアート革命』『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』『共に生きる 書家金澤翔子』『わたしたちの国立西洋美術館』『夢みる校長先生』『シン・ちむどんどん』『キャメラを持った男たち』

実話系で10本。寝かせすぎて記憶が定かじゃないから簡単に。

◆『野獣たちのバラード』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★宇野重吉の声が重くて良し】
特集「日常と戦争そして旅 ウクライナ・ジョージア・ソ連映画」の1プログラム。
1965年、白黒、125分、初見、ミハイル・ロンム監督作品。
ソ連から見た第二次大戦中のドイツの独裁主義を弾劾する映画。最初に子供の笑顔を見せておいて、その映像にアウシュビッツの死骸の映像を被せてくるのは効果的だが、そんなんやるなよなしんどさ。
1000年持たせるヒトラーの本『我が闘争』の作成風景とか凄い。アドルフさん達、本気だったんだな。


◆『アダマン号に乗って』新宿武蔵野館1

▲アダQ、アダマン、アダセブン、帰ってきたアダマン。何言っとんねん、俺。

五つ星評価で【★★穏やかな船の様に流れがゆるやか】
フランスのセーヌ川に浮かぶデイケアセンターの船「アダマン号」の患者や看護師、職員の日常を映しだしたドキュメンタリー。上手い事回ってるので衝突や諍いも目を引くほど起こらず、映す姿が日常的。フランス人の病んでる人、介護してる人の見分けもそうそうつかず何となく船に乗るとか乗らないとかでなく、映画に乗りそこなった。
ちなみにアダマンチウム(ウルヴァリンの爪の材質)で出来た船ではない。木造船だそうである。


◆『Dr. Bala』ポレポレ東中野

▲海外の無医村にどんどん出ていく日本人医師バラー。ちょっと外見、山本太郎っぽい。

五つ星評価で【★★★★凄いよバラー】
規格外の医師バラー。大金を取らない現実的なブラック・ジャックみたいな先生。善人が活躍したり、褒められたりする映画は嬉しい。凄く面白い映画なのだが、感想ほっておいてる間にすっかり忘却にやられてしまった。


◆『バンクシー 抗うものたちのアート革命』ヒューマントラストシネマ渋谷2

▲バンクシーのイメージって肌の露出がない。案外、中山きんに君みたいだったら笑う。

五つ星評価で【★★作品より解説が長い】
出自や経緯は知らないでもないし、謎の覆面アーティストだから、全てを明らかにする事もできない。ならば、業界の人が御託を並べるよりも、より多くの作品が見たかった。バンクシーに対して、誰かが何かを語る部分の多さにちょっと辟易した。バンクシーの外聞が知れても、それが分かって作品の価値が変わるとも思わないから。


◆『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』ポレポレ東中野

▲「先生の言うことを聞いていたのに!!」と言うのがキラーワード。

五つ星評価で【★★★★当たり前の事が捻じ曲げられていく、それを許さないとした人たちの戦いの記録】
東日本大震災の津波が起こった時、被害にあった小学生の親達が自分たちの子供が助かったのではないかという事を争う裁判を追ったドキュメンタリー。誰かの罪を明らかにしようという目的ではなく、ここで事実を明らかにする事で次の被害を防ぐという正しい考えがある。そんな彼等に隠蔽しようという外圧がかかったり、組織内部での分裂が起きたり、たいへんつらい内容をフラットに撮影している。やらなければいけない事をやるプロの弁護士達がかっけー。


◆『共に生きる 書家金澤翔子』シネスイッチ銀座1

▲多分、私や普通の人の頭の中に「書家」や「芸術家」は必要以上に苦しみを感じて悲壮な思いで芸術を生み出さなくてはならないという固定観念がある。

五つ星評価で【★★★いい話だがいい話なのか】
ダウン症と診断された娘を書家として独り立ちさせる母の話、娘の話。
ただ、危ういなと思うのは「書」は体裁が整えば内容・精神が伴わなくても、立派に見えるので、形状記憶装置のブラックボックスロボットとして娘が「書」を出し続けてるだけなのでは、という疑問がある。それは私がたいそうな悪筆持ちであるにもかかわらずそういうインチキ書道が割りと得意だからそう思うのだ。粘度の高いポスターカラーを少量の水で溶いて面相筆に含ませて、筆を寝かせて書くと、それなりにダイナミックな書家らしい字体になる。もちろん私は高貴な精神性ゼロでそういうのが書けるのだ(書家らしいと自認してるだけで本当に人に鑑定されたらコテコテにダメ出しされるかもしれん)。
でもまあ、よかろう。精神性があろうが、なかろうが、古代中国の写経や写本を写して国内でも学生書道家が上手下手を争ったりするのだから(ソースは『とめはねっ!』)。そこに何が書かれているとか、どこまで意識しているか分からない。なら、ダウン症の彼女もそう違いがないのではないか。多分、何となくコンプレックス的に、そこで追い抜かされると思わなかった存在に追い抜かされた事がイヤなんだよな。


◆『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』イメージ・フォーラム2

▲「いたたたたたたたた」

五つ星評価で【★★★国立西洋美術館の精神性が凄いのだが、鑑賞者の精神性が劣り気味なので、あまり伝わらず】
彫刻運ぶとき、ギプスみたいになる外観がおもろいなと思った。他は特に記憶なし。


◆『夢みる校長先生』シネスイッチ銀座1

▲「校長先生の夢は全女子生徒と結婚する事です」「そんな映画の訳があるかあ!」

五つ星評価で【★★★校長先生が夢を見たっていいじゃないか】
キョンキョンがナレーター。
校長先生が、と言うか、一つの教育単位として、学校が他と違う事をやろうとすると、割といろんな手があるのだ。その上手くいった例と、その手引き集。


◆『シン・ちむどんどん』ポレポレ東中野

▲対抗二人のダメ加減を見て、そら、玉城デニー勝つやろと思った。

五つ星評価で【★★★てーげーな題名だ】
ダースレイダーとプチ鹿島による選挙映画第二弾。
第一弾の方が楽しく見れたのは途中から「沖縄」への傾倒が大きくなりすぎたからか?


◆『キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る』ポレポレ東中野

▲後ろでチロチロ燃えている。今よりずっとみんなステテコ。

五つ星評価で【★★惨状見たさに見に行った俺がダメ】
関東大震災の時、その惨状を映画フィルムに残した人達がいた。
どんな人達がどんな経緯で撮影したか、などの検証。
「すんげえ惨状」みたさに見に行くが、そんな「すんげえ惨状」は映らない。
遠方に煙が見えたり、人が密集してたり。
パニック状態がひどいと、カメラ撮影もできそうにないし、あまり状態がひどいと撮影クルーそのものが被災に会ってフィルムも残らなかっただろう。
ただ、何気に撮影した地面に死体が積み重ねられており、その意思のない脱力さと、膨らみ方が、空襲やナチスの収容所で見れる死体の山と同様であり、今、死に行く人は撮影できなくても、死んでしまった人は山ほど身近にいた異常さを垣間見させてくれる。


【銭】
野獣たちのバラード:シネマヴェーラ渋谷一般料金1300円-会員割引400円。
アダマン号に乗って:武蔵野興行水曜サービスデーで1100円(おそらく旧料金)。
Dr. Bala:ポレポレ東中野5回券6000円のうち2回目使用。2023年2月19日購入。
バンクシー 抗うものたちのアート革命:テアトル会員割引+曜日割引で1100円(旧料金)。
「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち:ポレポレ東中野5回券6000円のうち3回目使用。2023年2月19日購入。
共に生きる 書家金澤翔子:テアトル会員割引+曜日割引で1100円(旧料金)。
わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏:イメージ・フォーラム月曜サービスデーで1200円(おそらく旧料金)。
夢みる校長先生:テアトル会員割引+曜日割引で1200円。
シン・ちむどんどん:ポレポレ東中野5回券6000円のうち4回目使用。2023年2月19日購入。
キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る:ポレポレ東中野5回券6000円のうち5回目使用。2023年2月19日購入。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ありふれたファシズム 野獣たちのバラード@映画.com
アダマン号に乗って@映画.com
Dr. Bala@映画.com
バンクシー 抗うものたちのアート革命@映画.com
「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち@映画.com
共に生きる 書家金澤翔子@映画.com
わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏@映画.com
夢みる校長先生@映画.com
シン・ちむどんどん@映画.com
キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る@映画.com

『野獣たちのバラード』は映画.com内では『ありふれたファシズム 野獣たちのバラード』というタイトルで表記。

『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』イオンシネマシアタス調布7

◆『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』イオンシネマシアタス調布7

▲はいせんす。

五つ星評価で【★★★★好き】
むちゃ直球でくだらないが、絵がステキ。
死屍累々と打ち捨てられているトビタの絵の悲しい事。
ウィリー・ウォンカ風タコ工場の何も意味のない事。
見た事がない奈良の鹿のマシマシ。魔境群馬みたいで笑った。
あれの発射シーンのCGの素晴らしさと迎撃するあれのCGの素晴らしさ。
見せるべき物をちゃんと見せるという意味では『ゴジラ-1.0』にも負けないVFXだった。ああいうシーンでオモチャと分かるようなチャチな絵ではいけない(逆手に取るやり方もあるが)。「おお、やっとるやっとる」と唸ったがな。あの辺のCGの繋ぎと田んぼアートが違和感ないの偉い。田んぼアートもCGだったりして。トビタは怪しいが鹿はCGだろう。ユリヤン・レトリバアもあれくらいいそうであるが、多分あんなにいっぱいいる訳ではあるまい。
池袋も笑った。あんな狭い場所に東武も西武も詰め込んで。埼玉の土地パース的には池袋はあんなんなのかもしれん。
現代パートのアキラ100%、和久井映見、朝日奈央の普通な感じは好感持てる。朝日奈央なんてあのラストのドタバタシーンとか普通に演技上手い。アキラ100%にお盆を渡してあげるのも優しい。小者をやらせると抜群にはまるアキラ100%。多分、お盆の下も小者だと思う。そんな小者と仲睦まじくも絶対主導権を握ってるであろう和久井映見のお年を召しても可愛らしい事。エンドロールテロップだとこっちが「現代パート」、「菅田将暉」は現代とちゃうんけ? 
てな訳で「現代パートじゃないパート」、富裕層はみんな白塗りでアイラインやアイシャドウが地下演劇の様に塗りたくられている。テカテカラメラメ。貧乏人は江戸時代のようにアース・カラー。感覚的に昭和初期だが時代劇の百姓の衣装そのままだが、何となく見れてしまう。囚人服がズタ袋というのは卓越した悪いセンス。なかなかあーまで貧乏にはできん。この過剰な乗りが好き。
GACKT、二階堂ふみの既出コンビは前回と変わらず。ちゃんと魔夜峰央のマンガのキャラっぽいの凄いよなあ。
杏と片岡愛之助、やりすぎ感が口摘まんで鼻からコーラ注ぎ込んだような狂った世界観の中でバランス取れてて程よい。杏の他の映画と変わらない、それ以上の熱演が映画の嘘を確実に成り立たせていた。真面目にやるのはいい事だ。片岡愛之助は踊るのよいよい。京都川崎麻世なのね。山村紅葉に負けとる。天童よしみ一節でも歌わんと。藤原紀香はいい使い道だよなあ。先代大阪府知事がハイヒールモモコらしいが一瞬で分からん。杏は男役なのだろうが、もう、男でも女でもどうでもいい。「煮るなり焼くなり抱くなり」はよいなあ。剥いてみたい。藤原紀香は実はいい人なのだと思うけど、剥いてみたいとは思わせない。でも、二階堂ふみもこの映画では剥いてみたいとか思わせないから、そんなに悲観する事もないか。

しかし、こんなんは世界に持っていっても受けんだろうなあ。ベースの知識がそこそこ必要。だから、前作のただただ理不尽に埼玉がディスられている構図とは別に、大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀などの県ごとの特性が分かっている方が楽しめる。

エンドロール流れる中、漫才って新しい。

とびた、偉かったよ。


【銭】
イオンシネマは55歳からシニア扱いで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて@或る日の出来事
▼関連記事。
翔んで埼玉(前作)@死屍累々映画日記・第二章

『ザ・キラー』ヒューマントラストシネマ渋谷3

◆『ザ・キラー』ヒューマントラストシネマ渋谷3

▲銃を撃つ姿勢の安定さが正しい。

五つ星評価で【★★★★常に自問自答し続ける主人公が好き】
ツイッターでの最初の感想(↓)

天才型ではない秀才型の殺し屋が危機を対処し続ける。日本人はこのタイプの主人公好きだろう。綿棒みたいな女がなるほど綿棒だ。

自分の行動を常に抑制しながら最良の手を探す主人公が「器用なタイプに見えない」ので、強いシンパシーを感じる。一つ一つ着実に物事を進める。失敗失跡は取り返す。たいそうに事務的。『ジョン・ウィック』と対照的だが、「伝説の殺し屋」という伝説の為に、無敵がエスカレートしすぎた『ジョン・ウィック』より、地道に社会に溶け込んで淡々と人を殺す『ザ・キラー』の佇まいの方が好ましく思える。殺される方から見たら変わらないかもしれないが。殺し屋がスターな映画も面白いけど、リアリティーは低い。リアリティーが高ければいいというものでもないけど、あまり低いのもどうかと思う。

主人公は映画内で5、6人の人間を殺すのだが、対同業者戦が熾烈を極めるのがやはり良い。
ドカンドカンバカンバカン破壊しまくるマッチョと人生観を戦わせる綿棒の女。綿棒の女の食えない感よし。ティルダ・スウィントンって変なキャラがよくり似合う。ちょっと昔だったらシャーロット・ランプリングがキャスティングされそう。

ある意味、機械の様に殺戮する。殺戮に際し、最良の手段を考え続けるという意味で、『ゴブリン・スレイヤー』にも似てる。


【銭】
テアトル会員割引+曜日割引で1200円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ザ・キラー@映画.com

『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』イオンシネマシアタス調布4

◆『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』イオンシネマシアタス調布4

▲かなり重要なシーン。

五つ星評価で【★★★さっぱり分からん。頭のいい映画】
まあ、よう分からん。
にしても、今、日本で作られるアニメの中で最高に頭のいいクリエイター達によって作られた物語である事は間違いない。客としての私が付いていけないという事だろう。最高峰に付いていけないのはしょうがない。
世界中にポストヒューマンと呼ばれる現人類を脅かす存在が現れ、その存在を米帝と日本の公安9課が追うと言うのが前回の粗筋。
今回はそのポストヒューマン出現の謎や、ポストヒューマンが目指す新社会に向けての争いが描かれるのだが、目指す新社会が今一つ理想に思えない。エヴァンゲリオンの全ての物が一つの「人類」という規格に統一され、軋轢がないように夢を見ながら生きるという「哲学概念」のような世界が提示されるのだが、これがとても素晴らしい世界には見えない。エヴァンゲリオン+大人帝国+マトリックス? 

ポストヒューマンと戦うのに自閉モードというのを使う事も分かった。シェアされている視覚データを外し、自己ボディーが取得した視覚を使う。割と大した事がない技術だった。

江崎プリンが思った以上に大事な役で驚いた。


【銭】
番組特別価格1900円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間@映画.com

『ザ・クリエイター 創造者』トーホーシネマズ新宿11

◆『ザ・クリエイター 創造者』トーホーシネマズ新宿11

▲ジョシュアと高見沢俊彦、坂崎幸之助、桜井 賢を含む物。

五つ星評価で【★★★よいSFに酔う】
AIと人間の戦争。ロボット三原則を入れておけよ、と思わなくもないが、警察官はともかく、軍人として作成されたりするからそうはいかないのか。

他国だろうが何だろうがドローンを飛ばして、自分達の脅威を排除しまくるアメリカを否定する映画。
主人公はアメリカで、対戦国はアジアとされているが、対アラブだとメッセージがリアルすぎて娯楽を損なうから対アジアにしたのかもしれない。対アジアだとベース宗教が仏教だからというのもある。対戦国をアラブに変えて、現地のイスラムやクリスチャンがバンバン殺されるのはちょっと刺激が強すぎるだろう。

主人公は戦争で失ったボディーを義足義手で補っている。半機械だがそこに疑問は持たない。身体の一部や全部が機械であっても、脳が人間なら人間だ。「すごーい、ジェミーはロボットなのね」と護衛対象の少女に言われて落ち込む『バイオニック・ジェミー』も今は昔。その「脳が人間なら人間だ」という考えを揺さぶるのが少女のAI「アルフィー」。一見少女だが、内部に高見沢俊彦、坂崎幸之助、桜井 賢を含む。嘘です。もう一つ強力なギミックがあって、死者の脳情報をすっきりコピーしまくる機械が出てくる。その機械により抜き出された情報を移植されたロボットは果たして人間なのか、機械なのか。思考実験としてとても面白い。

人間側で主人公を追い詰める女軍人が食えない奴で良い。

渡辺謙の役はおいしい。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーズデーで1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ザ・クリエイター 創造者@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
ザ・クリエイター 創造者@ノラネコの呑んで観るシネマ

『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』ヒューマントラストシネマ渋谷1

◆『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』ヒューマントラストシネマ渋谷1

▲電子モアレ盛り盛り増し増し。

五つ星評価で【★★★★何か分からんけどおもろくて疑問は残るが、それはそれでよし】
ツイッターでの最初の感想(↓)

新作かと思ったら新作公開前のアンコール上映だった。ほぼ忘れてたから丁度いい。バリバリオタク狙いキャラのプリンちゃんは好き。

と言う訳で、2回目。初見は公開時の2021年だが、その際に感想は書き漏らした。
タチコマや江崎プリンの宛て声が素晴らしく軟弱で、好み。
江崎プリンはあんな美脚で、才能溢れているのに、感情ダダ洩れで、制御しやすそうな童顔巨乳、要はやらせてくれる女フラグの塊なので、ごくごく普通にオタクはそういうの好き。みんな優しさに飢えている。その優しさとか「やらせてくれる感」が計算された物であっても、分かってて好きになる。ちくしょう。
「持続可能戦争」という人を食ったタイトルもなかなかグー。
ほぼ全ての人々が身体を義体に移し、精神を電脳世界と常にコネクトしている近未来。人類に拮抗する「ポスト・ヒューマン」が現れる。「ポスト・ヒューマン」は電脳世界のエキスパートであり、デジタル世界の中であらゆるデータを手足の様に自在に扱える。デジタライズ処置を施された人間しかいないという前提の世界では無敵と言っていい。彼等が勝てない存在は野生の存在。もっと極端に言ってしまえば「熊」や「ライオン」のような猛獣に対しては単体レベルでは負ける。ただ、電子部品を内包している機械は全て制御できるのだから、カッチリ防御を押さえておけば、普通の人間よりは強い。
高度に発達した技術は傍目には魔法にしか見えない。なので、「ポスト・ヒューマン」は義体持ちから見てオカルトのように描写される。うむ、怖い。
しかし、少佐がボクサー崩れに勝ってしまうのは理由が明確じゃないから「ん?」とか頭が一時停止した。「ポスト・ヒューマン」が自らを隠蔽するために使用している技術が視覚に特化しているので、近接戦では聴覚、体熱、動く空気などが伝わってくるという事だろうか。体熱や空気の動きなどはアナログな体では皮膚から情報を取得するが、全身義体の少佐のボディーにそこまで人間同様の機能があるとは思えない(そこまで再現する必要はない)。ただ、身体全体ではなく、例えば掌底部などに温冷のセンサーが付いている事などはありそうだ。対圧センサーなども同様。なら、ボクサー崩れがするのは義体の全センサー内容と脳の通信の遮断だろう。見えなくする事が可能なら、聞こえなくも、感じなくもさせられる筈だ。それって『ジョニーは戦場に行った』の帰還兵ジョニーみたいで、とても怖い。

新作での江崎プリンちゃんのあられもない感情露出ボイスを楽しみにしたい。

「攻殻機動隊」を「甲殻機動隊」とつい書いてしまって困る。


【銭】
番組特別価格1900円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争@映画.com

『マーベルズ』ユナイテッドシネマ豊洲1

◆『マーベルズ』ユナイテッドシネマ豊洲1

▲それぞれのコスチュームの質感が素晴らしい。

五つ星評価で【★★やはり雑い】
何でも監督が映画に初登場のキャラクターもいるけど初見の人でも大丈夫と豪語したらしい。大丈夫じゃないよ。ちょっと身贔屓だろう、それは。映画を作る側はドップリ物語の中に浸かりながら作るから、その物語に初見の観客が自分達と違ってドップリ物語に浸かっていないのを失念している。位置を見誤ってるとしか思えない。
キャプテン・マーベルとニック・フューリーと猫もどきは分かる。分かるけど、知っているというだけであって、本当に分かっているのかと言われれば心もとない。オリジナルとなる映画である『キャプテン・マーベル』は4年も前の映画で、もう内容がうっすら状態だ。敵役もその遺恨も分からない。敵とキャプテン・マーベルの遺恨については提示されるけど、実際、何があったのか分からないのでその遺恨が正当か逆恨みかも分からず、話に乗りにくい。マーベルズの他の二人は分からない。それぞれベースになる配信ドラマがあるらしい。でも、それは「ウルトラマン」の映画を見に行ったら「突撃ヒューマン」と「流星人間ゾーン」が助太刀に来たようなもので豪華かもしれないが「単に押し切ってしまえば勝ち」みたいに見えてしまう。敵も味方も、戦う理由も、説明不足なので、気持ちが乗らない。それぞれがそれぞれの物語を持っているのだろうが、それが思いっきり省略されているので、ともかく近くにいる三人が全員ヒーローだったので力を合わせて、難癖を付ける恨む人達を退けました、みたいになってしまっている。難癖を付ける恨む人達と敵対する人達がいて、どちらがパレスチナで、どちらがイスラエルかが分からない。
ミズ・マーベルの腕輪とダー・ベンの腕輪が対になっているけど、その出自も分からないし、マーベルズの三人が入れ替わるのも、入れ替わりがなくなるのも、不思議な事が起こってるとしか言えない。説明しろよ。

主役のキャプテン・マーベルことフリー・ラーソンの存在感は抜群。
黒アフロモニカ・ランボーのテヨナ・パリスはベースの物語を見ていないのでどんな人か、その人となりが分からなかった。立派な人なんだろうなあ程度。
マーベルズ最年少のミズ・マーベル(=カマラ・カーン)のイマン・ベラーニは最大の共感キャラとして、観客との温度差を埋める位置付けの役なのだが、ジャングルポケット斉藤慎二に顔と演技の張り方がソックリと思ってしまったら好きじゃなくなってしまった。絵がうるさいのよ。

▲「はーーーーーい」と言いそう。

悪役のダー・ベンのゾーイ・アシュトンは良い貫録だったが、いかんせん彼女をキャプテン・マーベル憎しと駆り立てる原動力が明確でないので、映画内でとても損している。

▲ゾーイ・アシュトン、安藤玉恵に似てる気がする。

エンドロール後に上がる二つのミニ予告も個人的にはワクワクすると言うより疲れた。
まだ手を広げようというの?
「友達の友達は友達だ」みたいにヒーロー同士をリンクするのは、後から大集合的な物語への布石なのだろうが、そういう話とは別に、独立して語られる話に魅力がないと客は離れていくと思う。


【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーポイント2ポイントを使った割引で1000円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
マーベルズ@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
マーベルズ@或る日の出来事
マーベルズ@徒然なるままに

『銀魂オンシアター2D バラガキ篇』トーホーシネマズ池袋6

◆『銀魂オンシアター2D バラガキ篇』トーホーシネマズ池袋6

▲もちっと「銀魂」らしいビジュアルデザインでもいいのでは?

五つ星評価で【★★★銀魂らしいか?】
ツイッターでの最初の感想(↓)

しんせん組がメインの話だったからか、スピンオフ感が強くてあまり乗れなかった。映画しか見てないからそんなに彼等の事は詳しくない。銀ちゃんの活躍は局所的。ふざける部分はいつも通り。

以上。 漢字はっきり分からなかったから平仮名で書いてるのは「真選組」。


【銭】
有料鑑賞ポイント6ポイント使って無料入場。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
銀魂オンシアター2D バラガキ篇@映画.com
▼関連記事。
銀魂関連記事リンク▼@死屍累々映画日記・第二章

シネロマン池袋で森村あすか+2 20231113-20231116

一年ぶりくらいにシネロマン池袋に。森村あすかなら行かねばなるまい。スタンプカード8つ目を貰って次回無料。

◆『黒タイツの制服 内緒の蕾』
旧題◆『制服私刑 ねじり込め』
森村あすか
▲ネットで拾った旧ポスター。

五つ星評価で【★★★まあよかろう】
森村あすか主演、伊藤清美、中村京子出演 
佐藤寿安監督、五代響子脚本 1991年のピンク映画、2回目。
上野オークラで10年前くらいに同じタイトルで見てて、ブログに「黒タイツやないやないけ」と憤懣漏らしてる。人間って進歩しない。まあでもいいです。森村あすかが可愛いだけで、この映画は成功です。あああああああああ、わが青春の森村あすか。顔立ちが好きだなあ。あの顔立ちに似合った大きすぎない胸も良い。あの顔立ちと身体つきで松坂季実子や菊池真理みたいな胸が付いてたらフリークスやさけ。そして何か頭が良く無さげなところがそそる。失礼だな、俺。でも「しょんべんくさい小娘」感がいいのだ。高校にも行かず、好きな制服を着て盛り場をウロウロしてる森村あすかは、歴史的には存在しない高校のなんちゃってブレザーで渋谷辺りうろうろするギャルの走りみたいだが、ロケ地が新宿なので殺伐としてる。あの、都庁をバックにするだけで、都会の非人間性が浮き上がる絵が素晴らしい。佐藤寿安は「絵」と「マニア心」の人だからなあ。今は工事中の小田急本館と今は本館になった小田急ハルク(ややこしい)を繋ぐ地下にムチャクチャ並んでた公衆電話群が映る。あの今は亡き公衆電話群が30年前かあ。何一つ変わってない都庁の堅朗性も褒めたい。流石丹波哲郎もとい丹下段平もとい丹下健三。丹下健三が腹巻地下足袋姿で都庁を建てながら「お前は俺の明日だ。明日なんだよお」と絶叫してたらちょっといいな。「明日の為にその1 左に林立する第一本庁舎は第二本庁舎と半ば絡まるようにしながら空に駆け上る龍の様に独立した一本のタワーとして建つべし、建つべし、建つべし」。東京都庁のコスプレをした丹下健三が、あの頃の森村あすかをバックから犯すという絵を追加で入れてほしい。そんな怒られるようなこと書くなよ、俺。
森村あすかが催眠術を使い、気弱な少年をスイッチ一つで野獣に変える。森村あすかは人生的に行き詰っているが、それには目を背けていて、少年とその狂信的な母親と疑似家庭を作って暮らしている。狂信的な母親にとっての森村あすかは崇拝すべき父のような存在だ。なので風呂場で女として奉仕したりする。この三人の関係は閉じてはいるがバランスが取れている。ただ、森村あすかにビジョンがなく、生理での苛立ちを外に向けて放出するようになると、このユニットは社会を理由もなく攻撃するようになる。カルト宗教の萌芽ってこんな感じかもしれない。みたいな一面は面白く見れるのだが、物語的には流れるべきところに流れ着いてしまい、驚きや捻りがないので、なるほど、これは前回寝てしまった訳だ。
狂信的な母親の伊藤清美の目が本気でラリラリしてる感じで怖い。
公衆電話でアッシーを呼ぶタカビー女に水鳥川彩。前髪がツンツン突っ立っててジュリアナっぽい。公衆電話林立してる事からもまだみんな携帯を持っていない。フジテレビの女子アナがどんどんバラエティーに人身御供に出されていった辺りの時代。そういう勘違い女が催眠術で犬にされ、檻で飼われるのはすっとする。映画終わるまで何日間もずっと犬のままで、催眠が解除されずに終わるのもイヤな意味で夢がある。


◆『恥ずかしい健診 興奮のOL』
五つ星評価で【★★★主演の女の子の京言葉が良い】
西野美緒 主演 森山美麗 久須美欽一 栗原良出演。
浜野佐知監督、山崎邦紀脚本 1993年のピンク映画、初見。
女性器内にある突起Yスポットにより、絶頂に達すると未来予知をする女性の話。
脇役の斉藤桃花は明日の天気が、主役の西野美緒は近くセックスする相手の顔が浮かぶ。
明日の天気はそこそこ役に立たなくもないが、近くセックスする相手の顔が浮かぶというのは、映画内で彼女が言ってた通り「何の役にも立たない」まさにその通り過ぎて笑ってしまった。彼女はセックスする相手の顔が浮かんでしまう事により、「お嫁さん」への憧れみたいなのを持てなくなるのだ。京言葉も惹かれるが、こういう成人映画にいないような「純」なメンタリティーが良い。流石、成人映画の堅物・山崎邦紀。
日本人の標本としてこの人が取り上げられたらイヤだなあという久須美欽一が医者。夢の中、黒バックで煙を纏いながら現れるターミメイターのような久須美欽一は今までに見た事がないビジュアルだったのでおもろかった。
あと疲れた西城秀樹みたいな外観の栗原良が「これはビジネスになるかもしれない」と相手を紹介してもらってセックスをするのだが、どこがどうビジネスになるのか全く分からない。失敗してめでたしめでたし。と言うか、単に失敗して「ほわわわわ~ん」みたいな音落ちで落とすってのは心臓強いというか、どうでもいいだろうと言おうか。
看護婦役の森山美麗さん、顔立ちがきついが痩せてて、足が綺麗。白のストッキングが細い細い。
とってつけたようなハッピーエンドで映画は終わるが、この映画の西野美緒さんには幸せになってもらいたいです。


◆『新宿ラブホテル 週末㊙天国』
五つ星評価で【★★おしゃまんべ】
森尾歩衣主演
遠藤三郎監督、佐藤道雄脚本。1973年のロマンポルノ。初見。
ラブホテルの一室モンローの部屋で行われる数組のドタバタセックス映画。
ラブホテルの部屋の中で飼われている鮒の声を充てているのが由利徹。名調子。
50年前かあ。古い。古い。昭和がぷんぷん漂ってくる。
老人作家がラブホでデリヘルみたいな事を若い女子相手にするのだが、どうしても勃起しない。そこで老人作家はカツラをかぶり女子には軍服を着せ、若い時の体験を追体験しようとする。呼びつけられた少年兵は将校によって慰み者にされており、それを契機に作家は普通のセックスが出来なくなってしまったのだ。彼にとっての戦争はまだ終わっていない。『ゴジラ-1.0』も戦争の傷跡の映画だったが、こんなところにも戦争の傷跡があってビックリした。にしても神木君は戦争を乗り越えられそうだったが、この老人作家は乗り越えられそうにない。ゴジラ以上に手強いという事か。


【銭】
一般入場料金は1800円だが、劇場に無料で置いてあるスタンプカード割引で1500円。
▼作品の概要はこの辺り見てください(シネロマン池袋さんブログのリンク先をそのまま展開)。
黒タイツの制服 内緒の蕾@新日本映像
恥ずかしい健診 興奮のOL@新日本映像
新宿ラブホテル 週末㊙天国@日活
▼関連記事。
黒タイツの制服 内緒の蕾(1回目)@死屍累々・第二章

『駒田蒸留所へようこそ』ユナイテッドシネマ豊洲3

◆『駒田蒸留所へようこそ』ユナイテッドシネマ豊洲3

▲「貴様も軍人なら歯を食いしばれ」

五つ星評価で【★★あまりみんな仕事してるように見えなかった】
『コマンダー蒸留所へようこそ』と言うからぶらっと立ち寄ったアル中の傭兵がウィスキーに魅せられて大手酒造と暗闘するような映画かと思ったが、そうではなかった。そらあ、まあ、そうではないだろう。
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』『白い砂のアクアトープ』などを作ったP.A.WORKSによるお仕事シリーズの一編、らしいが『SHIROBAKO』を齧った事があるくらいで、諸作品の出来は分からない。洋酒酒造駒田蒸留所の三代目社長・駒田琉生はニュースサイトに体験記事を載せるという事で高橋幸太郎というウィスキーの知識ゼロの記者を会社に迎える。で、このうっかり八兵衛の高橋元太郎と一字違いの高橋幸太郎がうっかり失敗を繰り返しながらもウィスキー業界を盛り上げていくという話でもなく、この「駒田蒸留所」という会社が呪われているかのように悪い事が立て続けに起きるのである。
東日本大震災による施設倒壊から原酒作成断念。
跡継ぎ社長候補の家出。
二代目社長の過労死。
クラウドファンディングにより新造した工場施設のボヤ火災による倒壊。
踏んだり蹴ったりで、これで社員を一人もクビにせず、新規事業に打ち込むとか、経営的に「おまそらいかん」な一手を打つのだが、「ともかくみんな頑張りました」で好転してしまう。そんなん潰れてしまった幾多の会社が「ともかくみんな頑張りました」なのだから、上手くいく根拠がない。で、新人記者を迎えて一つ一つウィスキーの事を知ってもらうと言っていたのに、見終わってウィスキーの事を何も知らないで帰路に着いた私は全然ダメな奴か、それとも映画がダメなのか。そもそもウィスキーが他の酒と何が違うかもよく分からん。工程的に延々とテイスティングしかしてないのに、あの社員の数はいらなかろう。経営あかんのはそういう所だろう。そして、オヤジが死んで、オフクロが経理で、兄貴が飛び出してしまい、本来、別の夢を追う予定だった娘が会社の後を継ぐというのは朝ドラ『舞いあがれ!』まんまみたいな設定なのだが、それでいいのか?
テイスティングをBL絵で表すと言うのは面白いけど、可能なんだろうか? 実体験に基づかない(BLだから女子の彼女には基づけないでしょう)イメージだけを基にテイスティングするって無理があると思う。人の悩みなどをリアルに等身大に描くのにはアニメよりは実写が向いていると思う。アニメ的なデフォルメが愉快だったのは、このテイスティングのビジュアル化くらいじゃなかろうか。


【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーポイント2ポイントを使った割引で1000円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
駒田蒸留所へようこそ@映画.com

『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』トーホーシネマズ日本橋4

◆『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』トーホーシネマズ日本橋4

▲主人公のいない宣材。

五つ星評価で【★★★★うむ】
継続学園 対 大洗女子学園後半戦。
ツイッターでの最初の感想(↓)

極めて適当で不遜なファンなので、誰が誰だか、どの機体がどっちだかも察知できなかったりするのだけど、とは言え面白いのは凄い。実際に試合をやったら参加者の半分くらい死ぬだろう。よかよか嘘じゃきに。

そうね。これ以外、特に言う事もない。そしてまた、ヒバークでもするかのように次の話を待つしかない。
あっ、継続高校はフィンランドモチーフらしいのだけど、あのポロロロロロンという辺りはよく分からなかった。リーゼントはレニングラード・カウボーイズなんだろうか?


【銭】
番組特別価格1600円(1話2話は1200円、3話は1500円)つーか、劇場不況でこれくらい取らないと採算合わないという事かもしれない。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ガールズ&パンツァー 最終章 第4話@映画.com
▼関連記事。
ガールズ&パンツァー 関連記事リンク@死屍累々映画日記・第二章

ガールズ&パンツァー関連記事リンク▼

▼関連記事(ガルパン関係)。
①・ガールズ&パンツァーこれが本当のアンツィオ戦です@死屍累々映画日記・第二章ガルパンはいいぞ。
②・ガールズ&パンツァー劇場版@死屍累々映画日記・第二章ガルパンはいいぞ。
③・ガールズ&パンツァー 最終章 第1話@死屍累々映画日記・第二章ガルパンはいいぞ。
④・ガールズ&パンツァー 最終章 第2話@死屍累々映画日記・第二章ガルパンはいいぞ。
⑤・ガールズ&パンツァー 最終章 第3話@死屍累々映画日記・第二章ガルパンはいいぞ。
⑥・ガールズ&パンツァー 最終章 第4話@死屍累々映画日記・第二章ガルパンはいいぞ。

※「ガルパンはいいぞ。」ってちょっと「バルンガはいいぞ。」っぽい。

『火の鳥 エデンの花』『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』イオンシネマシアタス調布11,8

同日鑑賞2本を同時レビュー。

◆『火の鳥 エデンの花』イオンシネマシアタス調布11

▲ふぁーあーあーあー。

五つ星評価で【★★それぞれが何をしたいのか】
原作の「火の鳥 望郷編」は雑誌マンガ少年でリアルタイムに読んで何だか、「火の鳥」の一片としては力不足だよなあという印象。神様・手塚治虫だから単行本化された時に大量の加筆があったみたいな話もありえなくはないが。なんか「火の鳥」キャラによる「大甲子園」みたいで、それ以上の感慨がないのは私自身に「望郷」という感情がないからかもしれない。
絵柄が純粋な手塚治虫のものではなく、ちょっとアレンジした形に変わっている。これが失敗なのではないかと思う。キャラクターはリアル方向に調整され、手塚マンガのような一目でキャラクターの感情が分かる状態ではなくなった(コムだけはそうではない)。「望郷編」とのもっとも大きな違いはロミとカインがセックスをしない点だと思うが、「エデンの花」でもロミはカインとセックスをする気持ちがあった。コールドスリープした理由はそこにあるとしか言えない。何故? 母と息子のままで生きていってはいけないのか? エデンを繁栄させる事がそんなに必要か? そこが伝わってこなかった。うろ覚えだが「望郷編」では逃げ帰るという選択肢が宇宙船故障で出来ず、ロミの連れ合いのジョージの意思を継ぐという意味合いがあったのだと思う。「エデンの花」はその辺、曖昧だ。「望郷編」のロミは手塚治虫マンガの美少女顔なので奔放で感情的、「エデンの花」のロミは宮沢りえが声を充ててる事からもとても冷静な行動家のように見える。ちょっとやってしまう事がチグハグに思える。これが「望郷編」のマンガ顔のロミなら、考えなしに感情的でやってしまうのが分からなくもないのだが。
ロミを助けながらも最後には追い詰める牧村も冷静なキャラクターだが、「望郷編」ではもっと苦渋の判断に悩んでいたと思う。
宇宙商人のズダーバンもやる事は同じだが、「望郷編」の彼のモラルのなさは彼がくりくりネズミの容貌を持っている事から、イヤな部分ではあるが共感してしまえる。「エデンの花」のズダーバンは単にイヤな奴がひどい事をして、その報いを受けて死んでいく(ように見える)。
手塚治虫のマンガ絵というのは、現実の人間と違って非常に共感度が高い。
ロミも牧村もズダーバンもみな、それなりに突拍子のない行動を取るのだが、マンガ絵のキャラクターに感情移入させつつ、物語の中でちゃんとキャラクターの感情を独白させたりして、何でそんな事をやったのか分からないという事はない。そこが「エデンの花」との違いだと思う。「エデンの花」は決められた物語があり、それに合わせてキャラクター達が自分の感情はともかくとして、そこに向かって行動しているように見える。
コムは「望郷編」でも「エデンの花」でも、そう違わない。だから可愛い。


◆『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』イオンシネマシアタス調布8

▲(*´Д`)ハァハァ

五つ星評価で【★★★ちゃんとしてる】
子供たちを泣かすんだよね。
冒頭、レギュラーすみっコそれぞれの説明が本編内につく親切構造。こういうの大切で大事。
ナレーターが本上まなみ一人になってしまったが、「ああ一人になってしまったんだなあ」とは思うものの、直接の問題点はなし。ただ、井ノ原快彦のナレーションが加わっていたら、それはそれできっとよかったであろう事を考えると残念ではある。
決して100%幸せでないすみっコ達が人の幸せの為に努力するという構造はじんわり心を温かくする。

本物のペンギンさんが再登場するまでの時間が長い。そのまま出て来なくなる事もないとは思っていたが。

パフュームの主題歌、タピオカのキャラクターがパフュームの振り付けで踊るカットがパフュームのMVにはあるらしい。当然、それがエンドロールに付くと思っていたので、それがなかったのは残念だった。


【銭】
イオンシネマは55歳からシニア扱いで各1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
火の鳥 エデンの花@映画.com
映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ@映画.com

『ゴジラ−1.0』ユナイテッドシネマ豊洲10

◆『ゴジラ−1.0』ユナイテッドシネマ豊洲10

▲移動する絶望。

五つ星評価で【★★★★★満腹】
どこからどう見ても橋爪功だったのだがって、開口一番それかよ俺。エンドロールにキャスト表示はなし。ひょっとしたらCGだったりして。そこに存在しないものより過去にあったものを再現する方が困難と『ALWAYS 三丁目の夕日』の時に評論家筋からさんざん言われていたので、あれがフルCGでゼロから作り上げた橋爪功だったら、今回のVFX予算の半分くらい使っているかもしれない。いや、それなら本物呼べよ。あの橋爪功に関しては一瞬しか登場しなかった。いや、逆に考えたら一瞬しか認知できないほど高速で移動が出来るという事ではないか。であるなら、浜辺美波の銀座での惨劇で不死身である事に対しての言い訳も成り立つ。超高速橋爪功が頑張ってくれたのであろう。G細胞が頑張った説もあるが、母がビオランテになるような惨劇を私は好まない。監督の山崎貴はもう一本ゴジラ映画を作りたいと希望しているらしい。次は超復元ゴジラと超高速橋爪功の対決だ(嘘)。
そして、いやあ、面白かった。あの徹底した都市破壊に痺れる。
ゴジラが神木隆之介にとって戦争の亡霊であり、罪過の象徴であるのと同じく、生息地と離れた場所に縄張りを主張する狂った個体のような生物学的アプローチを両論併記していたのもよかった。ゴジラが人を捕食するなら、巨体になってしまった肉体を維持するために人の密集する東京に現れるのは筋があっている。
実は撮影は今回のマイナスゴジラの方が先らしいのだが朝ドラマの『らんまん』で、理想の夫婦を演じた後に公開というドンピシャのタイミングに「とても持っている」運気を作品に感じる。神木隆之介は終戦後、自らの甲斐性なしもあり、全てを奪われる。仲間は彼が自ら放棄したし、彼が子供として頼りにする親は戦争で殺されており、帰ってきた地元には彼を糾弾する者しかいない。彼自身が戦災孤児のような身の上である中、同様の身柄である浜辺美波と、血の繋がらない連れ子と出会う事により、家族を再構築していく。彼は子供から傷を負った大人になったのだ。大人になった彼は子供の為に犠牲になって死のうとするが、大人が子供の為に死ぬという美談を映画は許さない。「生きて、抗え。」というコピーの通り。仮にゴジラを討伐できず地べたに這いつくばってバタバタ生きる事の無様さを経験する事になっても、家族の為には「生きて、抗え。」というのが今回のテーマだろう。物凄くキツいダメ出しをする隣家の安藤サクラ。その安藤サクラのアナザー・ワールド『まんぷく』の連れ添いは長谷川博己であり、戦後を根菜断裁機で生き抜き、『シン・ゴジラ』で、仲間とともにゴジラを仕留めた男である。彼のいない世界の安藤サクラは「武士の娘の娘」らしく、誇りをもって生きるしかない。もうただそれだけ。自分を崩さないだけに生きている。その生活の中、おままごとのような事をしている神木隆之介はイライラする存在だろう。リアルな話の片付け方としては神木隆之介と安藤サクラが結婚すると言うのが現実感たっぷりなのだが、嘘でもそうしなかった事が、「嘘の集大成である映画」であるので、よかった。あとは瀬田宗次郎(神木隆之介)と相良左之助(青木崇高)がいるのだから、緋村剣心(佐藤健)を連れてきて剣を与えたらゴジラに勝てるかもしれない。「奴が再生するというなら、再生より速いスピードで切り刻めばいいだけでござるよ」とかね。
佐々木蔵之介がいい兄貴分で、山田裕貴がいい弟分で、吉岡秀隆が『ウルトラQ』の江川宇礼雄ポジションなのも面白かった。爺ちゃんというほど爺ちゃんじゃないけど、傍から見てて確かにマッド・サイエンティスト的な変な人に見える。この文系的な人は軍国統制下ではとても生きづらかったに違いない。
あと、何気にアメリカや日本政府などが手を出さない腫物扱いの案件を民間がやらざるをえないにしても、やってやると徐々に自らを鼓舞していく心強さに胸を打たれた。いいのいいの美談は大好きだ。きっと私は主人公が玉砕したとしても涙を流しながら許したであろう。

ああ、浜辺美波この映画の中では処女なんだろうなあ。

戦後のフィルムに着色したようなカラーがずっと続く。カラリストさんもいい仕事をした。

ここぞという時にかかる燃える伊福部メロディー。モスラのインファントの歌舞とキンゴジのコング島の歌舞のミクスチャーにすっかりやられる。現地人の骨太なハーモニーと太鼓は、そもそものゴジラと異質であっても、異質を乗り越えて今回のゴジラにふさわしくも思えてしまう。自分の心の適当さ加減にビックリだ。それも又良し。

「どくんどくん」はいらない。あれは蛇足。


【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーポイント2ポイントを使った割引で1000円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ゴジラ−1.0@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
ゴジラ−1.0@ノラネコの呑んで観るシルマ

『ヤマドンガ』新宿ピカデリー6

◆『ヤマドンガ』新宿ピカデリー6

▲左がインドの閻魔大王、右が主人公の偽閻魔。

五つ星評価で【★★★。変さがとてつもない】
とっても変な映画。町のチンピラと閻魔大王が大ゲンカする。そら無理筋だろう。
とは言え、そこは蠅に生まれ変わった主人公が人間の悪漢と戦う映画を撮ったS.S.ラージャマウリだ。屁でもない(屁でなくて実だったらイヤじゃん)。見てて眩暈を覚えながらも面白い話に仕上げた。ちなみに、運命の少女と出会った瞬間から「ドンガ(盗賊)」が抜けず、映画の最後まで「ドンガ(盗賊)」のままだった主役の共感度は低い。かと言って、その主役に命をかけて愛されるヒロインが凄く美人かと言うと、そんなでもない。恋の邪魔をする守銭奴の強欲女の方が個人的には好き。ビッチ好きなんやな、俺。
さて、麻雀マンガの『アカギ』を御存知だろうか? 『カイジ』の作者らしく、勝利に負けたら金額分、血を抜かれるとか外道な麻雀が延々と続く。そのアカギに立ちはだかる雀士ワシズ。このワシズが血を抜かれたショックで地獄をさまよい、閻魔大王に地獄の民をまとめて革命を起こすエピソードがある。「ヤマドンガ、アカギかよ!」(*´Д`)ハァハァ前置き長かった。麻雀漫画なのに分量3冊分使って地獄の話で脇道にずれる『アカギ』もおかしいが、それと似たような話を真面目に人間様が演じる『ヤマドンガ』も輪をかけておかしい。ちなみに「ヤマ」は「閻魔」の意味。

真の閻魔も偽物の閻魔もかっこ悪いし性格も良くない。なんつか大丈夫かインド。


【銭】
ピカデリー前回有料入場割引1400円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ヤマドンガ@映画.com

『映画プリキュアオールスターズF』イオンシネマシアタス調布8

◆『映画プリキュアオールスターズF』イオンシネマシアタス調布8

▲キュアブラツクのこれでもかな男走りに萌える。

五つ星評価で【★★★★時間合わせに見たら面白かった】
そもそも浅く広く精神で見ていてTVのプリキュアは通して見た事もない。劇場版もたまに摘まみ食いする感覚で、必ず見に行ってたりはしない。でも、面白かった。
基本、「オールスターズ」と銘打ってるのでご苦労な事に全プリキュアが出るのだが、出番を均等に割り振ると一人一分貰えないので、比重が重いキャラと軽いキャラがいる。それは全然OK。むしろそうじゃないと成り立たない。いやしかし、「男の子プリキュア」がいると言うのはツイッターで聞いていたが、人魚プリキュア、宇宙人プリキュアみたいなのがいるとは思わなかった。タイトルに付いてる「F」って何だ? 「Furious(激怒)」とかか? この映画で初お目見えになるプリキュアが「Furious(激怒)」と言えば「Furious(激怒)」だ。

さて、今回の「映画プリキュア」の敵は『ドラゴンボール』の孫悟空みたいなメンタルの奴。
「おっす、みんな、おら悟空。今度の相手はぷりくあとかいう奴でメチャクチャ強いらしいぞ。おらあ、ちょっとワクワクして来たぞ」的。この「戦い」こそが人生の全てである相手に、「戦い」以外の概念を教え込まなければいけない。その為には逆説的ではあるが、相手に勝つことだ。相手強い。伊達に悟空じゃない(映画内では孫悟空全く無関係です)。

相手の強さに臆さず、巨象に挑む黒蟻の群れのようなプリキュア。うむ。この弱さと強さのバランスと「勝ちゃあいいのよ。勝ちゃあ。数で圧倒するのも正義に他ならない」という危ない感じと切ない感じの同居が美しいわ。そして、敵に組するマスコットキャラクターの心の闇に泣く。これはなかなか『シザーハンズ』。みんな頑張れ。あ、でも、子供に配られるミラクル・ライトは映画館ではたいへん邪魔なので、そこは頑張らないでくれてもいい。


【銭】
イオンシネマは55歳からシニア扱いで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
映画プリキュアオールスターズF@映画.com

『ドミノ』新宿ピカデリー1,『SISU シス 不死身の男』トーホーシネマズ新宿11

同日鑑賞2本をまとめてレビュー。

◆『ドミノ』新宿ピカデリー1

▲よれよれ父ちゃんが板につく悩めるバットマン。

五つ星評価で【★★★まあまあ】
『ドミノ』って邦画タイトルだけど、内容にも即していてこっちの方が原題より本当のタイトルっぽい。原題の『HYPNOTIC』は、まあ、訳してみるとそのまんまみたいなタイトルで、ネタバレっぽくもあり、興醒めする(あえて訳さない)。しかし、映画内でウィリアム・フィクトナーが使うこの能力がある意味、限界がないのが脚本構成上の問題なのだと思う。普通は能力封じの方法を考える。あれだな、能力封じの方法としてもっともやってはいけないのが『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で炭治郎の幻を見せられている事が分かったら、自分の頸動脈を斬るという奴だな。そこで映画、終わってしまう。ただ、能力の弱点がはっきりしないのは問題で、映画製作者側が勝たせたい奴を勝たせる事が縛りなく出来てしまう。それは映画の話法としてつまらないだろう。

ベン・アフレック。日本読みで「便、溢れ尽く」うわあ、そんなこと思いつくなよ俺。
ベンが主役の映画なら大丈夫、みたいな実績がある。星がきらめくようなスターじゃないけど実直に生きてきた地味な男の顔で、男はそういう男が好き。一応言っておくがホモではない。

町のセットが簡素かつ明解なのが楽しい。つまり、あれ、集団で3Dゴーグル掛けてふらふらしてるような映画な訳だ。幻を見せられているAパートはゴージャス、現実を見せられているBパートはしょぼい。Aパートをワイプで抜いたBパートの映画があったらちょっと見たい。舞台裏が張り子状態なのが押井守の『紅い眼鏡』まんまだった。偽装されている世界の方が立派というのは『サロゲート』の社交はロボット、本体は引きこもり。だからロボットは髪ふさふさだけど、ブルース・ウィリスは禿げと言うのにも通じる。そうするとAパートはベン・アフレックだが、Bパートはジミー土田という配役もありかもしれない。Bパートの奥さんはあき竹城だったりしそうだ。5分くらいしか見たくないなBパート。逆に実は本当はラジニカーントが主役のCパートがあったら、それが一番面白いかもしれん。ひと押しで〈世界〉は崩れだす。というコピーもひと押しで〈世界〉は踊りだす。に変更だ。

いやまあ、決して嫌いじゃないけど、昔からある映画のアイデアにしては新しい工夫がなく、とりあえずCGいっぱい使いましたって言うのはロバート・ロドリゲスとしてはそれでいいの? 映画の最後に回り続けるコマとか出せと思ったけど、それも他の映画のネタだ。

悪の組織の赤いブレザーがケイン・コスギのセンチュリー21味が高かった。

娘を探そうとするベン・アフレックが『search サーチ』みたいに、インターネットだけで、娘を探そうとしたらウィリアム・フィクトナーも困ったことだろう。

ドミノピザはベン・アフレックにピザを食わせて「現実も忘れる味」とか言わせればよかったのに。


◆『SISU シス 不死身の男』トーホーシネマズ新宿11

▲燃える構図。

五つ星評価で【★★★理屈がない暴力だけの映画。でもまあ、それでよし】
「SISU」という言葉は翻訳不能らしい。おそらく「不撓不屈」に近そうだとは思っているが、それ以上にきっと近いと思わせる言葉がある。「大和魂」。翻訳できなかろう。その一点しか似てない可能性もある。炸裂する「フィンランド魂」と理想の第三帝国を築かんとする「ナチス魂」がぶつかり合う。生命力強そうな「フィンランド女魂」も燃える。と言うか「魂」を付けると薄いものが濃くなるようで良いなあ。

ただただダイ・ハード(くたばらない奴)と言う主人公は地味で良い。汚れまくったからお国フィンランドなので、サウナに入って汗を流してほしい。

「ウエスタン」に対して「マカロニウエスタン」という加工があるなら、これは「戦争映画」を加工した「マカロニ戦争映画」であろう。


【銭】
ドミノ:ピカデリー前回有料入場割引1400円。
SISU シス 不死身の男:トーホーシネマズが突発的にメンバーズデーを設けていて1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ドミノ@映画.com
SISU シス 不死身の男@映画.com

『おまえの罪を自白しろ』ユナイテッドシネマ豊洲11

◆『おまえの罪を自白しろ』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲このスチールにしか載ってない誘拐される女の子がかわいい。

五つ星評価で【★★★どん底一家の三人芝居が常軌を逸していて大好き。残りはB'zが全部浚っていった】
国会議員、県会議員、市会議員がいる家って凄い。が、血が違いすぎるのか、親父、堤真一、長男、中島歩、次男、中島健人、末っ子、池田エライザ、エライザの婿、浅利陽介という関係性が最初から全く掴めなかった。中島歩と中島健人は同じ「中島の血」が作用していないようで、あまりも骨格が違いすぎて兄弟に見えない。ドズル・ザビとガルマ・ザビみたい。堤真一と中島健人もデキン・ソト・ザビとガルマ・ザビのように似てないので、堤真一の家に一人息子の浅利陽介がいて(こっちがガルマか)、池田エライザが嫁入りに来て、その関係で兄の中島健人が議員の手伝いをしてるのかと思った(こっちがシャアとセイラ)。全然違った。つまり、外からやってきたシャアとセイラみたいな兄妹が今井姓なのだ。いや、今井の罪を自白しろなという映画でしょ。変なこと考えてるうちに話に乗り遅れてしまった。これだから爺はいかん。
好きな役者だが中島歩と浅利陽介は切ってもいいし、中島健人と池田エライザを夫婦にしてしまった方が構図がシンプルになってよかったかと思う。中島健人はあまり切れ者に見えず、ふと気づくとあれよあれよで事件が解決してしまった。真犯人が再び、現場に現れるかどうかはどんなに緻密に罠を仕掛けてもギャンブルであり、そんな賭博気質の男に国政を任せてはいかん。で、真犯人のいかれた演技はそこだけ映画のトーンが違うけど大好き。あの階段落ちなんて、長くはないが、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の階段落ちより、バリバリ痛さを感じるいい階段落ちだった。

堤真一がもともと初代の政治家(親は総菜屋)なのに、あれだけの地位に付けたというのは、アキラ100%のお盆芸がいろいろな政治家とのお座敷接待で爆裂したからに他ならない。じゃないなら「大橋彰(役者の時の芸名)」でエンドロールに記載されるのが妥当。やはり、作った味噌汁を全裸にお盆で運んでこそ「アキラ100%」じゃないだろうか(より、みんなで頑張りましょうという心情が伝わる)。

だがまあ、エンドロールにB'zが掛かったら、映画よりエンディングの方が勝って、勝ち逃げ状態。Sexy Zoneに「おまえの罪を自白しろ音頭」とか歌わせた方が良かったかもしれない。


【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーポイント2ポイントを使った割引で1000円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
おまえの罪を自白しろ@映画.com
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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